第36話 美代子視点 3
お待たせしました。ではどうぞ!
勝弥君のお父さんが私の家にいる。
私はこの状況が不思議でしょうがなかった。
「勝弥君のお父さんである、晃司と私は幼なじみよ!」
えっ?
勝弥君のお父さんと私のお母さんが幼なじみ?
私はお母さんに聞き返した。
「そうよ!」
「だから、あなたと勝弥君も小さい頃、よく遊んだわ!」
「・・・」
私の中で、小さい頃の記憶が甦る。
勝弥君を好きになってから忘れていた、かっちゃんの存在を・・・
「・・・勝弥君は・・・かっちゃん?」
私は思いきってお母さんに聞いてみた。
「正解♪気付くまで三年かかったわね!」
「お母さんは知ってたの!?」
「当たり前でしょ?勝弥君が中学生の頃は、私よく食事作りにいってあげてたわ!最近は美代子が行くようになったから遠慮したけどね♪」
「・・・な、なんで言ってくれなかったの?」
お母さんは私の質問にしばらく考えて
「・・・二人の・・・ため・・・・かな?」
言っている意味がわからなかった。
隠す必要なんかあるの? 勝弥君もなんで言ってくれないの?
私はすべてがわからなかった・・・
すると絵美里が
「多分・・・お母さんもすべて知っていると思う。・・・だから、何も言えなかったんだと。私も知っているけど言えない。美代子の問題だから・・・」
私の問題?
私が何かしたの?
「それで美代子、勝弥君と何かあったの?」
私は隠し事していててもしょうがなかったので、すべて話した。
「本当にしょうがないわね!・・・晃司どうする?」
「実可子に任せるよ。俺は明日帰るから!」
私のお母さん(実可子)と勝弥君のお父さん(晃司)で話しあっている。
「私も久しぶりに帰ろかな?貴方達もくる?勝弥君も実家にいるらしいから!」
そして、私と緑、淳、絵美里、祐介、お母さん、勝弥君のお父さんと一緒に、お母さんの故郷に行くことにした。
一週間ぶりに勝弥君と会えるけど、私はどう接したらいいのか?
勝弥君とかっちゃんが同一人物だったなんて・・・
なぜ、勝弥君は何も言ってくれなかったのか?
私の問題は何なのか?
私は勝弥君のお父さんが用意してくれた車に乗り込み、これからの答えを見つけようとしていた・・・




