24.さあ、ステージ4の始まりだ
次の動きは、思ったより早く来た。
俺の高校で行方不明者が出たのだ。
紛れもないレベル4のモンスターの仕業であることはすぐに分かった。
青春を楽しんでいる高校生の尊い命を奪うなんて、許せない奴だな。
レベル4のモンスターは、今までの獣に比べて知能が高い。
奴らは様々な場所に身を潜めている。
手がかりがなければ、どこに潜伏しているのか探すのは極めて困難だな。
こういう時こそ、占いの出番ってわけだ。
もうへぼスキルとは呼ばせねーぜ。
カードは、銀色というワードを示した。
銀色か、学校にある銀色の者の数は限られている。
鏡、机や椅子の脚、そして生徒が持っている手鏡などだ。
ジョセフたちも手分けして真相な解明に向かったようだ。
彼等より先にモンスターを見つけなきゃな。
というか、世界が再編されても元のメンバー同士で仲良くなるのが早いな。
俺の方は未だにミアたちと距離を縮められていないというのに。
「ルーカス、と言ったっけか。お前も変わった特技を持った勇者なようだな。」
「私たちも手伝うわ。」
声をかけられた方向を見ると、ジョージとビクトリアがそこに立っていた。
向こうから話しかけてくれるなんて、ありがたいな。
びっくりするほど都合の良い展開だ。
そして、あのアスカも室内に入ってきた。
「アスカ、お前。」
「久しぶり、ルーカス。」
どうやら動物は世界が再編されても記憶が書き換えられないようだ。
俺はメンバーと占いの情報を共有して、銀色のあらゆるところを探し回った。
そして、遂に俺は見つけた。
それは、クラスメイトが身に付けている銀色の腕時計の中に潜んでいた。
俺が睨みつけると、そいつは素早い動きで移動をした。
恐らく、銀色の物体の中には自由に出入りできるのだろう。
俺たちは、また一からモンスターを探す羽目になった。
ふと階段の方からさっきを感じた。
俺たちはその場に向かった。さあ、ステージ4の始まりだ!




