剣聖王達、実力を超えて行く
そして一方スバルは。「スバルは出来ることと出来ないことがはっきりしている人」と誰かが言った。「スバルはめっぽう戦闘に秀でているのになぜかリーダーではない。」とそれも誰かが言った。「スバルには適性がないそれはもうめっぽうなかった」彼はそれを自覚していただが「彼は魔剣を使いこなすことはないのだ何故ならエヴァクの仲間で聖力に適性が高いから」彼も自覚しているしかし…「彼にはどちら付かずの方がお似合いなのかもしれない。それが」彼にとって…聖も魔も…近くも遠くもあったからだ。「よし!行くぞ!俺にかかるもの全部かかって来い!叩き落す!」彼は進む。頂に向けて。「では問おうそなたにとってパワードを習得したその先は?聖も魔も中途半端のお前に。何がこの先があるというのだと」「俺には属性ってのが似合わないのかもしれないだったら俺が目指すのはめっぽう明るいもんだ!薄暗いもんだ!何かよりも!今の手の中にあるすっげぇ沢山の力皆使えばかっこいい!そう思うんだ!」「ならばお前が進む道は永遠に無限大か?いいや違うだろう?最終的にたどり着くのはどっちかだ。さぁ答えろお前は聖か魔か!その覚悟なくしてこの試練進めると思うなよ!」「っ!!なら根限りの力を俺の武器に注ぐぜ!シュラバルバード!行くぞ!」「応兄者!見つめんが先超えて行く也!」「行くぞ!バーストスラッシュ!」「フフフ、効かんわ!ブレードラッシュ!」「ぐっ!!まるで現実のようだ…」「お前の夢なんてそんなものだ!さぁかかってこい」くそなんてひどすぎるんでしょうかそして「ぐふっ…あらゆる剣戟の連撃…あっぱれである…この能力…は…お前にふさわしい…ではな」そう言って消えていったなんだこれは「…俺は明日も勝つぞ!勝ち抜いて見せるぞ!」そしてスバルはスキルを手に入れた。その名も「連捷者?なんだ?確かに連捷者だが…」スキル連捷者。効果連捷した回数で攻撃力が大幅にアップ。持続効果率100連捷「まぁ帰るか。増えたし」そしてサイガだが…「お前は勇者ではない。誰もがお前を見て見ぬふりをする。何故ならお前などより強いものがいるからだ。諦めろそこの男よ」「そんなことは百も承知だ。だがこれから行く先に果てへといただけない汝であるなら四散する」「そんなことを言ってもお前は。今の時点で一流と呼ばれたことがあったか?」「っ!!俺はまだ若い。これから何とでもなるわ」「そういって現実から逃げているだけじゃないのか?ん?」「…さて果たしてどうだろうな?解るのか?」「…ふっ。これを観ろ。…これらは今までここに挑んできたやつらで失敗していった者たちだお前とどう違うと思う?」「ほう…ならば示してみよという事か?私に」「言っておくが現代に蔓延っている勇者は皆弱い。だから解れ。それしか言わん。…何よりお前がそれらと違う気がしないからな」「!?のやろう。俺をおちょくってんのか?」「悪いがね勇者どもにこんないい秘宝を渡そうなんて考えたくもないからねお前ら二人は負けてもらうよ?」「二人だと?」「わわ!落とし穴だ…ってサイガ君何してんのさ?」「俺は今から試練を」「そうそこの二人は僕ら二人が戦い勝たないと秘宝はプレゼントしてあげないからね?」「な、なんだとーーーー横暴だーーー早くわたせやこの野郎!!」何とも双子っぽく見える二人は彼らの行く手を阻んだしかし…「貴方達もしかして宝を盗むつもりで紛れ込んだ潜りってやつじゃないの?さっさとどいて私たちを目的の場所に行かせてよ!」「うーんそうじゃないんだけどねぇ…だってさぁ…今の時代勇気ある者っていうのが勇者で…いい加減実力が見えてないだけの者っていう名乗り要らないと思わない?」「?つまり何が言いたいの?私は早く実力ー精神が鍛えられれば良いんだけど」「そういう事ならさー君たち勇者なんだしー一発すごいのをやってよ」「そうそうー精神を鍛えまくってそりゃあすごいオーラを纏った…ってわかってるねぇ」「やったら我らの実力認め素直に秘宝とやらを渡すのか?」「お前には渡さないかもよ?お姉さんには渡す」「俺はどんなことがあっても不合格を出す。お前などに秘宝はふさわしくない。とっとと出てけ」しかし双子の兄はこうともいった「秘宝はふさわしくないがスキルならばくれてやる。とっとと失せろ」と。「ふむ…スキルを渡すなら許さない行為ではない。ならば受けよう。とっとと失せるために」「では開始だねドドンといい一発撃っちゃって!レーッツゴー」そして周囲に大きな的が現れたそれも2個。「ではどんなタイミングでもいいから一発撃っちゃって最強の一発!さぁ見物だね」そして二人は思う今までの自分たちを。勇者として「(勇者がどんな醜い扱いだろうが知ったこっちゃないね。こっちは若い時代から名家と轟かせてきた風鈴侍家だ。隣にいる旦那もそれにふさわしい家柄だ。どちらもそのしがらみがあった。だけど!)」「(トワも同じことを考えているだろう。勇者歴代の汚名。そして今後の勇者の時代に関しても…)」とある貴族たちが言う。今度の勇者もパッとしない。しかも勇者の名前に泥を塗る。そんな勇者もいたという。「あっちもこっちも勇者って、勇者しないよな。」「ああ。どこらかしこにでもいるわけでもないのにあいつらは勇ましさが可笑しすぎる。あれじゃあ闇の者だ」「いやいや闇の者の方がまともに働くやつもいるんじゃないか?例えば噂のヒーロー活動しているやつとか?」「あーいるいる。今の時代どこにでもあくどい真似をしているやつを退治して正義の理に則りのなんのって。ヒーローと勇者ってどう違うの?」「ハハハ、今や勇者って職業持ててるだけだっていうのによ。偉そうにしてもいいことないよな。俺らだって戦うんだし」「そうそう。いざとなったら死に物狂いになって手に入れた波動砲で一発ってなワハハ」そういう者もいた。「それでここだけの話だけなんだけどよ。知ってるか?」「勇者がらみの噂なら少しな。もう二家しかいないんだっけ?まともな勇者一家」「ご時世だからって2家って勇者は回収されてもいいんじゃないか?」「どうやってだよ。まぁ2家揃ってんなら話にはなるだろうがよ片方の勇者の特殊能力は?できれば詳しく」「どうやら筋力極重視系のかなりギリギリの武術型らしいぜ」「はぁ…これだから勇者は…できれば魔法と上手く連携できる勇者が片方であってほしいが」「片っぽは超パワーだと言ったが次の勇者は風系統の勇者なんだぜ?能力聞くか?」「いや今のでもう大丈夫大体魔法と連携するんだろ?風の勇者は期待だな」「ちなみに片っ方の武術型のやつなんだがよぉ城すらお隠し出来るらしいぞ?」「マジか。魔法系じゃないと言って油断も出来ないか。流石だな勇者」「他はあてにもならんだろうけどな。どうせ落ちぶれてしまっていて貴族ですらなさそうだし」「あ、そういえば名前は隠しているらしいが勇者で未だ貴族に名を連ねている双子いるらしいぞ?」「へぇ…じゃあ4人は期待だと思っておくか。さて行こうぜ」そしてその頃サイガとトワだが…「行くぞ!バニッシュザラスト!!」ドゴドゴーン!!!!「さて測定値は…ウォ…15億パワーボンテージ…さすがだね…」「サイガ君は?」「ドライブインフィニティソード!」ドドドドーン「ふむ…こちらは15億5千万パワーボンテージ…」「「なんだとーーー!!」」「「??二人とも大丈夫?です?」」「勇者の最高得点を二人ともこうも容易く…」「ま、まぁ鍛えているからね。何より内の隊長は2倍は出すよ?」「なれば30万??恐ろしきことだ」「ま、まぁサイガ君との相性悪いから戦闘に向きまくってるわけじゃないから…5部くらい?」「僕らその人の下で修業したいくらいなんだけど?」「ま、まぁ我に秘宝を渡すなら聞いてやらんでもいいぞ?」「斎賀殿実は…」詳しく話をすると…「秘宝じゃなくてスキルだけしかなかったらしいの?」「秘宝はよくわからないが何も」「よくわからないなら探せば?」「スキルを探ってみたんだが、勇者ならこのスキル覚えられるらしいぞ?そう書かれていた」「なら教えて」「おっす」「ドドドドドド」「うぉ、なんか入ってきた。そしてスキル」スキル勇者成長「なんだこれ。勇者成長?どういう効果だ?」勇者成長…魔導の芽吹きを開花させるたびに攻撃力をアップ…魔導スキルを開いていける「魔力を使いこなせっていう事だよね?がんばろ?」「お前ら他にも上げ方知ってるんじゃないのか?」「「うん?なぜバレたし?」」「やっぱこういうことだと思ったよ」そして一方、ユミルは「私ここに来ても何を精神修行しようかな…」「そうね…ユミルちゃんは可愛い私を育ててくれたし…これから先は精神の修行になるわね」「そんなことは知ってる。だから何をするのかなーって」「まぁこれからは…大丈夫。武器に情熱をもって接してれば。ユミルちゃんはそうやって伸びるんだから」「そうだけど…何かないかなーって…何も起きないし…」そうユミルには何も起きなかった。よほど心が澄んでいるのか。もしくはどんな力も手に入れてしまうほどに領域展開が行われているのか。だった「私…もう出てもいいのかな?もしくはこの先に出口があったり?」「ありえそうね。行ってみましょうか」「うん」「……あんな子の前では精神に付け入れないよ。だって…」そうこの洞窟は分かっていた。彼女の心はまっすぐだった。虚ろさがが一寸もないとても清清しいのだ。精神はこれ以上もなく「ユミルちゃんていうのか。僕もあんな女の子の前じゃあ踊ってしまうかもしれないな」ユミルの精神の攻撃を行う役は思った。この少女はそれを思わせるほど精神の抑制が必要なかったんだという事「そして君に与えるよ。ここをクリアした君にスキル愛を巡る者をー」愛を巡る者ーそれは愛したモノの数だけ対象となるスキルを増やせる。その単位は数である。(言葉とは言わない)そして一方龍だが。「おおおお行くぞおおおお!!ファイタースラッシュ!!」「まぁ合格だな。このスキルをやろう」「何々?最上級ファイターの跡を追う者…?」「なんとこのスキルを持つだけで攻撃力upだ!良いだろう?」「ま、まぁ良いのかな?」「では修練は終了だ。さっさと帰れ」「雑!これで終わりかよ…」そして一方シュラ。「さぁかかって来い!」修羅は問われていた。「お前に大空家は相応しくない。今すぐそのスキルを手から差し出せ」「…なんだと?俺はこのスキルがあるからあの人に導かれた!一生大切にしようと思ったスキルだぞ!それを差し出せるか!」修羅はそう心に決めていた。あの人を信じて「…一人では何もできまい…やれ」そう、一人であることが弱点のこのスキルを信じて「させるかよ!オーバーアクション!投影!!出現せよ我が分身!」そう言って修羅の周囲には一人人物が登場していた。「俺には連携攻撃しか取り柄がない!だからどんな時も全力を!出でよガンシューター!」連携攻撃…たまにパワーを集めた滅多打ち技術をシュラとその幻影は繰り出した。「オーバークリティカルフィスト!パーーンチ!!」「…!!!!」とんでもなく急所を狙った連続パンチの連携アタック。周囲を場面化しながら連携攻撃をためた初ヒットは想像を絶する一撃だった「見事」バゴゴゴゴゴ―ン!!「どうっすか??これで俺に大空家である資格がないなんて言わせないっすよ!誰もこのコンボ破れはしないっす!」「…それでは貴様にはこのスキルを渡そう」「何々…大空の調和…?」「使えばわかるしかしながら最後の効果を使いこなした大空家は初代のみだがな」「それって!」「話は以上だ。さっさと失せろ」バコン。「最後まで話させろーーーー」そして一方十六夜はというと…「貴方は良くできる子なのにどうしてそんなに大気魔法を育てないの?」「はぁ?まさか大気魔法が一番って思わないからですよ。私は出来る順番を決めているだけですよ?3番目くらいかな大気魔法は」「あらまぁ今から3番目ではかなり成長が遅れるのね?だったら…今試練でこちら側に来なくてもいいのよ?」「あぁん?それとこれは別だろうが早く精神を佳境にたどり着かなけりゃあ」「貴方の仲間のね?ユミルちゃんだったかしら?あの子はね?すっごいわよ試練なんてやらなくても合格出来ちゃった」「!?…なぜ今言ったんだ?挑発か?だったら私も試練なしにクリアさせてくれよ。むしろその領域だろう?」「あらあら?過剰評価?あなた自分のことは何もわからないわけでもないのにー。なんで試練官がいるのかわかる?あなたが未熟だからよ?」「ちぇ。だったら精神の領域をクリアするんでしょう?課題頂戴よ」「貴方は分かるはずよ?今の自分に足りて無い力っていうのをね。だから…探しなさい?それが精神の修練になるから」「…うーん。お姉さんそういう事か…わかった考えてみる。それじゃあうううううううううォォォォォォォォォォ」「うーん惜しいわねぇそれだけの大気魔法使い私だったらその部分でミスらないって思うんだけど…どうにも穴があるわよね?」「何?力不足?…うーん全力で大気魔法使ってるんだけどなぁ…どこか可笑しいの?」「そうね…しいて言えば可笑しいわね…」「ウウウウウウウウウウウ゛?」「お?お?」「ウ゛ォ゛ォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!」「やったわね!成し遂げたわよ!」「何をさ?」「この雄たけびからして狼化ね。珍しい!」「ま、まぁエヴァクより上の大気魔法とか言われているらしいし。そうなんですね…」「どこらへんかが狼のせ一室を受け継いでいるらしいわよ?しかも種類は銀狼!」「へ、へぇ…それじゃあまたどこかで」「貴方にスキル渡すまで待って」「あ、はい」「貴方に渡すのは…大気の道導ね。受け取って?」「どんな効果ですか?」「えーっとね大気魔法の覚えられる種類が増えるわよ!中々ないんだから!大切にね?」「攻撃力とか増えるかな…?」「増えるわ!今の狼化だけで1万パワーアップしたから」「マジですか?あっはぁミスってたなぁ」「それじゃあね?」次回へ続く