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よりどり小噺  作者: なさぎしょう
4/7

小噺④ 渇望


亜細亜座の仲間、妻と子供達、生徒達……



どれもこれも、俺にとっては大切な存在だった。それなのにあいつら(・・・・)は全部根こそぎ奪っていこうとする。

"我々は信頼の上にある"だと?

笑わせる。俺もそうだが、生徒の中にも反発の意思を持つ者は多い。特に上のクラスになればなるほど、その率は増えていく。

首席に至っては二代続けて反旗を翻さんとしているではないか。


しかも…だ。連中はいつも後手後手にまわっている。

今回の首席に至っては、二枚も三枚も上手だ。






ボロボロの動かぬ肉塊となって帰ってきた仲間、それをただ、ただ呆然と見つめ自失している後輩…

子供が出来て、結果としてそこ(・・)に留まることが出来なくなった。だから逃げて、逃げて、にげて…そして捕まり脅された。

自分達が作ったのに、真っ先に逃げ出してしまった挙句…寝返ったかのようになってしまった。


それでも幸せだった。2人の子供、仲睦まじい夫婦、時折こっそりと励ましに来てくれるかつての常連。

置いてきた仲間達もなんとかどうにか立ち直したらしい。




しかし今度は、子供の死と、かつての仲間への嫌疑だ。


あげくに大規模戦争だと?

子供を戦場に送るだなんて頭がイかれてるのか?

何が全体のためだ、偽善者め。






あぁ、あいつらを…


















SOUP(スープ)を、叩き潰さなくては…‼︎




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