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VS〜コノヨノコトワリ〜  作者: TERIS
FILE0:『序章』
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FILE0:序章

今まで友達とちょいちょい書いてたんですが、たくさんの人に感想やアドバイスが頂けたらと思い、ここで書くことにしました。テーマはありがちな上に、文章力や、その他もろもろの無さは自覚していますが、読んで少しでも何か感じてもらえたら嬉しいです。

 例えば、美味しいと感じたものを、毎日食べ続けるとどうなるだろうか。

 最初食べた時のインパクトも、続けて食べればその味に慣れ切ってしまい、飽きてしまうだろう。同じように、ずっと一つの本を読み続けたら? 一つのゲームをやり続けたら? そうすればきっと、人はまた新たな物を求めるだろう。

 ようは、刺激を求めているのだ。

 人は常に、新しい刺激を求める。マンネリ化した中では生きられない。『慣れ』とは、時に物事をスムーズに行う助けになるが、同時にその物事から目を背けてしまう、『退屈』の要因にもなりえる。

 例えそれが、どんなに望んだ事だったとしても。





 2020年。ここ数年で、日本はあり得ないほどの技術の発展を果たした。

 人体的な研究から、工業、産業的な研究まで。ありとあらゆる分野の技術が、バランス良く発展したのだ。

 目に見えて未来都市のようになったわけではない。それでも、今まで不可能だったことが可能になった。ある種、人々にとっての『刺激』になりえたのだ。

 諸外国すら、日本には恐れをなした。争うよりは、友好を築いて技術を取り入れる方が大切だと悟ったのか、日本が出した「世界戦争停止命令」にも、多くの国が調印した。戦争は減り、誰もが平和な世界を謳歌した。

 しかしその平和も、つかの間だった。ほどなくして、今度は国内で、その進化した技術を利用した犯罪が発生し始める。質、量共に、今までとは比べ物にならないほどの凶悪な犯罪が頻発したのだ。

 安定の陰には、更なる危険が潜むものだ。ようやく手にしたはずの平和。しかし、それに慣れ切ってしまった人間にとって、刺激のない生活など退屈以外の何物でもなかった。

 技術が発達しても、社会のシステムは変わらない。新たな技術が開発される度、それを利用、応用した凶悪犯罪が勃発する。そんな状態に、今まで国内は平和だった日本が、対応できるわけがない。

 警察では対応が追い付かなくなり、日本は最悪の事態に陥ろうかという時、苦肉の策として、あるシステムが提案される。

 特別擬似警察活動部隊。略称、『特警(とっけい)』。

 一般人の中から、その資格があると認められた者のみ、十三歳から入隊可能。厳しい訓練を経て正式に認定された後には、必要に応じて招集され、確実にターゲットを葬り、一般市民の安全を守る事が最優先される。今まで受動的で、発砲に厳しかった日本が、初めて設立した攻撃的な犯罪対策機関である。

 凶悪な犯罪者に対抗する為、資格を得た物には銃刀法違反が適用されない。また、その他にもいくつかの法律が適用外になる。戦闘のみを極めた機関だからこその待遇だが、逆に言えば、命の保証は全くされない仕事であり、裏切りや反逆は絶対に許されない。

 そして隊員には、最大の特徴とも言える、常人では気の狂うような権利が与えられる。

 それは――、




『人を殺しても良い』


序章なのでこれだけですが^_^;

次から本編に入ります。何かご指摘とかありましたらよろしくお願いします。

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