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第一章 #6.5【とある部屋】

#6.5【とある部屋】


「ここは・・・」


知らない部屋だ。


[ここはマスターの部屋です。マスターの記憶の中で一番印象に残っており、かつプライバシーが保たれる場所です]


へ~ここが・・・

私達は部屋を見回していると、土足でいることに気づき、取り敢えず靴を脱いだ。


[すみません、マスターの体を支えてもらえませんか。‘ユニゾン’稼働限界時間が来ました]

「えっ、ちょっと」


そう告げた彼女、‘インテリジェント・ハーツ’は主の体から‘ユニゾン’を解き、少女の体がフッと崩れたのを見て、私は慌てて後ろから支えた。


彼女の体は力が抜けたようにふにゃふにゃになっていて、規則正しい呼吸が聞こえるのでおそらく眠っているのだろう。

私は彼女の体が軽いことに気付き、リーザが手伝おうとするのん断って、この部屋にあったベッドに彼女を顔に白銀の髪が掛からないようにして寝かせた。


「すー、すー」


か、可愛い・・・

私は彼女の愛らしい寝顔を見てそう思ってしまった。

おっと、いけないいけない。

隣でリーザが頬を染めて彼女を仰視しているが、この際無視しよう。


それにしても・・・


「この子は・・・何者なの?」


おそらくその事についてよく知っているであろう‘インテリジェント・ハーツ’に聞いた。


[すみません。マスターの許可が降りなければ、お教えすることは出来ません]


予想通りの反応・・・

まあ、確かに管理者権限は主である彼女が握っているから、仕方がないか・・・


「じゃあ、彼女が目を覚ましてからにするわ」

[はい、すみませんローウェント様]


別に謝らなくても・・律儀なのね。



「それじゃあ、私達は一旦アパートに戻りましょうか。リーザの服も替えなきゃ」

「え・・・あ、はい、フィレス様」


リーザはまだ彼女に見入っていたらしいが、私の声で正気に戻ったようだ。


「じゃあ、また後でくるわ」

[はい、お待ちしています]


私はリーザの手を取り、気持ちよさそうに寝ている彼女をチラッと見てから部屋を出た。



―彼女は‘何者’で、 ナオトはどこに消えたのだろうか・・・―


その答えは数時間後、明らかになる。



to be continued on the next chapter...




~あとがき劇場~(第五回)


直人「なんか今回、短くないか」

正宏「お、復活したんかい直人!(チッ)」

直人「おい、今“チッ”て言ったよな!」

正宏「まっさかぁ~。正宏君はそんな薄情な人間じゃおまへんで~。いい人やなぁ~正宏君」

直人「なんか自己顕示してるよ、この人!!」

正宏「ま、これでようやく僕の活躍の日々が始まるんやな!」

直人「(どこまでもポジティブな人だ~!!)」


-fin-



ようやく第一章が終わりました・・・

ここまで来るのに苦労しましたよ、ほんと。


次回から第二章が始まります。

まあ、主に‘土台固め’ですね。


ということで、次回からも‘トラブルメーカーな天使’をよろしくお願いします。

あと、ご意見・ご感想もよろしくお願いします。




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