第100話 運命
昨日、更新したはずが…
梨絵が俺の為に事故に合ったから俺がここにいる。
これは紛れもない事実だった。
もし…
と言う言葉を使うのなら俺はここにはいない。
いる理由がなかった。
でも人との出会いなどこういう物だと思っている。
出会いと別れは人それぞれ持っているものなのだから。
梨絵と出会ったのが偶然ならば美代子と出会ったのも偶然だ。
ただ親同士が仲良くて子供も仲良くなっただけの理由でしかない。
それから愛が芽生えたとしてもそれが続くのか終わるのかは本人次第。
結局は人との触れ合いは本人の気持ち次第でしかないのだから、もし…とかとは考えたくない。
考えてはいけない。
全てはその人の運命なのだから。
美代子と愛が芽生えたのも梨絵と出会ったのも全て俺の運命なのだ。
これから俺が進む道すべてが俺の運命だ。
「…そうやって考え込む時があるけど、いつも考えてることって美代ちゃんのこと?」
ふと、俺の止まった時間を梨絵が進める。
「…それもあるけど……今は梨絵の事も考えていたよ」
俺は梨絵に隠し事するなと言ったのだから俺も梨絵に正直に話した。
「へぇ〜どんなこと?」
俺が梨絵の事も考えていると言ったら梨絵は嬉しそうにまた聞いてきた。
「ん〜運命…かな」
「運命?」
「そう…梨絵と出会ったのも運命だしね…梨絵には悪いけど、こういう風になったのも変えられる事が出来ない運命だろ?さっき梨絵が言った、もし…は使いたくても現実には使えられないし。俺がここに居る理由は運命なんだよ。これから俺達が何処に進んで行ったとしても、それが運命なんだ」
俺は自分の考えを梨絵に伝えた。
それは自分のせいで梨絵が事故に合ったのではなくすべて運命のせいにしようとしている自分がいるのが解る。
そうしないとこれから先が進まないと感じていたからだ。
多分…
梨絵の足は相当悪いハズ。
自分がどれほど酷いことをしたかは解っている。
だから梨絵の足になりたい。
運命のせいにしてでも…
運命のせいにしたい…
もう、戻れない所まで来てしまったのだから……




