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エッセイです

「小説家になろう」と「アルファポリス」に投稿してだいたい一年くらい経った作者の感想

作者: 曙はるか

(1)まずはじめに


 「小説家になろう」と「アルファポリス」に投稿を始めて一年ほど経ちました。

 両サイトにはとてもお世話になっています。私はほぼほぼ毎日投稿しているので、本当にお世話になっている感があります。

 小説投稿サイトは他にもたくさんありますが、おそらく今年一年、この両サイトにお世話になり続けるだろうと思っています。

 そのため、今回はいつもお世話になっている「小説家になろう」と「アルファポリス」に限って比較し、私の感想をたらたらと書いていこうと思います。


 なお、本作は個人の感想です。また自分が今使っている機能について書いていますが、ぶっちゃけ今の環境に満足しているところがあるので、調べが足りず、もしかしたらもっといいふさわしい機能が隠れている場合があります。その場合はこっそり「ちゃんと〇〇できる機能があるよ」と感想で教えて貰えますととても助かります。



(2)「小説家になろう」について良い所


①誤字脱字報告機能があるので助かります。

②「いいね」機能がついたので長編書きは嬉しく思っています。

③複数作品をシリーズでまとめることが出来るので、横の物語の繫がりを作ることができます。

④投稿に毎回、前書きと後書きを付けることができます。

⑤読者様の数が小説投稿サイトの中では多いと思います。



(3)「アルファポリス」について良い所


①後から追加の話を割り込ませる時にやりやすいです。

②頑張ればインセンティブがつきます。

③感想の認証と取り消しができます。

④作者に複数ペンネームの利用を禁止しておらず、作風ごとに作者名を使い分けることが可能です。

⑤プロ小説家を目指す人には、目指しやすい仕組みがあるようです。


 上記の良い所は裏返せば、もう片方の投稿サイトにはない状態を示しています。



(4)「小説家になろう」の誤字脱字報告機能や「前書き」「後書き」について


 言うなれば、「小説家になろう」には誤字脱字報告機能があるため、非常に助かるのですが、「アルファポリス」にはありません。そのため私は先行で「小説家になろう」に投稿することもあります。「小説家になろう」は複数の作品をシリーズでまとめることが出来ますが、「アルファポリス」はそれが出来ないため、幾つかの物語をシリーズとして発表する時には正直困ります(「小説家になろう」は前書き・後書きも一投稿につきその都度付けられますので、作品文中の注釈も入れやすいですが、「アルファポリス」は前書き・後書きが付けられないため、作品の本文の一部分に組み込んで「前書き」や「後書き」を入れている方もいます。正直、やりにくさを覚えます)。今やっている連載も、同じ世界で同時間軸で複数展開しようとしているものがあるため、「アルファポリス」だと「うーん、シリーズにまとめたいけど、どうしよう……(遠い目)」という感じになっています。諦めて完結後に考えるか!!という感じです。

 


(5)「アルファポリス」の感想の認証について


 「アルファポリス」の良い所は、感想の認証と取り消しが出来ることです。「小説家になろう」の場合、感想はバーンと認証なく即、書きこまれるため、時に作者の硝子のような心臓を砕け散らせることがあり、断筆した作者さんも数多くいるのではないかと思います。いや、認証の場合だって作者が目にするのは一緒だろうと突っ込む方もいると思いますが、それが公衆にすぐさま開示された状況はなかなかサバイバルなのじゃないかと個人的には思っています(また荒れた感想をそのままにしておくと「割れ窓理論」で、荒れた感想は荒れた感想を呼びますので、こまめに目を通さなければならなくなります)。感想を頂けるのはとても嬉しいし、励みになります。それは事実なのですが、やはり中には心臓をドキリとさせる感想もあります。そのあたりワンクッション与える仕組みがあるといいですね(感想の認証する・しないの選択制でもいいですね)。



(6)複数のペンネームを認める・認めないことについて


 「アルファポリス」は作者に複数のペンネームを認めています。

 アルファポリス利用規約「7. アカウントについて」では、「7.5 会員は、1人につき1つのアカウントを保有するものとします。但し、作品や名義による使い分けなど、本サービスでの活動に必要性がある場合においては、本規約に反しない範囲において複数アカウントの保有を認めるものとします。」

 となっており、規約に違反しない範囲において、複数のペンネームを認める記載になっています。


 それに対して「小説家になろう」では、作者に複数のペンネームを認めていません。

 利用規約「第11条 アカウントの保有」では、「1.ユーザは一人につき1つのアカウントを保有するものとします。一人が複数のアカウントを保有すること、複数人が1つのアカウントを共同して保有することはできません。ただし、当グループが別に認めたものを除きます。」

 となっており、特別なケースを除いて複数のペンネームを認めていない記載になっています。


 「小説家になろう」で複数のペンネームを認めない理由の最大は、やはり、複数のペンネーム(この場合は作品を書くためのペンネームというよりも、評価を入れられるアカウントとして使用していますね)を使って評価数を操作し、結果的にランキングを恣意的に操作する恐れが大きいためかと思います。「小説家になろう」で「小説を見てもらうこと」は非常に「ランキングの順位」に依存しています。正直、依存しすぎている感もあるのですが、この解決はなかなか難しいでしょう(投稿小説作品数が膨大過ぎて小説が埋もれてしまい、目に留めてもらいにくい状況があります)。投稿者が多い、読者数が多いというのはメリットでもありますが、それと同時に時にはデメリットでもある気がします。

 アルファポリスも、ホットランキングに載らなければ……という話もあり、どこの投稿小説サイトも同じような感じなのかなという気もします。


 ただ、一作ずつきちんと完結まで持っていけば、それを見てくれる読者様はいます。そして自分が好きなものを同じように好きだと言ってくれる読者様と巡り合えたら、それがWin-Winの関係になっていいのじゃないかなと思います。まったく子供じみた感想ですみません。



 複数ペンネームの話を書いたのは、ガラリと作風を変えてペンネームを変えて書くのは、「アルファポリス」では出来るけど、「小説家になろう」では出来ないということです。操作の恐れを排除するために仕方がないとは思うのだけど。うーむ、少しばかり残念な思いがあります。ただ「評価」ができない、完全に執筆だけのアカウントを、申請により、一つだけ別に持たせてくれたらいいのかなと思うけど、そこまではしないかな……。



(7)プロ小説家を目指す人には目指しやすい仕組みがアルファポリスにはあるようです。

 

 あるようですというのは、自分は使ったことがないので何とも言えないのです。

 ですが、アルファポリスの作品の投稿画面に「出版申請」のボタンがあり、「アルファポリスでは「Webコンテンツ」の24hポイントが1,500pt以上であり、かつ「出版申請」されたコンテンツに関して、書籍出版化の検討を行います。是非、挑戦してみてください。」というように、ボタン一つで簡単に出版申請が出来ることになっています。

 これは結構画期的ではないでしょうか!! 

 プロを目指す方は是非挑戦してみてください。


 実際、ランキングを見ていても、「書籍情報」という形で、書籍を発行した作者さんがちらほらと見えますね。



 以上、一年間二つの小説投稿サイトを使い続けた感想です。

 どちらのサイトにも良いところ、使いづらいところがありますが、二つのサイトを使っていなければ、気付かなかった点も多いです。いろいろと言いましたが、今後も二つの小説投稿サイトにはお世話になる予定です。宜しくお願いします。

 自分の今の投稿ペースだと、二つのサイトが最大ですが、いつか他の小説の投稿サイトも覗いてみたい気がします。


 とりとめもない文章でしたが、ここまでお読み下さりありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 最近はアルファポリスばかり読んでますね。なろう小説もエタ率が酷すぎて読むのをやめました。読者側としてもいいし、作家の側のモチベイションとしてもアルファポリス方が今はいい感じですね。
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