第10話
なんか違う方向に進んでいますが気になさらずに?
え〜只今、美代子と二人で部屋にいます。彼女はベッドに腰かけ本を読んでいます。僕は何していいのかわからず片付けてるふりしながら部屋をウロウロしています。
どうしたらいいのですかね?一応、僕のベッドはセミダブルなんで二人寝れますが、密着は避けられません。付き合ってもいないのでマズいですよね??
やっぱ親父の部屋で寝ようとしたら
「あっ、もう寝る?」
「あっ、うん。親父のベッドで寝るよ。」
って言ったら涙目で
「嫌なの?」
「・・・・・・いや、まずいでしょ・・・」
「寝るだけだから別にいいんじゃない?」
貴女は誰でもいいんですか!!っと突っ込みたくなったのはスルーして
「寝よ?」
「あっ、はい・・・失礼します」
って俺のベッドに失礼しますもないだろ!!
「おやすみ〜」
と、美代子は壁を背にして俺の方に身を傾け寝はじめた。
俺は美代子の方に背を向け横になった。
・・・俺って同じ方向ばかり見て寝れないんだよな〜。寝返り打ちたいのは我慢してると
・・・抱きついて来ましたよ!何か背中に柔らかいものが・・・・・・
しばらく余韻?を楽しみながらこのままでは俺の理性が爆発してしまうので俺は美代子をそっと避ける形で仰向けに体を起こした。
はぁ〜・・・
寝れませんよ。よく貴女は寝れますね?
ふと、時計を見るとまだ2時を指していた。
下では淳達が寝ているので降りるわけには行かず、そのまま布団に潜り込み美代子の寝顔を見ていた。
小さい頃と変わらず可愛い顔してるな〜などと、ふと昔を思い出した。
あの頃はいつも二人一緒に浜辺で遊んでいた。
岩場でカニや流れてくるワカメなど拾ったり、砂場で山作ったり、季節なんか関係なく遊んでいた。
あの頃は・・・




