ココミック流 短編小説の書き方!
たらこくちびる毛さんの同じようなタイトルのエッセイを読んで、自分はどうやってるっけ? と思ったこともあり、ちょっと自分の創作方法を整理してみます。
長編は最初から最後までもう頭の中にあるものを書くこともあるのですが、私の場合、短編は大抵行きあたりばったりです。
ただ、考えてみると、その行きあたりばったりにもいくつかのパターンがあるなと気づきました。
まず、私はほとんどの場合、タイトルから思いつきます。
考えてタイトルをひねり出すんじゃなく、ぽんと空から降りて来ます。
そのタイトルにどんな物語をつけるかを考えるのですが、ここからいくつかのパターンに分かれます。
それを自分の作品を例に挙げて、語ってみたいと思います。
1、『映画のようには行かないねhttps://ncode.syosetu.com/n0080hj/』パターン
なろナジの企画に応募する用の作品で、「映画」のお題作品を書こうとしていた時でした。
初めは『映画のようには行かなくて』というタイトルをつけて書き出していました。
現実が灰色にしか見えない女の子が登場して、駅前で映画のような出逢いを期待して待ち続けています。女の子の情報は作中に書いていませんでしたが、17歳の女子高生をイメージしていました。
とりあえずタイトルとそんな主人公だけ出して、あとは書きながら考えて行きました。
映画の中のようなドラマチックな出来事を彼女は待ち続けているけど、なかなか現実にはそんなことは起こらないよなぁ、でも起こらなかったら面白くないし、出逢わせちゃおっか? 誰かが話しかけて来るんだ。誰が? 普通に考えたらおまわりさんだろう。と、おまわりさんを登場させようと思いついたところで一旦止まりました。
これって……、ふつうに補導されて、終わり?
それじゃつまんない。どうしよう?
そうだ! おまわりさんが王子様に見えてしまって、彼女はうっとりしろ!
で、交番に連れて行かれた彼女が、彼の淹れてくれたミルクコーヒーを大事そうに飲みながら、楽しそうに映画の話を彼にする絵になりました。
でも、映画のようには行かなくて……。
いや、傍から見たらつまんない現実の一風景だけど、彼女には映画のヒロインみたいな気分になってもらおう! 彼にこう言わせるんだ、優しく、『映画のようには行かないね?』って。そして━━
そこから自然に最後の彼女の独白が出て来て、そこで私には珍しく、タイトルを変更することになりました。
もう、これは典型的な『書きながら考える』パターンでしたね。
なるべく面白くするにはどうすればいいか、書きながらそっちの方向へ導いて行きました。
自分では大成功だと思っている作品です。
2、『密室で勝手に死ぬなhttps://ncode.syosetu.com/n0253hk/』パターン
これもなろラジ企画参加作品で、お題はもちろん『密室』です。
この作品の場合はリアルで実際に思ったことがベースになっています。
私はフェレットと2人暮らしなのですが、私がもし突然心臓が止まったりしていきなり死んだら、肉食獣のこの子は私を食べるのだろうか? と考えたことがタネになりました。
食べて、生きてほしいな。いや、でも、人間を食べたフェレットはひどい目に遭わされるかな? なら、一緒に死んで、一緒に天国に昇って行くのが一番お互い幸せかな? と思ったことで、タイトルもストーリーも全部いっぺんに出来ました。
ただ、文字数制限があったのと、書かなくてもわかるだろうと思って主人公の性別も何も書かずに投稿したら、その直前に投稿してた『フェレットを飼ってる寂しいおじさんの話』の続編だと勘違いした方々が、主人公をおじさんとしてイメージしてしまいました。
読者さんを尊重してそうしましたが、私は元々自分をモデルにしていたので、主人公は女性のつもりでした。
いっぺんにタイトルから内容まで全部出来るパターン。この場合はリアルの出来事や思ったことがベースになるので、考えずにスラスラ書けます。
ただ、それを筋だけ書いたのでは面白くなくなりがちなので、面白い会話やギャグや表現を入れるようにしてる。っていうか自分がふざけたやつなせいで、どうしてもそうなってしまうんですが。
3、『すばるたんXhttps://ncode.syosetu.com/n5319hm/』パターン
まず『スパルタンX』という言葉がふいに頭に浮かびました。これ、何だったっけ〜? と思い出そうとしているうちに、それが『すばるたんX』に変化して、面白い! と独りで笑いました。
すばるたんは女の子の名前、Xがつくから謎の存在なんだろうな、と思いました。
どんな謎の存在なの? と彼女に質問すると、返事が色々帰って来ました。
それをそのまんま書きました。
以上です。
これは会話から物語が出来ちゃうパターンですね。
会話の内容は考えて作らず、ぽんと降って来たものを採用します。
いわば『こんな会話が描きたい』から書いた作品でした。
4、『嫉妬https://ncode.syosetu.com/n8604hm/』パターン
私は心が病むとシンプルなタイトルのものを書き始めます。ジャンルは面倒臭いので大抵純文学にしています。
これを書いた動機はとても単純なものでした。
「私って、他のなろう作家さんの数字に対しては、『凄いなぁ』と思っても羨ましい程度にしか感じないけど、才能に対しては激しく嫉妬するよなぁ」「みんなもそうなのかなぁ」
そう思ったから。それだけです。
それを物語仕立てにしただけ。
チャン・チャン、です。
そろそろ寝なければいけないので寝ますが、よく考えたら私はパターンとか別に考えずに書いています。
考えたら、書けない。
面白いオチが思いつかなくても、とりあえず書いちゃえ! で書く。
結局、書いてる自分が楽しければいいんだと思います。
楽しむためには、決まったパターンとかに縛られず、好きに面白がればいいのだと思っています。
うーん……
チャン・チャン♪