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ひねくれもののひとりがたり

ひねくれもののひとりがたり さん

作者: 雨空 雪乃

どうせ、と思う時がある

時がある、とは言うけれど多々ある

どうせ、信じては貰えない

どうせ、分かって貰えない

それはそうだ

素直なんて置き去りにしてしまったのだから


もしも、と思う時がある

時がある、とは言うけれどまぁある

もしも、あの人と一緒なら

もしも、あの時に戻れたら

それはそうだ

後悔と自責に満たされていたのだから


私は悪くない、と思う時がある

時がある、と言うけれどどうかな

私は悪くない、裏切ったのはあなただ

私は悪くない、信頼していたのに

それもそうだ

私は悪い事はしてないではないか



寛容である事

理解者である事

優しく接する事

怒らない事

そう思うようにしてきた筈だけれど


全て裏切られ、挙げ句この茶番

この関係でさえ、滑稽に思える


嫌い、嫌い、嫌い

でも

好き


何故だろう

愛想ならとうの昔に尽きた筈なのに


離れるべき、なのではあるだろうけれど

離れたくない、そう思う瞬間は確かにあって


自己矛盾、自己嫌悪、ストレスは溜まる一方ではあるけれど


解決は無理、妥協もしたくない

維持するだけのつもりでも


どうせ、また裏切られる

もしも、元に戻せるなら

私は悪くない、きっとあなたも


今はまだ辛くとも

未だ一緒にいるのは

小さな希望を持っていたいだけの、そんなちっぽけな

私の心の所為だ

この矛盾は、本当ならすぐにでも取り除きたいもの、ですよね

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