用語集
■ 赤い魔鉱石
読み:あかいまこうせき
意味:リクが拾った通常の魔鉱石とは異なる赤い輝きを帯びた鉱石。
■ Sランクパーティ
読み:えすらんくぱーてぃ
意味:ギルドの最高ランクに属するパーティ。実績・スポンサーの注目度が高く、華やかな活動を求められるが、派手さを重視するあまり内部で軋轢が生まれることもある。
■ エリア
読み:えりあ
意味:ダンジョン内の部屋や区画。深度とは別に、複数の部屋・通路をどう配置するかがダンジョン設計の肝。シエルが魔力を使って自由に改造・増築できる。
■ 推しロス
読み:おしろす
意味:熱心に応援していた配信者やアイドルが結婚・休止など大きな転機を迎えたとき、ファンが感じる喪失感。リクはステラの結婚&妊娠発表でこの状態に陥り、パーティ離脱のきっかけとなった。
■ 温泉
読み:おんせん
意味:リクがシエルに要望した“理想の風呂”の発展系。通常の風呂よりも高い魔力コストを要求され、実現が難しい贅沢設備。
■ 古代魔術
読み:こだいまじゅつ
意味:失われた術式体系。主従の呪いなど、強力かつ謎の多い効果を持つ。
■ 幻術
読み:げんじゅつ
意味:相手の知覚を欺き、視覚・聴覚などに偽の情報を与える魔術。術者の腕で効果が大きく左右される。
■ 現代魔術
読み:げんだいまじゅつ
意味:魔道具やマナネットの普及によって標準化・省力化された魔力技術。冒険や配信で日常的に用いられる。高度な理論を知らなくても扱いやすいよう、システム化されている。
■ サポーターエスケープ
読み:さぽーたーえすけーぷ
意味:スポンサーやギルドが、プロ配信中の冒険者向けに用意する緊急脱出措置。戦闘不能や大ピンチの際、自動転移で冒険者を安全確保する仕組み。
■ 主従のしばり
読み:しゅじゅうのしばり
意味:古代魔術による呪いの一種。シエルのようにマスターの命令に逆らえない制約があり、解除は極めて困難。
■ 深度
読み:しんど
意味:ダンジョンの階層の深さを示す基準。
■ スポンサー
読み:すぽんさー
意味:冒険者や配信者、パーティへ経済的・物質的支援を提供し、その見返りとして宣伝やイメージ向上を図る企業・団体・個人を指す。Sランクパーティなど人気・実力のあるチームほど、スポンサー契約で高額の支援を受けやすいが、“映える演出”や派手な結果を要求されることも多い。
■ スライム
読み:すらいむ
意味:ダンジョン内に最も多く出現する低級モンスター。作中ではシエルが生成し、人を襲わない“癒やし”配信ネタとしても活用されている。
■ 術式
読み:じゅつしき
意味:魔力をどう動かし、どんな効果を起こすかを定義した方程式。術式に魔力を注ぐことで、その現象が実行される。
■ ダンジョン
読み:だんじょん
意味:モンスターが出そうな危ない場所全般。ギルド登録を受けた「公認ダンジョン」と、管理外の「野良ダンジョン」に大別される。配信の題材にも好相性で、マナチャを獲得する場として活用されやすい。
■ ダンジョンコア
読み:だんじょんこあ
意味:ダンジョンの“心臓部”。通常はギルド管理の最深部に据えられ、登録して触れることで「ダンジョン攻略」の証明となる。
■ トラップ
読み:とらっぷ
意味:ダンジョン内の罠。落とし穴や回転床、幻術など多彩な種類がある。シエルが自由に生成する例もある。
■ 公認ダンジョン
読み:こうにんだんじょん
意味:ギルドによる公式審査を経て公認され、危険度に応じたランクが設定されているダンジョン。最深部にダンジョンコアが設置されている。
■ 野良ダンジョン
読み:のらだんじょん
意味:ギルド非公認のダンジョン。正規登録されていないため管理が行き届かず、事故や問題が多発しやすい。リクもこうした場所を拠点に活動することがある。
■ 呪い
読み:のろい
意味:対象に有害な効果や制限をもたらす悪質な魔術。古代魔術に多く、解除が困難。主従のしばりも呪いの一種と位置づけられる。
■ 配信
読み:はいしん
意味:マナネットを通じ、冒険や雑談、料理などの映像をリアルタイムで公開する行為。ダンジョン攻略との相性が良く、視聴者からのマナチャが大きな収益源。
■ 配信ギルド
読み:はいしんぎるど
意味:配信事業を専門的に扱う組織。冒険者や配信者とスポンサーをマッチングし、マナチャの換金保証や企画運営を行う。ビジネス面で大きな影響力を持つ。
■ 映え
読み:ばえ
意味:配信画面やSNSで“見栄えがする”ことを指す俗語。派手な戦闘や華やかな衣装、面白い企画などで映えると視聴者受けが良く、マナチャも集まりやすい。
■ 冒険者ギルド
読み:ぼうけんしゃぎるど
意味:冒険者を統括する組織。ランク制を導入し、クエスト仲介やダンジョンコアの登録管理を担う。スポンサー連携や配信ギルドとの協力も盛ん。
■ 魔鉱石
読み:まこうせき
意味:魔力を含む鉱石。ダンジョンで採掘されることがあり、魔導具やコアの偽装などに使われた。闇取引の対象にもなりやすい。
■ マスター
読み:ますたー
意味:シエルと契約して支配権(命令権)を得た存在。リクのこと。
■ 魔術
読み:まじゅつ
意味:魔力を能動的に操作・制御し、現象を引き起こす技術の総称。
■ 魔道具
読み:まどうぐ
意味:術式を搭載して様々な効果を発揮する道具全般。武器や防具、生活用品に至るまで多岐にわたる。
■ 魔導端末
読み:まどうたんまつ
意味:携帯端末型の魔道具。通話や配信閲覧、マナチャ送信など多機能を備え、生活や冒険に必須。マナネットへのアクセスも可能。
■ マナチャ
読み:まなちゃ
意味:視聴者が配信者へ送る投げ銭。事実上の通貨として機能し、配信者の収益源となる。
■ マナネット
読み:まなねっと
意味:魔力通信網。遠隔配信や通話が可能となり、配信者がリアルタイムで視聴者とやり取りしつつマナチャを受け取れるようになった。生活や娯楽に深く浸透している。
■ 魔力
読み:まりょく
意味:世界で普及するエネルギー源兼、実質的な通貨。
■ 魔力量
読み:まりょくりょう
意味:シエルがダンジョンで使用可能な魔力の総量。エリア拡張やトラップ生成で大量消費し、マナチャで補充することが重要。
■ 闇クエスト
読み:やみくえすと
意味:ギルド非公認の怪しい依頼。高額報酬が提示される反面、違法行為や危険な裏事情が絡むことも多く、リクがうっかり受けてしまうケースがある。
■ ランク
読み:らんく
意味:冒険者ギルドで導入されている等級制度。E・D・C・B・A・Sなどの区分があり、実績・実力・スポンサー評価などによって上下が決まる。
■ ルーナ
読み:るーな
意味:通貨単位のひとつ。クエスト報酬や物品取引の際に「○○ルーナ」という形でやり取りされる。ギルドや街の商店で普及し、日常的に用いられる基準通貨。