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神は満喫した(過去形)

 というわけで、土曜なので、頑張ってみた!(自讚)

 今回の世界は、エルフが居るらしい。最初に訪れた街で当たりを引いた。同期の女神と幼い女神の二人が居るため、中々単独行動が取れないかと思ったが、チャンスはすぐに来た。


「お腹すいたぁ~」

 幼い女神のその一言で、閃いたのだ。幼い女神に、屋台を教え、買い方、お金の種類を教え、前を行く女神の後ろ姿を指差し、おねぇさんの分も買っておけば大丈夫。

 そう伝え、急用があるから先に行っててくれと言伝てを頼み、その場をあとにする。


 幼い女神は、串焼きに気がいきすぎてその事を聞いてすら居ないのだが。


 やってきたのは、大通りから一本裏へ入った通り。ざっくり夜の店が並ぶ一帯だった。


 さて、どこから調査すべきか…………ふと、目に止まったのは『夜の妖精達』というお店だった。


 こう言う名前の店は極端だ。『妖精』が出てくる店と、『妖怪』が出てくるお店。つまり、二極化が凄いのだ。どちらか、知るには調査が必要である。そう、必要経費で、私は人柱ならぬ、神柱なのだから。


 そして、薄暗い階段を上り、扉を開く。


「「「「「「いらっしゃいませ~♪」」」」」」


 複数のエルフが薄手のドレスに身を包み、正面、左右から迫ってきた。ここは、当たりらしい。

 そして、この世界のエルフもまた、当たりだった。色々な世界にエルフは居るものの、貧乳族、微乳族、豊満族、混合族とあるが、私の好みは微乳族。つまり、大きすぎないことである。


 そして、この店の女の子は皆、微乳の美乳。決して小さくはなく、大きくない。しかし、形はキレイで見ただけで張りがあるのがわかる。


 例え、腕に抱きつかれ胸を押し付けられて居るが、そうしなくとも、わかるのだ。

 席へ誘われ、会話を楽しみながらも、調査を怠らない。


「おねぇさんたちは仕事のあと暇だったりする? 遊びに行かない?」

「おにぃさん、積極的~♪」

「やだぁ、遊びに行くっていって、ナニしちゃうのかなぁ?」

「いやいや、至って健全に遊ぶだけさ。そう、生物的に健全に……ね」

「いやらしぃ~♪」

「でも、沢山呑んでくれたら考えちゃうなぁ♪」

「よぉし! エルフの酒呑み尽くしてやる!」


 そして、夜は更けていった。


 それなりの時間楽しんで、店を出る。この店の調査は終わった。次は…………ん?


『妖精の讃歌』の看板がはす向かいの建物の地下へ続く階段に掛けてある。


 さては、姉妹店か? よし、こっちはキャバクラだったから、地下ということは、そっち系か?

 調査が必要だな。


 そして、薄暗い階段を下り、店の扉を開く。


 カウンターにはカーテンがしてあり、奥へ続く細い廊下、奥からは淫靡な声が聞こえる。どうやら、それ系だったようだ。

 カウンターへ声を掛ける。

「エルフは居るか?」

「エルフは本日おりませんが、ハーフの子ならおりますぜ」

「なら頼む」



 しばらくして、部屋の番号を伝えられそこへ向かう。なぜか、スキップをしているが、それは、床の強度を確かめるためで調査の一環だ。


 部屋に入り待っていると、別の扉から彼女は入ってきた。


 ん? ハーフエルフ……………………?


 入ってきたのは、エルフの血は入っていないだろう、むしろ入っているのはトロールの血か? と言う、よく言えば丸い。悪く言えばドラム缶。そんな女の子だった。すぐに、後ろを向いて逃げ出そうとするも、遅かった。


「はじめましてぇ~♪ さぁ、服を脱いで♪」


 がっちりとホールドされ脱がされ…………。


 だ、誰かッ!


 押し倒され、声が出せない…………。


 その後、彼を発見した女神いわく、服がよれて眼が死んでいた。そう、報告書に記されていた。

 次回更新は、未定です。今日か、明日の12:00予定です。良ければお付き合いお願い致します。

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