剣聖王、夏の課題を行うその一
「エヴァク君。キメラ使いの人はぶっちゃけいい人だったね」トワが言う「うん。まぁ動物愛護団体には通報しなくて済みそうだったね。良い人だったし。御飯もいい人だったし」「ごはん。おいしい人ではなかったと思うんだけどまぁ良いか。それで?遺跡行ったから次はどこに行くの?」「うーん次は祠だろうね…何の手掛かりなしかい?」「次の課題?…うん実はね…関係なかった遺跡だったから…」「そっか」そしてエヴァクは目的の祠を探そうとしたが…検索結果はゼロだった「全然見つからないね。流石大学課題。インターネットでは検索できないのかも」「えぇ!?エヴァク君の探索にかけてたのにぃ…マジで?どうしよう…」「仕方ないから京谷先生にでも聞こうかなこっちに来てるみたいだし」ピポパポプルルルルルルルルポン「もしもしエヴァク君かい?何か用?」「先生ちょっと質問なんですが祠ってどこにありますか?」「祠?まさか」「僕たちの過去に関係する龍の祠ですよ」「!?何だと!?…君その情報何処で?」「いや今まで僕らの教科書にもあんまり詳しい記述が出てこなかった過去の日本なんですがなんでか一部日本で大異変で行われた結果日本の生物たちが一度象物化したらしいですよね?その中に僕らが取り込まれたなんて紹介があったから…ね?」「それで竜の祠が出来ている場所を調べたら課題に関係してる内容が出てくるかな…と」「はい。そういう結論です」「だいぶ変化球だけど当たってるよ。それじゃあ第二の試練開幕だね龍の祠はね…」場所を教えてくれたなんと山の頂上付近が祠が立っているらしい「いざシュッパーツ!」トワが言う「しかし山でござるか…平地とかあるでござるかなぁ」秀が言う「しかしできれば海の近くとかだと嬉しかったなぁ…私海で遊びたい」マナが言う「とりあえず行くぞー」だが…エヴァク達が進んだ場所には山などはなかった。「あれ?山ないね。どうして?」「きっと平地と間違えたでござるよ」「そっかぁ…で?祠は?」「きっとあれだね。行ってみようか」「お、おうー」なんだかすんなり見つかった。しかし…「すいませーん祠観て行っていいですか?」「ダメですよ。見学者は立ち入りを許していません。どうぞお帰りを」「えぇーここまで来てなんで…」「ただし、おかえりする前にカードゲームを遊んでいく事は出来ます。どうしますか?」「え?カードゲーム?じゃあしていきます」「ではお上がりください」そしてエヴァク達は祠ではなくお茶の間に移動された!何故か!「では龍の祠カードゲームを行いますね広げるのでお待ちを」「あ、はい…」説明しておこう龍の祠カードゲームとはとある歴史に則って順番の通りに読み上げた内容を取っていく何ともシンプルなカードゲームである「では皆さんが今周りに並べられたランダムなカードで競っていただきます。最初は簡単なルールで1と読みますから周りの皆さんは1の札を取りに走ってくださいそして次のルールとしては番号の札に内容を書かれているものを知っていただきます。2番と言われるカードから後はランダムになります。では始め一!」「取った!」トワが取った。「えーと何々…第一の象物化は人間であり我ら龍はその人類の3分の1の土地の2分の1に属する。日本で言えば東日本に所属している…だって」「内容がわかりましたか?では2番目」「取った!」カエデちゃんだった「えーっと…二番は、日本の第3の土地東日本は、半分の生命体は精霊である。そして次なる話はどうしてそのような現状になったか書かれている…だって」「じゃあ三番目行きましょうよ」「では三番」「取った」エヴァクが取った「では三番だけど…」「ゴクリ…」「これで課題がクリアできる…」「ふううう……行くぞ……この世界の人間族がとても頑強に育ってくれていたので魔法や聖法が使えるそんな人類にしちゃった。まぁ一部族種からは人間扱いされないんだけどね?…だって」「これが正解?」「なんだかあっけないでござるな…」「あなたたちもしかして学生さん?」「?そうですけど?ここには我らが龍の人として生まれるようになったかを調べにやってきたんですけど?」「あぁ…そういう事ね…もしかして課題ってのが目的なの?」「まさにそうですが…もしかして同学の者だったのですか?いやはや失礼したでござる」「いえお構いなく。それで?内容は…4番見て」「四!」「またエヴァクか」「えーっと…東日本の竜人一族は人間の名乗りに現され人間族に一同扱われた。だがしかし精霊一族は一方人間扱いされない種族である」「結果竜人と結婚する子供たちも現れてきた現代において日本は普通に全族と交流する一族が人類と認知化しかけている状態でもある…と」「では五番を」「残念ながら5番は無いんですよね6,7,8はあるんだけど」「5番はお隠しですか?」「いえカードゲーム自体が5番を用意していなさそうですしこのまま6番へと…」いくつか思い当たる内容はあるとはいっても時にこの5番は精霊の内容の可能性であるにおいがプンプンするそれが封じられているというのは…なんだかモヤを発生させた「とりあえず6番の内容より以前に何とか課題が解けそうな問題はもらえたから帰ろうかな」「エヴァクどん吾輩たち少し難があっても5番の内容が知りたいでござる」「え?じゃあ…カードゲームだけはもらってっちゃう?」「そうするでござる」「はい判りましたどうぞ」「すいませんではいただきます」「お支払いはクレジットカードか現金でできますよ」「了解でござるポチッ」「ありがとうございました」そして皆は帰路に就いたが…エヴァクは!「お姉さん…さっき5番のカードないって言ったよね?」「はい。紛れもなく5番のカードはどこを調べてもありません」「じゃあ見せて?」「?完全に無いと言いましたが」「だからデータ。見せて?」「…ああ。わかりました。これがホームページのカード集です。どうぞ」「ふむ…カード会社が指定している通り5番のカードが入っていないみたいだね…」「と、言う事ですのでまたのご来店をお待ちしています」「失礼します」そしてエヴァクも帰路に就いた…「え?エヴァクはどこに行ったって?知らねぇよ。一緒に帰ってないもん」「そうなの…じゃあここで待ってたら帰ってくるかな」「まぁ何にせよ今日は課題でごった返したからな。明日からはゆっくりできる、エヴァクもそのうち愚痴るぜ」迎えに来たレイネシアは思った私の旦那は夜更けに女を連れていないかだろうかと「女を連れていたら殴りますわ」そして一方エヴァクはというと「レイネシア…今頃駅で待ってるのかなぁ…早く電車動かないかなぁ…」と言っても前駅に今電車がある段階です。そして出発…そして名古屋駅に到着「ただいまーレイネシア元気?」「エヴァク様おかえりなさい!」「今更だけどそのエヴァク様呼び辞めようよ」「それなら私はお母さん呼ばわりして欲しいですわ!だってもうただのレイネシアではないので!」そっと抱き着く「まぁ…そうだね。結婚してるんだし名前は辞めてお母さんと呼ぶか」「そうですわねママの方がいい響きですよ?そっちにしましょうか?」「どっちでも」「じゃあお父さんが倒産したらその時父さんだったらどう思います?」「ちょっと泣きたくなるかもな」「そういうわけなんです!パパ?良いですね?」「はいはい」「はいはい―パパもはいはい」「黎聖君!何を言っているのかしら?」「まぁまぁ良いじゃないですか。黎聖君ちょっと言語が変だよ?」「うー」「とにかく帰りましょう!パパ?また明日ね?」「また明日」
そしてエヴァクの思う時間は過ぎて夏休み第三の課題はいつか?思いよぎる日々だった。そんな中。「黎聖…お父さん悩みがあるんだよ…聞いてくれるかい?」「パパ悩み?わかったパパ活だ。遊んであげるからしてみなさい。パパ活ごっこだよパパ」「黎聖は言葉覚えるのがあっという間だな…まだ2歳なのに…」「パパ?黎聖君と遊ぶ?パパ活って何かしら?」「お母さんはめーなの」「ハハハ。パパ活だなんて結構なことしてないよ」「なら好いんですけど。それで?」「悩みはね…壁王様との戦闘なんだけど…僕らはっきり言って聖力の修練とかまだじゃない?それが正直…物足りなくて…」「エヴァク様…いつも感心するのですよ?だってこんなに課題に問題に向き合える人っていうのは少ないんですから」「そ、そう?まぁありがとう…まぁみんな呼ぶよ。レイネシアも来るでしょう?」「行きますわ」そしてエヴァク達は集まった。今後の課題に向けて壁王に挑むため「皆次の課題はかなり重要だ!課題には壁王様との戦闘が含まれている!準備は良いか!」「おう!壁王様とありゃあ卒業試練並みに気合を入れてかかるぜ!なぁ皆!」修羅が声をあげる!集団総まとめの総督が意気込む。「おお!修羅君が気合入ってるなら全ての技術が必要だろうしね!今までの成果と修練で挑むぞ!」マナも声をあげる。それに続き「師匠たちに教えてもらった剣技全てをもって皆さんに応えます!」サクラハルカシズカが意気投合している。そして…エヴァク「じゃあ皆これから修行を言い渡す!今までの修行で精神の修行は各々が準備できてることがわかっているので。これからはさらにその先に進もうか!いざ最終正天だというわけで…挑むのはここだ」「エヴァク?ここって…」「ここは己の精神がある境地に至れる領域曇天の洞窟という。ここに挑む者は精神を恐怖を越えた本当の精神の更に頂の領域に達する者を選別する。この場所を生きて出てこれたときには己の実力は限界点に到達し得ると言われる」「つまり超強く成るっつーわけか…俺ら出てこられるかな…」「エヴァクどん。ここは凄い場所でござるな一回慎重になるでござる」「秀君怖いならあっちトイレだよ」「はっ!そういうわけではないのですぞ?」「あっそ…レイネシアちゃんも赤ん坊と一緒に入らない方が良いよ一回あの人に預けて」「は、はい…」サイガ「ふん!私には造作もない。早く行き一番に出てきてしまおうか」「サイガくーん暴力は反対ですそして私より精神薄汚れているんだから私より先は無理!引っ込め!」「ぬぐう!」「とにかく出発!」そしてエヴァク達は道に入り己が試練の内容を受けていった「エヴァク…エヴァクよ…お前には母の苦しみがわかるのか?父の苦しみがわかるのか?どうなんだ?」「お父さんお母さん…僕にはお父さんがどんな現世紀を生き抜いたかは知りません…ですが父を…母を…大切に大事な存在として今後は孝行したいと思っているんです。それで…僕は僕自身を超える。そして何れは父と母を超える。だけど…それはもっと先。僕は…二人の背中を追います。だから!強く生きていてくださいね?」そしてエヴァクは今…自身を越えて…スキル龍星精霊をゲットしたースキル内容ー龍星の精霊を使役する度に攻撃力を上昇するー補助スキルとして龍星の精霊眼をゲット。両目に能力投影を行います。「なんだかすごいスキルのような?僕契約系スキル多いな。まぁなんといっても攻撃力上がるし今のスキルは。龍星の精霊だと思ったら契約してみようかな?」といいつつ今頃レイネシアは「エヴァク様なら大丈夫。あんな優しい方災難に巻き込まれます物ですか!よっし!」性根を入れ替えたレイネシアも進む。彼女もエヴァクに並ぶ全ての理に忠実に道を進んできた大事な大事なパートナーだ。そして彼女の試練は…「レイネシア…お前はもう私の孫娘ではないのだ。エヴァクとともに歩めよ?」「お爺様!私嫌です!今まで一緒にいたのに!嫌!嫌!」「レイネシア!私はお前をそのような育て方をした覚えはない!持て!お前の武器を!」「あー」レイネシアは武器を取っていた。そして「お前の実力はそんな物か!!我が孫!我が愛孫娘よ!!」レイネシアは思ったあの武器を持って戦っていたのは己自身だと。「お爺様!越えさせて頂きます!はぁぁぁぁぁぁ!」レイネシアは己の出来うる最大限の鞭捌きを披露した。しかし…「レイネシア!お前の底力はそんな物か!!まだ打って来い!どんどん!」しかしレイネシアの鞭捌きが壁王と呼ばれるお爺様に届くことはなかった。しかしレイネシア。まだ頂に到達したわけではない「む?何か光って…ウォォォォォォォ!!」「何事ですか?……え?」なんとレイネシアの武器鞭には精霊が力を込めていた。何という事だろうか。「ほほぉ今その力を適応させるか。良いだろうその鞭受けて立つ」「レイネシア様ここからです!私あなたの力に今から!!」「行きますわ!ダイナミックコンフュージョン!」「グォォォォォォォォ」「お爺様!!」「良くぞ…良くぞその領域にたどり着いたな…レイネシア。頑張れよ…」「お爺様私!お爺様から離れても大事なお爺様の孫娘ですわ!ここに刻みますわ」幻影の壁王は消えていった。そして「これ…」幻影の壁王から出てきたそれは振れた途端レイネシアに纏わり付いた。そして…「スキルが増えてますわ…名前は…精霊王の秘加護?」スキル精霊王の秘加護はレイネシアが大切に守りたいと思った人の数だけ防御力の壁を展開する伝説の宝技。そのスキルはエヴァクの秘密奥義聖の守護バリアに対になる伝説に名を遺す最強の盾である。「なんだか安心ですわねさて。帰りましょう」そして他の者の修行は続き…レイネシアエヴァクは終わった。物語は続く