第63話 転校生
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朝、目が覚めカーテンを明けると今日も残暑厳しくなるような日射しが部屋を照らしている。
梨絵が退院した日から3日間、梨絵に付き合っていたので学校へは行っていなかった。
さすがに単位もヤバイので今日から学校へ行くと梨絵に伝えてあった。
梨絵が解ったとは言ったものの淋しそうな顔で俺を見つめた。
「学校終わったら直ぐに来るから」
と梨絵の頭を撫でながら言ったら今度は嬉しそうな顔をした。
ヒロ達と学校へ向かい教室に入ると先に来ていた生徒達からざわめきが起きている。
同じクラスではあるが、まだ友達と呼べる程仲いいヤツがいない俺に話しかけてくる人はいない。
すると友美が誰かから仕入れた情報を俺に教えてくれた。
「このクラスに転校生がくるらしいって!」
また?
俺がこのクラスに入ってまだ数日しかたってないよ?
そんな疑問に友美が教えてくれた。
このクラスでは入学してすぐに数名辞めた人がいるので、他のクラスより人数が少ないらしい。
なんとなく納得した俺は自分の席に着いたが、先に転校してきた俺より、皆と仲良くなったら立場ないな!などと少し不安だった。
クラスのヤツと俺から仲良くなろうとは思っていなかったが、まだ2年半も通わないといけない立場だと、少なからず友達がいた方が学校生活も楽しいかなと考えていた。
とりあえず転校生も1人で不安だろうから、誰も声かけなかったら俺から声をかけようと思っていた。
チャイムが鳴りHRが始まる。
前方の扉が開かれ担任が入って来た。
そして
「え〜またまた、転校生を紹介する。男子は喜べ〜今度は女の子だ!」
「お〜〜〜!」
と男共のかけ声と共に転校生が入ってくる。
女の子だと声かけずらいな……
と思いながら入ってくる女の子を見ると
そこには久しぶりに見る
美代子が立っていた………




