【第4話】会場探し⑴
「あーもしもし? 実は会場の予約がしたくて……」
あーだめだめー。デスゲームなんてこんな所でやったら商売あがったりだよ! ガチャ
あい? いたずら電話かい?
デスゲーム…
それは命を懸けた真剣勝負
勝者には富を、敗者には死を……
我々はエンダーズ。
デスゲームの管理者だ。
私は今出資者から5億円を頂き、ゲームの会場を探しているところだ。
今回は体を動かす体力戦のため広い会場を抑える必要がある。
しかし!!●●アリーナとか●●ライブハウス等の大きな場所は足が残りやすいため、できるだけ山奥で田舎の会場を探している。
「え! 体育館開いているんですか!」
「はい!午後1時から午後4時までなら利用可能ですよ!」
「あの、できれば午前中からとかで開いている日にちとかは……」
すみません、レンタルスペース土日は予約で埋まっていて……一日まるまる貸し切りはできません。
ガチャ
はぁああ
電話を切りため息をつく。
「はあ。場所がなかなかきまらないなー」
プルルルル
プルルルル
「あ、やばい。部長からの内線だ……」
また怒られる……そっと電話を耳に当てる。
「お、お疲れ様です……」
「会場はもう決まったか?」
「い、いえ……」
「お前、ゲームは3週間後なんだぞ。場所が決まらないってどういうことだ!」
「す、すみません……」
「デスゲームの会場は足がつかないように2度は使えない。早く探さないと出資してもらったお金に迷惑料も払うことになるんだからうちは大赤字だ!いいのか?」
「いえ、そんなことは……」
「じゃあちゃんとやれよ!!もし明日までに見つからなかったら……な?」
「が、がんばります。部長!」
「じゃあ電話なんてしている場合じゃないだろ!さっさと切れ!」
「はい!」
がちゃ
はぁああ
再び電話を切りため息をつく。
まったくあのくそ部長、電話をかけてきたのはお前じゃないかあああ。
デスゲームは出資者と信頼関係で成り立っている。
出資者から多額の金額を支援してもらう代わりにこちらは、デスゲームを遂行する必要がある。もし遅れてしまう場合は1,5倍の金額を返す必要がある。会社に大損害を与えてしまう。もちろんこれは連帯責任でうちの部の社員は全員退職金10%で早期退職させられてしまう。さらに損害賠償を一人10万円ずつ払う必要があるため、かなり困ったことになる。
なんとか、なんとか会場を見つけないと!!!
「げ、ゲームマスター!会場を見つけました!」
「な、なんだって!!!」
「これ、見てください! すごく広い敷地です!!」
「こ……これは……!!!」
新入社員の見つけた会場をみて僕は目を丸くした。
「悪くない。しかしなあ。雨が降らなければいいんだが……」