第27話
相変わらずヘタレな勝也編です。
家に着いて、祐介と絵美里を二人きりにする為に、俺と美代子は俺の部屋に行った。
俺も美代子には聞きたい事があったから。
部屋に入ったらいきなり、美代子が
「友達でも女の子を一人泊めるのはどうかな?・・・って思うけど?」
と、少し悲しそうに聞いてきた。
美代子はどうなの?美代子も泊まったじゃん?とは・・・聞けなかった。
俺達の関係がどうなのかはっきりしていない以上、美代子に彼氏が出来たのか解らない状況では答えられなかった。
「でも、あの二人ならうまく行くよね!?」
「あの二人ならね・・・。」
・・・美代子はどうしたいのか?
俺は思いきって賢二の事を聞いてみた。
「賢二は?・・・美代子はどうなの?」
「えっ・・・?」
(あっ!・・・美代子って、名前で呼んでしまった・・・)
「初めて名前で呼んでくれたね♪」
「あ〜、嫌だったら愛川さんにするけど・・・」
「うんうん。前から名前で呼んでって言ってたじゃん♪」
そこまで喜ぶことなんだろうか?
「で、賢二とは?」
「え〜とね、また告白されたけど断ったよっ!」
2回も振られるとは可哀想なやつだな、賢二も。
しかし、美代子を抱きしめたのは許さない!
自分が思っているだけで、相手を確認しないうちは反則だよな?
バチが当たったんだな! アホ賢二め!!
と、心の中で賢二を憎んでいたが、美代子が振ってくれたので、安心していた。
・・・そういえば、祐介と絵美里はどうなったのか?
祐介のヤツはちゃんと前に進めたのか?
人の心配しているほど、俺に余裕あるのか?
俺こそが、過去に囚われず前に進まなきゃいけないのではないのか?
高校に入って美代子とは急激に仲良くなったのはいいが、この先の展開が解らない・・・。
美代子の好きな人が誰だが解らないが、少なくても俺の事を嫌いではないだろう!?友達以上に想ってくれているだろう!?
俺から告白すれば何か変わるのか・・・?
答えが見つからないまま
当たり前のように
美代子と一緒に寝た。




