第70話 部屋
どうもです。
食事も終わり、美代子が片付けている間に風呂入ろうと部屋着を取りに自分の部屋に入った。
すると
何故か部屋の配置が若干変わっていた。
変わっていたと言うか、荷物が増えている感じだった。
どうしたんだろう?などと考えながら自分の下着などが入っているタンスを開けると
「…………」
女性用の下着が入っていた。
うん。
俺は何も見ていない…。
1人納得して他の段を探したら何とか見つかった。
多分…
否、美代子が変えたのだろう。
タンスとかは持って来なかったのかな?
などと考えながら風呂に入った。
いつもの倍の時間をかけて。
風呂から出て部屋でくつろいでいると、美代子も風呂から上がったのか部屋に入ってきた。
湯上がりの女性は色っぽいな〜などと暫く見とれていたら、美代子と視線が重なった。
「クローゼットの中のタンス見た?」
唐突に美代子が聞いてきた。
「あっ、あぁ…」
「明日にでも名前書いとくから」
どうやら、一緒に使うらしい。
元々、俺の荷物などは少ないから問題ないのだが、下着などは自分の部屋に置いといた方が良くない?
そういえば美代子の部屋は何処にしたのか。
2階には俺の部屋意外にまだ3部屋ある。
色々困るのでせめて下着くらいは自分の部屋に置いて貰おうと美代子に言った。
「えっ?私もこの部屋使うけど?」
「はっ?」
「だから、勝弥君と一緒の部屋!」
「えっ?な、なんで?」
「他の部屋はお客様用でしょ?勝弥君のお父さんが言ってたよ?」
あのクソ親父め!
なんという……嬉しいことを…
でもな〜
どうすればいいんだろ?
美代子の事は好きだからそういう関係にはなりたいと思うけど……
梨絵は?
梨絵の事はどうするんだ?
否、待てよ?
俺だけその気になってて、美代子は違ったら?
ただ反に親父に言われてこの部屋にしたとかのオチではないよな?
「あ〜」
と俺は頭を抱える。
端から見たら凄く贅沢な悩みだろう。
これから美代子と過ごす時間も長くなるし、梨絵とも長くなる。
俺はこの先何処に向かうのだろうか………?




