07 愛してくれるまでついてきます
それからも大きな橋を渡ったり、川の中をざぶざぶしたり、むしいっぱいの草地をあるいたりしましたとさ。
途中で捨てられていたたるの中に食料あったから、頂戴しといたよ。
持ち主めんご!
中身はたしか干し肉だったかな。
確かめてみたら、ゲームと同じだったね!
「結構逃げてきたけど、この辺りまでくれば一息つけるな。お前、本当におれについてくるのか?」
「もちのろん!ついていきます」
だって、ウォルド様は押しですから。
押しを応援しないファンなんてファンじゃない。
できれば身近で見たいし!
同じ空気を味わいたい!
「ウォルド様、この私めをどうかお供にっ!」
「頼むからちょっと黙ってろ、距離ある突っ立って、まだ安全じゃねーんだ」
「静かにしてほしかったら、お供に!」
「引き下がる気が微塵もねぇな」
しつこいセールスの様に食い下がってやったぜ!
結果?
いわずもがなですよ、旦那っ!
「ったく、しゃーねぇな。自分の面倒ぐらい自分でみろよ?」
「ひゃっほーい! 私エンディングになるまで一生ついていきますよ!」
「だからうるせぇって」
これから多分波乱万丈大盤振る舞いだろうけど。
私には関係ないね!
押しと一緒にいられるなら、どんな困難だって困難じゃないんだし!




