表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
約束  作者: 純らん
76/111

第75話 大切な人 2

遅くなりました!





大切な人はどっちだ?




「お前の気持ちしだいだろ?どっちを選んでもそれが答えだろ?」


ヒロが俺に言う。


美代子か梨絵を選ぶ?


梨絵は俺のせいで事故にあった。まだ、1人では外出出来ない程の恐怖感を抱えている。この先もどうなるか解らない。梨絵はまだ1人では生きていけないんだ。俺に支えて欲しいと言う梨絵の言葉は俺にとっては嫌ではない。俺がそうしたいと思っている。



美代子はどうだろう?


俺は小さい頃からいつも一緒にいる美代子の事が好きだった。美代子が引っ越してから追うように転校した俺を今度は美代子が俺を追ってきてくれた。




…選ぶ事が出来るのか?



結局、結論が出ないまま放課後になった。


クラスの皆は、部活に行ったり帰宅したりと俺達以外は教室にいない。


何から話そうか考えていたが、美代子と梨絵の二人一緒だと気まずい感じがしたので、1人1人話しする事にしたいと思い


「これから、帰りながら梨絵に全て話すよ。…美代子には…帰ってから話す」

と言うと


「解った。私達居なくても大丈夫よね?」


友美が俺に聞いてきたので


「あぁ。悪かった…」




こうして五人で学校を出た。


途中、梨絵の家の方向で美代子達とは別れて梨絵と二人で家に向かう。


梨絵の家に着くと、さっそく


「さて…話して貰おうかな…」



梨絵が催促してくる。



全て話すと決めた俺は、美代子との思い出から話し始める。


幼稚園で初めて会った時の事…


海辺で将来の約束をした事…


今は一緒に住んでいる事…


俺は美代子の事が好きだとも…





俺が話し終えると、梨絵は黙ったまま2階にある自分の部屋に閉じ込もってしまった。


やはり……話さなければ良かったのだろうか?





梨絵の事は傷つけたくなかった。


今更ながら馬鹿正直に話した俺は、重大な事をしてしまった事に気付く。


でも…


梨絵には前に伝えある。

梨絵の傍にいると…


その事を伝えに俺は梨絵の部屋に向かう。


梨絵が俺を必要としなくなるまで傍に居ると約束したのだから、梨絵が哀しむ事はしたくない。


梨絵に守られた俺は梨絵を守らなければいけないのだから………





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ