第42話 貝殻 美代子視点
遅くなりました。では、どうぞ!
私達は両想いだったんじゃないの?
あれから勝弥君の家に帰るとみんな揃っていて、何やってたんだ?
とか色々聞いて来たけど勝弥君は笑って誤魔化すだけだった。
誰が言ったのか分からなかったけど、それぞれカップルで寝ようとなったみたいで、私は当たり前のように勝弥君の部屋だった。
付き合ってるの?
聞かれても答えられない。
恋愛って難しい…
次の日から私達も睦美さんの手伝いをするようになり、何事もなく過ぎていった。
このままでいいのかな?
このまま勝弥君の隣にいていいの?
考えれば考えるほど、私には分からなかった。
数日たってから不意に緑と絵美里が私に聞いてきた。
「勝弥とどうなってるの?」
私には分からなかったけど、二人にはちゃんと話ししてどうしたらいいか聞きたかった。
すると絵美里が
「しょうがないな〜、小さい頃勝弥と遊んでた場所とか行ってみれば?少しは思いだすんじゃない!?」
絵美里は知っているから絵美里の言う通り私は近くを歩いていった。
勝弥君の家の近くに公園がある。
ここの遊具で勝弥君と鬼ごっこしたりして遊んでいた。
私の記憶の中では幼稚園、公園、海くらいしか思いつかず、公園じゃなかったら海かな?とまた歩き出した。
海といっても私達が働いている海水浴場ではなく、隣にある波乗り場の方へ歩き出した。
ここはサーフィンやボードやっている人が沢山いて、遊泳禁止の場所だった。
一歩、海に入るとすぐ深くなり下には岩がゴロゴロしていて波も荒い。
とても泳ぐ場所ではないが私達は海水がキレイだったこの場所が気に入っていた。
そんな事を考えながら少し砂浜を歩くと
貝殻が落ちていた。
私は
「あっ!」
貝殻を手に走り出した。
やっと解った。
勝弥君が言っている意味を・・・・・・
私達は『約束』したのだった。
勝弥君は私の答えを待っている・・・・・・
すべて理解した私は勝弥君の家に走りだし、勝弥君家が見えた時、友美ちゃんからの携帯が鳴った。




