転生
はじめまして、見鉄と申します。今回が初めての投稿です。ちょっと忙しくて投稿が遅れることがあるので、そこんとこよろしくおねがいします。本当に誤字・脱字が多いです。
なにかおかしな点、直して欲しい所があればコメントしてください。小説書くのド素人なので、何卒よろしくお願いします。
俺の名前は朧月水明。
運動神経抜群、成績優秀。その上、高校時代ではモテモテ。
バレンタインの時は学校の正門で待ち伏せされ、男子たちから睨まれていた。
高校卒業して大学に入学。俺は幸せな日々を過ごしていた。
ついに成人を迎えた日に、俺は交通事故にあった。
・ ・ ・
ここはどこだ?わからない。体が浮かんでいるような気持ちだ。
そうだ、俺は死んだのか。本当に短い人生だったな。
「お、無事に成功したようじゃな」
誰の声だ?聞き覚えのない声だ。
ん?何か見える。髭を生やしたじーさん?何がなんだかわからない。
「どうやら意識はあるみたいじゃな。耳だけでよいから聞いてくれ。わしはこの世界の創造神、ダイムじゃ。早速じゃが君には異世界に転生してもらう。」
創造神?転生?なにを言ってるのかわからない。
わかるのは・・・そう、俺の名前は朧月水明。交通事故で死んだ朧月水明だ。
「あっ……あっ」
「むむ!?お主、もう声が出せるのか。今まで転生させたことは何回もあったのじゃが、過去最速かな?まぁ言いたいことは沢山あるだろう。また話せる時にしようかのぉ」
そう言うと、俺は意識を手放した。
目が覚めた。辺りが眩しい。俺はなにをしてたんだっけ。なかなか思い出せない。
「お、起きたようじゃな。まぁこっちに来るがよい。少々、お話でもしようじゃないか。」
「えっと、どなたでしたっけ?」
「むむ。初めに言ったであろう。わしはこの世界の創造神、ダイムじゃ。よ〜く覚えておくがよい。」
思い出した。俺は異世界に転生しようとしていたのか。
あの神様、こっちを見ながら手招きをしている。
まぁ俺も聞きたいことがあるからな。 俺はそう思いながら、神様に近くまで来た。
「では改めてようこそ、転生者・朧月水明よ。わしはこの世界、ファイニールの創造神、ダイムじゃ。まず初めに、お主は向こうの世界で死んでしもうた。頭が良くて、運動もできる男だったなのに可哀想じゃ。そこでお主は異世界へ転生して自由に生きて欲しいのだ。だが、今お主じゃ向こうの世界では生きてはいけぬ。だから、わしらからお主に加護を与え、魔物などに負けぬようにするのじゃ。」
「はぁ、それはありがたいのだが」
「ん?なんじゃ。」
「正直に言って、動物とか殺したことない俺が、生きて行けるのでしょうか?」
「無論じゃ、何事にも経験じゃ。さて、続きを話すが、転生者にはそれぞれ固有のスキルを与えるという決まりがあるのだ。そのスキルはランダム。まぁ強いてゆうなら、性格に関係することが多いようじゃ。」
「成程」
「さて、早速じゃお主の固有スキルを見てみようか。どれ、頭をかしてみぃ。」
そう言うと、ダイムが水明の頭に触れる。ダイムの手元が光り、ステータスが表示される。
ダイムは、少々驚きながらその手を離す。
「お主は少々面倒くさいスキルを授かったのう」
「え、どんなスキルですか?」
「固有スキル『断罪者』」
「え、断罪者?」
「そう、『断罪者』。罪を犯す者を断罪するスキル。このようなスキルはもはや使命みたいなものじゃ。転生ボーナスでスキルが目覚めるのに3年の猶予があるのじゃが、このスキルは非常に珍しくてなぁ。このスキルには自我があるのじゃ。」
「スキルに自我?」
「そうじゃ、今までスキルに自我があるのは大罪系スキルのみかと思うてたんじゃが」
「なるほど。それはつまり・・・」
「3年後以降は、断罪しなければならないと言うことじゃ。魔物だろうと人間だろうと、断罪するのじゃ」
「まぁ話はわかりました。つまり3年間は、大丈夫と言うことですね。」
「お主は意外とポジティブじゃな。まぁいい。最後にわしらからの加護を与える。お主が来てから、加護を与えたいとたくさん来てるんじゃ。一応、全て受け取っておる。」
「神様って、他にもいるんですか?」
「もちろんじゃ。魔法神に技能神、商業神に剣術神など様々じゃ。無論、最も偉いのはわしじゃからな。おっと失礼、余談し過ぎたのう。では、始めようか。異世界では、楽しむのじゃぞ」
「ありがとうございます。」
「また会おう。『転生』!!」
こうして俺は異世界に転生した。
・ ・ ・
目を開けると青々とした空、広い草原、涼しい風。
うん、異世界だ。転生したんだ。
俺の見た目は、身長180cmで水色の髪をしていて、イケメン顔だった。
近くに袋が落ちている。中を見ると、この世界の地図などの役に立つ情報が入っていた。
今いる場所は、ミルフィード王国の南側に位置するクロギ草原のほぼ中心部。北に行けば王都、南に行くと伯爵がおさめてるバイサスという街がある。クロギ草原に最も近い街だ。
まずは、そこに行こう。
それと、自分のステータスが見えるスキルがある。実際に使ってみようか。
「『ステータスオープン』!」
ステータス
名前・朧月 水明 年齢・20 性別・男 種族・人族
レベル・Lv1
称号・転生者、断罪者、神々から加護を授かりし者
加護・創造神の加護、魔法神の加護、武神の加護、大地神の加護、生命神の加護、時空神の加護、技能神の加護、商業神の加護
体力・100 魔力・100
固有スキル・『断罪者』
超希少スキル・『サポート』
魔法・火魔法Lv1、水魔法、土魔法、風魔法、雷魔法、氷魔法、光魔法、闇魔法、時空魔法
スキル・剣術Lv1、格闘術Lv1、弓術Lv1、創造魔法
なにこれ、どんだけ加護つけてんの。多すぎる。魔法の数も多いし。間違いなく人外レベル。
そう思いながら進むと、体長3mくらいある熊の魔物が出てきた。これどうやって倒せばいいの?
そう思っていたら、気づかれた。猛スピードで走ってきてる。
あ、まずい。俺、死んだかも。
<告。マスターの危険を察知。防御魔法を取得し、防御します>
何言ってんだ。俺は何もできずに死んだぞ。
そう思った時、魔物が10mくらい飛ばされた。
「え、何が起きたんだ?」
<告。マスターの危険を察知したため。超希少スキル『サポート』により、防御魔法が自動発動しました。また、創造魔法により、防御魔法Lv1、及び鑑定魔法を創造しました。>
はっ?なにそれ。そんなものあるなら言ってくれよ。
それに鑑定魔法?今なら使えんじゃね?
「『鑑定魔法』!」
名前・デス・ビックベア
レベル・Lv210
称号・クロギ草原の主
体力・840400 魔力・1000
はぁ? Lv210!? 敵わねーよ。それに体力も84万って化け物かよ。どうすればいい?
<告。デス・ビックベアは火魔法が弱点です>
なるほど、火魔法。前世では、友達から異世界系の漫画を読んだからわかる。魔法は想像が大事だ。となると、今の魔力で使える魔法はこれしかない。
「ファイヤボール!!」
チャドォォォォン!!
え、威力強くね?こんなになるの、おかしくね?桁違いの威力。クマさんは丸焦げだ。
<レベルが上がりました>
お、レベルが上がったらしい。ちょっと見てみようかな。
「『ステータスオープン』!!}
ステータス
名前・朧月 水明 年齢・20 性別・男 種族・人族
レベル・Lv176
称号・転生者、断罪者、神々から加護を授かりし者、限界突破α
加護・創造神の加護、魔法神の加護、武神の加護、大地神の加護、生命神の加護、時空神の加護、技能神の加護、商業神の加護
体力・67万 魔力・55万
固有スキル・『断罪者』
超希少スキル・『サポート』
魔法・火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、雷魔法、氷魔法、光魔法、闇魔法、時空魔法、身体強化魔法、防御魔法
スキル・剣術Lv1、格闘術Lv1、弓術Lv1、創造魔法、鑑定魔法、危機察知
!?
なんだこれ?Lv210を討伐したからってレベルが1から176まで上がるわけない。
どうなってんだ、バグかこれ?
<告。マスターは転生者ボーナスにより、獲得経験値の約100倍の効果と共通配分の効果が発動し、現在のステータスとなっております。ちなみに獲得経験値は、98600です>
「つまり、98600×100だから、986万!?それは、Lv176にもなるわ」
<告。ちなみに人間のレベル上限は、Lv100です>
んん?レベル上限はLv100?そんなわけない。だって今、Lv176だもん。
<告。すでにマスターは限界突破しておりますので、次のレベル上限はLv200です。ちなみに、限界突破αの条件は、自分よりレベルが高くて、レベルが上限まで上がっていて、その上獲得経験値が20万を超えていれば可能です。なお、限界突破の成功確率は80%です>
たしかに称号に限界突破αって出てるし、嘘ではないな。獲得経験値が20万って、並の人間じゃ生涯かけても難しいな。
もう100%人外扱いだな。
「てゆうか、この死体どうしようか。これじゃ持ってけないし」
<告。マスターの時空魔法に、空間収納の能力があります>
「マジで!超便利じゃん。じゃー早速、『空間収納』!」
そう唱えると、巨大なクマが消えた。
「おぉ〜、スゲ〜」
こうして俺は、空間収納の能力に喜びつつ、街へ向かうのだった。
そして3年もの月日が経ち、俺の生活が一変した。
その日をもって、全てが変わった。
記念すべき第一回目の投稿でした。
何かあればコメントしてください。
宜しくおねがいします。