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転生者の憂鬱

 更新です!


 お付き合いよろしくお願いいたします。

 転生して、数分で命の危機を味わった私は、突然送られてきた、衣服とメッセージにより、なんとか生き延びた。


 メッセージは読んだら消えてしまい、もう一度見ることは出来ないが、転生時の神とは別の神様が送ってきてくれたようだった。


『転生者の君へ どのような条件で転生してきたかは解りかねるが、現状の窮地を脱すべく衣服と装備を送らせてもらった。出来ることなら、環境破壊、無差別な広範囲魔法など控えてくれると、こちらとしても君にしても幸せになれるはずだ。どうか、生き残って人生を楽しんで貰いたい。神』


 メッセージは一字一句覚えているのでまちがいない。転生のときの女神とは違い、厳格な感じを受けた。そして、このメッセージは警告だろうともとれる。やりすぎは良くない。つまりは、自重はすべきで、例え魔物だろうと、無暗矢鱈に駆除すべきでない。と、言うことだろう。できるなら、森林破壊、環境破壊もするな。きっとそんなところだろう。


 きっと無視したら、天罰がくだるのだろう。転生の女神は何一つ忠告もせず、真っ裸で魔物の森に送るし、私は神として崇めるなら、どう考えても救いの手を差しのべてくれたメッセージの神だろう。


 魔物の森を抜け、なんとか街にたどり着いた私を襲ったのは、美的感覚の違いである。


 美人と呼ばれるのは、もっぱら横に広く、歩くのすら億劫そうな、要は肥えた人で、街に居るスタイリッシュなエルフ、小人族、獣人などは軒並み、不細工と言われているのだ。


 もちろん、それに私も含まれる。


 調べれば理由は直ぐにわかった。魔物の森に近いのと、魔物事態が活発に街を襲ったり、商人のキャラバンを襲ったりで、軒並み食料品が高いのだ。森で獲られるのは、キノコ、魔物の肉、山菜、果物位で脂質、たんぱく質が足りていないのだ。


 畑は街の塀の中にこじんまりと麦、じゃがいもを育ててる位で、あとは森から調達する他無いようだった。


 そして、わずかにしか栽培されてないゆえ、わずかな気候のぶれで簡単に飢饉に陥るそうだ。日照不足、水不足、寒波などに加え、魔物の侵入もあげられる。


 さらに、恰幅の良くない私はどの店でも足元を見られ、値が上がる。食料品を売るときは買い取り値が下がるという悪循環である。

 もちろん、前世の記憶があるから、肥りたい訳ではないのだが、その日暮らしに近く、とても普通の暮らしとは言えない。


 茹でただけのじゃがいもに塩を振りかけ、半分食べる。正直美味しくない。水は魔法で取り出しているのでなんとかなるが、本当にろくでもない世界に来てしまった。


 メイン通りから一本入った、レンガ造りの建物の間に座り込み、なけなしの金で買った毛布を頭から被り瞳を閉じる。この世界にきて、いまだ布団で眠ったことなど無い。建物の間、それが私の寝床だ。


 明日も朝から森へ入り、食材を集め、売り払おう。すこし、量がとれれば私のお腹も膨れる事だろう。あぁ、明日が憂鬱だ。

 なんとか更新…………


 腰痛い…………次の更新は明日の夜かと思います。あぁ、帰ってゆっくり休みたい…………

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