第23話
ちょっと短めです。
ゴールデン・ウィークが空けて今日から登校日。
携帯の充電を完了させ、いつもの時間より5分遅らせ家を出た。
携帯のメールを確認すると、淳から何件か入っていて、何処にいるんだ?とかだったので特に返信もしなかった。
教室に入ると、ほとんど揃っていて、美代子も席で緑と話ししていた。
1週間ぶりに見た美代子は少しやつれた感じに見えたが、挨拶もせず俺は席に着いた。
淳が、あの後どうした?とか聞いてくるが、適当に流していた。
昼休みになり美代子が俺の所に来て、弁当を置いていった。
いつもなら一緒に食べるのだが、美代子もなんか感じたのか誘ってはくれなかった。
俺は一人食堂に行き、美代子が作ってくれた弁当を食べた。
食べながら美代子の事を考えていた・・・
食べ終わったら、弁当箱を返しながらこの間の事を聞いてみようと・・・
このままでは中学時代に逆戻りだから・・・
そう思い弁当箱を片付けて教室に戻った。
淳達と一緒にいた美代子の所に行き、
「ごちそうさま!・・・帰り、話しがあるっ!」
と、美代子を誘った。
美代子も
「・・・うん。私も・・・」
・・・帰りの約束をしたのはいいが何から聞こうか考えていたので、昼からの授業は頭に入らなかった。
美代子を待って、一緒に教室を出た。
下駄箱を過ぎ、校門を出ようとしたらそこには、賢二がいた。
美代子を待っていたのは明らかで、俺達を見つけると
「ちょっと、愛川さんと話しがある!」
と、俺に聞いてきた。
・・・俺にはどうすればいいのか解らなかった。
俺も美代子に話しがあると約束していたんだが、俺達は別に付き合っているのではないので、美代子を縛り付ける権利は俺にはない。
駅で賢二が美代子を抱き締めていた事を考えると、賢二が美代子を好きなのは間違いない。
その後、どうなったのか俺には解らないが、もし二人が付き合い始めたなら俺が邪魔者になるだけだったから。
俺は美代子に返事を任せる為、美代子に聞いた。
「どうする?」
・・・美代子はしばらく考えると
「少し話ししてくる」
と、俺に答えた。
俺はその時二人は付き合い始めたのか?
などど考えながら家に帰った。
美代子が
(話し終わったら、勝弥君家、行くから!)
と言ったのは聞こえなかった。




