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約束  作者: 純らん
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第71話 登校

遅くなりました。 では、どうぞ!





結局、一緒の部屋だったから当たり前のように一緒に寝た。


当然?


何もなかったけどね!







今日から梨絵が学校に行く為、俺はいつものより一本早いバスに乗る。


美代子には言っていないが、解っていると思う。


昨日、寝る前に登下校は一緒に出来ないと伝えてあるから。


友美ちゃんと一緒に行くから!


と言ってくれたので内心はホッとしている。


友美とヒロが一緒ならば美代子に近づいてくるヤツはいないだろう。


友美達が俺に気を使ってくれるから。






梨絵の家に着いた時、ちょうど昌子さんが仕事に行く時だった。


昌子さんはあの後も梨絵を説得したみたいだったが聞き入れてくれなかったそうだ。


昌子さんに頼むね!と言われて家に入ると制服姿の梨絵が立っていた。


初めて見る梨絵の制服姿は、いつも見ている他の女の子より新鮮な感じがした。



俺も男なのでどうしても短いスカートに目が行ってしまう。


そんな俺を余所に


「見たいの?」


とスカートの裾をチラチラさせる梨絵を


「い、行くぞ!」


と少し残念に思いながらスルーさせる。





学校へ向かう為、歩道を歩いているが、梨絵は道路側を歩いている俺に寄り添うようにしている。


それが事故の恐怖からくるものなのか、ただくっつきたいだけなのかは解らない。


ただ周りを見渡せば、かなりの注目度を浴びている。


緑と淳みたいに異性と付き合った事がなく、こういう場面に慣れていない俺は少し離れて歩こうとするが、梨絵が許しくれない。


逆に、腕を掴んでいた手を絡めてきた。



当然のように梨絵のある部分が当たったので動揺を隠せないでいる。


そんな俺に梨絵はわざと押し付けるようにする。



「…いいかげんしろ!」


男としては嫌ではないのだが…

恥ずかしさと美代子に対する想いの中で、つい大きな声を出してしまった。


梨絵は一瞬ビクッとして、絡めていた腕を解いてきたが


「…車が…怖いんだもん」


と言ってきた。




「………」


梨絵に言われると何も言えなくなる。


だが、腕を組むのは流石に無しだ。


俺の理性を保つ為にも…


だから俺は


「手…」


と梨絵の手を取る。



手を繋ぐだけなら問題ない。




……と思っていた。





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