表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/78

神々の輪舞曲(ろんど)

 あぁ~書きたかったとこ書けなかった。次回はそれを書こう……かな?

 同志はすぐに集まった。よって、後は申請するだけだ。集まった同士のほとんどは環境課の面々、他情報管理課数名、転生課数名の合わせて六五柱。現在稼働しているサークルではどうやら一番の数らしい。


 それほどのサークルを立ち上げられ、リーダーとなれたことは誇っていいものだろう。さぁ、後は申請書にサークル名を書くだけだ。


 我がサークル名は『囲炉裏を囲う会』ロリコン課と言われようとも、我が紳士なる同志は屈せぬ。サークル活動を通し、さらなる布教を他部署へとしなければならない。


 忙しくなるな……そう呟きメンバーと方針を煮詰めるのだった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ついに、わたくしたちのサークルが陽の目を見ることになる。

 現メンバーは当初の九柱にプラスで十名のトータル十九柱になる。しかも、そのうちの一柱は情報管理課の課長で、神々にサークル活動を流布し、扇動した貢献者でもある。リーダーを譲ろうかと、提案したのだが、多忙ゆえ泣く泣く断られた熱き女神、いな、同朋である。

 メンバー総会により、サークル名は決まったのが今しがた。

 申請書に書き記し、情報管理課長たるメンバーへ手渡し、その場で認可の印を受け、これからの活動指針を熱く語り合う。


 わたくしたちのサークル、『貴婦人の集い』は新たなステージに移ることだろう。そう、これまではただ、男同士の熱い絡みを想定するだけではなく、全年齢の絡みを研究していくことが今まさに決まったのだから。


 漂う空気はフローラルな香りなのに、気配はただただ混沌としていく、その異なるものを楽しみながら、わたくしも熱き討論へと身を投じた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 こいつらはやはり、わかっていない。居酒屋に入り、同僚三人でテーブルを囲みまたも論争になっているのだ。一人はサークル『エルフスキー』のメンバー、一人はサークル『ケモミミふれんど♪』のメンバー。私は未所属。


 冷えたラガーを飲み干し、いつもの天使ちゃんに声をかけ注文したあと、笑顔を堪能し、やはり幼きものは良いものだ。そう確信する。


「ーーな? だから、お前はケモミミの素晴らしさを知るべきなんだ。だから、うちのサークル来いよ! 皆いいやつだぞ?」

「バカめ! なにが、もふもふ観賞会だ! 森の妖精観察の方が有意義だろうが! 常識的に考えれば我が所属するエルフスキーこそ神選よ!」

「なにぃ? たかだか森だけにしか居ないエルフと在野に散らばるケモナー達とじゃ規模が違いすぎるわ!」

「はっ! 規模? そうやって多くの場所に目をやって散漫に観測してなんになる!? 狭く、小さく、そしてより深く観測してこそだろうが! これだから、にわかは」


 天使ちゃんが、注文したラガーをトテトテと持ってきたのを眺め、笑顔を堪能して、お礼を言ってチップを握らせる。最近知ったチップなるものは良いものだ。合法的に可愛い手に触れるのだから…………。


「「おい、聞いてるのか? ロリコン!」」


 チッ! 唯一の楽しみを邪魔しやがって。崇高な私の癒しをロリ呼ばわりしないでもらいたい。


「お前達はやはりわかってない。私は、幼い子は好きだ! だが、それは性別に関係なく、そして種族にも捕らわれない! 愛でるべき存在をただただ見守りたい! それだけなのだ。わかるか?」


「すまん、ケモミミの一割にも届かん程わからぬ」

「わりぃ、エルフの指先なら語れるが、ちょっとついていけねぇわ」


「これだから、性欲厨は……」

「「それの何が悪い!」」


「話にならんな」


 ため息と共に、残りのラガーを飲み干し席をたつ。すると、後ろから肩を掴まれた。


「見つけたぞ。友よ!」


 振り返った先には十柱程の転生課がほとんどを占める、神々達がいた。同じ課ではあるものの、私は一課であるため、制服で転生課とわかる程度で知らない顔ばかりだった。


「あなたたちは?」

「我らはサークル、蕾の楽園メンバーだ」

「蕾の……楽園……!?」

 雷に打たれたように、脳に電気が走ったーー。


 これぞ天恵。いや、運命。そう直感し、彼らのテーブルへ向かった。


「おい、あいつらって」

「あぁ、二課でやけに幼い神々の尻拭いを我先にとやりたがるやつらだな」

「つまり、アレの同類……か?」

「だな。我は彼を救えなかった……」

「今日は飲もう。そして、互いの心の支えを胸に強く生きよう」


 今までの討論が嘘のようにお互いを気遣い、飲むペースをあげた二人であった。そして、それをカウンターに、座る三柱の女神が息荒く観察し、ノートに筆を走らせるのだった。『NTR! NTR!』と。


 とりあえず、更新は間に合いました……が、散らばってる感じが……


 そろそろ仕事の話もまたいれていこうかと思います。次の更新は明日の予定です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ