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約束  作者: 純らん
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第74話 大切な人

評価点が下がってしまいました…





俺は梨絵を支える為にこの街に来たのではないのか?


でも、美代子が居る前では梨絵を支えるとは言えない。


逆に梨絵が居る前では美代子と一緒にいたいとは言えない。


実際には数秒くらいの沈黙だったのかもしれないが、俺にとっては数十分の感覚だった。


今、一緒にいる皆が俺の言葉を待っている。


「た、頼んであったから…」


そう答えた俺に


「どうして?」


と、まだ突っ込んでくる。


何か悪い事をして叱られている気分だった。


誰か助けて欲しい。


というか、ヒロと友美はこの為に一緒に食べて貰っているのに、全然役に立っていない。


ヒロはいつの間にか食べ終わっているし…


視線を横にずらしヒロに訴えたがどうやら伝わらない。


逆にこの状況を楽しんでいるのか?


もう一度、今度は強い視線を送る。


そして


(今度、友美や友和さんと何かあっても助けてやんないからな!)


とアイコンタクトを送る。


(えっ?…で、でもこの状況は俺、経験不足だよ?)

(経験不足じゃねえよ!お前の方が修羅場抱えて乗り越えて来ているだろ!)


(それだったら…全て話した方がいいと思う。謝れば許しくれる…たぶん)


(謝る?俺、悪い事したの?)


ゴホン!


ヒロとアイコンタクトで話していると、友美が咳き込み話しを止めた。


友美は俺とヒロの会話が解ったみたいで


「放課後、三人で話ししたら?全て…この先どうするのか……。話しづらかったら私達もいるから…」




友美の一言でこの話しは終わった。


しかし、結論は出ていない。


全て話したら?と友美とヒロは言ってくる。


全て…


何か変わるのか…?




昼食を終えてまだ時間があるので、ヒロと屋上に向かった。


少し肌寒くなってきたが、今の俺にとってはちょうど良い冷たさだった。


「どうするんだよ?」


ヒロが俺に聞いてきた。

「…解んねえよ」


実際まだ迷っていた。


話して二人とも俺から離れていったら……


1人でいる事は嫌ではない…


でも…


大切な人を失うのは嫌だ…


大切な人はどっちだ…?




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