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神は夢想する

 いやぁ、ちょっと書き方が微妙…………でも、更新します。

 わたしが、彼ら、いや、リーダーは女神なので彼女の、と言った方が間違いはない。その、彼女のサークルに勧誘され、入会したのは『エルフスキー』『ケモミミふれんど♪』の会員の同僚と飲んでいたときだ。


 そして、今日初の会合に出る。場所は大天使の住む、大きなチャペルだ。なぜ、大天使の住み処なのかは不明だが、この大天使は『蕾の楽園』の裏メンバーと言うことだが、神々のサークルに大天使とはいえ、天使が入るというのは特殊な例だ。


 なにはともあれ、会場へと向かう。


 大きな扉を開けると、聖堂があり、ステンドグラスが美しい広間になっている。ここは神界なので、祭壇も無いのだが、チャペルとしてあるのはきっと、大天使のこだわりなのだろう。

 そう、思いながら奥へと進む、ろうそくの残り香を感じながら、突き当たりの扉をノックする。


「どうぞ」

 中から、女性の声で入室を許可され扉を開く。目の前には長テーブルにクロスが掛けられ、椅子が並び、既に複数の神々が着席し紅茶を楽しんでいた。入り口横に、先程の声の主であろう綺麗な長い金髪の大天使が立って手のひらで席を案内してくれる。

「こちらにお掛けください。ただいま紅茶をお持ちします」

「ありがとう」

 そう、一言述べて席へ腰を掛ける。

「やぁ、来たね、ルーキー」

「リーダー、お久しぶりです。ルーキーは止めてください。わたしなんか皆さんの足元にも及びませんよ」

「うふふ、そうかしら? 貴方はきっと誰よりも強く、尊くなれるはずよ? そう私は期待してます」

「お心に添えるよう努力します」


 そう、返したところで、大天使が紅茶を運んでくれた。


「そろそろ始めましょう。私達熟成した神々は休みが被る事が少ないですから」

「だな」「ですね」「はい」


 など、現在参加してる神々が各々首を縦にふる。


「では、大天使の貴女も席へ座りなさい」

「いえ、わたくしはこのままで……」

「ダメよ。貴女はこのサークルの重要なポジションなのだから」

「ありがとうございます。では、座らせていただきます」


 大天使が席に着くのを待ちリーダーは話し出す。

「まず、知らない方が多いと思うけど、そちらの大天使は『遊戯の会』の専属天使。わかるわよね? そう。あの楽園の内通者なの」


 リーダーの発言を聞き、わたしを含めその場の会員は全員驚嘆の声を上げ、大天使をみる。


「そして、ここ。このチャペルは彼ら彼女らのホーム。つまり、活動拠点になるわ」

「「「「素晴らしいっ!」」」」

「続けるわね。彼らは毎週、休みの度にここへ集まる。言っていることはわかるわね?」

「「「「YES!! ロリコン! NO! タッチ!!」」」」

「そう、つまり、妄想こそが全て! と、言いたいところだけど。残念ながら我々には敵対勢力がいるわ。わかるかしら?」

「まさか、環境課の……」

「そう、環境課の囲炉裏を囲む会。あれは危険だわ、勢力が大きいだけでなく、盗撮、彼ら彼女らの残り湯採取など、大天使から上がった報告だけでも危険だわ」

「許せんっ! 我らの癒しの笑顔を妨げるモノは生かしてはおけぬ!!」

「ええっ、その通りよ。そして、今度の休みも、必ず奴等は来るわ。なので、これからチーム分けを行い奴等から彼らを守りましょう。その為に必要なのは力」

「「「「「力?」」」」」

「そう、我らにはまだ力が足りていない。妄想の翼を広げなさい。そこの大天使のように」

「彼女のように?」

「ええ、彼女は堕天しかけても尚、大天使として居続けるほど逞しい精神力を持っているわ。そう、彼らとお風呂に入っても堕天しないほどに……」


「「「「「おいおいおいおい、神より神がかってるじゃねぇか!」」」」」


 皆の視線を受け、大天使は身を縮ませる。


「誇っていいわよ、貴女は素晴らしい大天使よ!」

「だな」「ですね」「うらやま」「くっ、これが勝ち組……」


「で、私は貴方たちに妄想の、いいえ、夢を見ることを進め、最終的には()()()を極めて貰いたいの」

「業?」


「その名も、夢想天生。夢を想い、天に生きる。その心があれば、邪悪な奴等の行動を先読みしつくし、全てを止める力となるでしょう」


「「「「「おおおおおっ!」」」」」


「そして、それに一番近いのが……彼。転生課ルーキーの彼よ」


「なるほど!」「通りで、気配が違うわけだ」「やはり、彼は才能が……」

 などと、わたしに対する評価があちこちから聞こえる。しかし、夢想することを楽しみとしていたわたしとしては、これは誇れるのか? と首を傾げるより他はない。


「さぁ、このあとの時間。皆で思い思いの妄想……いえ、夢想を語らいましょう」


 このあと、彼が夢想天生を会得したのかは誰も知ることはない。



 なにしろ、スキルなんてものは存在しないのだから。

 ネタはそう。北○の拳。


 うぬの妄想はその程度か?とかそのうち出したい。(構想はある)


 次回更新は明日の12:00になります。日曜日は数本あげれたら上げます。

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