第35話 美代子視点 2
勝弥と美代子の過去が・・・
花火大会の日、告白しようと決めたのに・・・
あれから一週間、勝弥君を探して歩いたけど、何処にもいなかった。
淳と緑もバイトを辞めて一緒に探してくれた。毎日、勝弥君の家に行っても帰ってる様子はなかった。
途方にくれていたら、絵美里から着信があった。
勝弥と連絡が取れないけど!
という内容で、私はすべて絵美里に話した。
絵美里は
「・・・多分だけど・・・解ると思う・・・」
「えっ?」
「・・・とりあえず美代子の所行くね。」
と、電話を切った。
絵美里が祐介君を連れて私の家に来た。
緑と淳もいて、お互い自己紹介してから、絵美里が話し始めた。
「・・・勝弥の過去の話しは聞いていたけど、誰にも言うな!って口止めされているから言えない!・・・でも、今勝弥がいないなら実家に帰っていると思う。・・・たぶん」
「実家って何処?」
淳が聞いた。
たぶん淳が知らない事を絵美里が知っているのは、淳にとって哀しい事だから。
「そこまでは知らない。海の近くとは聞いたけど」
絵美里も知らなければどうしようもなく・・・
五人で途方に暮れていると
「美代子、下に降りてらっしゃい!」
お母さんの声が響いた。
下のリビングに行くと、知らない伯父さん?
どこかで会った事あるような・・・
お父さんの友達かな?
「こんばんわ!」
一応、挨拶した。
「美代ちゃん、綺麗になったね!」
・・・だれ?
「あっ!オジサンじゃん」
淳が後ろから答えた。
「まだ、わからないの?」
お母さんが私に聞いてきたけど、全くわからなかった。
「勝弥君のお父さんよ!」
お母さんが呆れて私に言った。
「えっ?・・・勝弥君の・・・お父さん??」
・・・なんで??
「覚えてないのはショックだな〜」
勝弥君のお父さんが苦笑いしながら言った。
なぜ勝弥君のお父さんがここにいるの?
私は会ったことあるの?
次にお母さんが発した言葉は私にとって衝撃的だった・・・




