ねごしえーしょん?
無事切り抜けましたがぼろぼろっす!
*活動日誌にも書きましたがここ数話内にノアが不在となる状態がありました。これは単なる作者のミスです。なのでアシ2号共々、復活させてあります。
突然の出来事で慌てて菜奈と共に後退る。
中の様子は見えないが、逆に見えないが為に何が起こっているかと想像してしまい興味と恐怖心が沸き起こる。
エリスを見るがいつもと変わらぬ表情で、順にカプセルを眺めていた。
数分は続いた大絶叫も次第にトーンダウンして終いにはどこからも聞こえなくなった。
静かになると自分の腕が結構な力で握られていたことに気付く。見れば困惑顔の菜奈が隠れる様に背に回りこんで様子を伺っていたのだ。
「ま、こんなもんかいナ」
ふぅーーと大きく息を吐き汗を拭う仕草をして見せる。
すると蓋が一斉に開いた。
離れようとしない菜奈を引き連れ中を覗き込むと全員漏れなく……涙目で清々しい顔をしていた。
「中で何が起きたの?」
恐る恐るエリスに聞いてみる。
「だから~治療ダナ~」
何度言わせるの? といった目で見るとクルッと背を向ける。
次にそばのカプセルの中で横になっている者達に同じ質問をしてみた。すると、
「な、なんもあらへん」
「そ、そうやね」
「み、右に同じく」
と二十歳組の三人が赤面しながらソッポを向く。
よく見るとリンも含めて漏れなく赤面しており、更に一部の者は気持ちよさそうな不気味な笑みを浮かべて体を捩っていた。
あの絶叫は一体何だったの? と、そばまで寄って来ていたエリーと三人で首を傾げる。
まあ、M気質で「もっと……」とか吐かしているランとノアの二人は別として、他の四人は先程の雄叫びと今の様子とにはあまりにも差があり過ぎるので何が起きたのか気になってしまう。
……ま、いいか!
「みんな動ける?」
聞くと一斉に上半身を起こす。すると一部からまたまた絶叫が。
「キャーーーー!」
とは言え一人だけだが。
見ると戻ったランが真っ赤な顔で色んな箇所を手で懸命に隠していた。
「な、何で裸なのーー‼︎」
パニックになり掛けたが不意に動きが止まり何かに集中し出す。
すると落ち着きを取り戻したようで周りを見始めた。
どうやらいつの間にか白色に戻っていたシャルロットが現状説明をしてくれたようだ。
説明する手間が省けて助かったとは思うが、どの様に伝えたか、正確に説明したかどうかは艦によっては怪しいところ。
まあその辺りはアルテミスに任せよう。
ラン以外では一人を除き慌てる者もおらず、ノアに至っては再度横になって青空を眺め始めた。
「ランラン〜?」
いつの間に来たのか裸の妖精がランのカプセルの縁から心配そうに中を覗き込んでいる。
……なんか可愛い。
エリーや菜奈も同意見の様で癒された顔をしていた。
「あ、姉様そんな格好でいけません! 捕まってしまいます!」
「だれに~? ここには知らない人はだれもいないよ〜?」
「いなければいい、というものではありません!」
確かに一理ある。
「それもそうだナ。一度艦に戻って着替えてくれバ?」
エリスが上を見上げると慌てた様子で白色に戻っていた艦達が我先にとひしめき合いながら降下、それぞれの搭乗者とカプセルに対し黄色い光を浴びせてくる。
するとそれぞれが宙に浮き始めゆっくりと引き寄せられてゆく。
「ほぇ~~これおもしろいのね~」
楽しそうに裸で空中を泳いで艦へと戻って行く羽根の無い妖精。
見れば背泳ぎ・クロール・平泳ぎ、そして得意の犬かきと楽しみながら。
そのせいか他の者達よりも僅かに速度が増している様に思える。
ただいつもの様な「キレ」がある動きではなく何処かぎこちなさを感じた。
他の者は物に乗りながら、という慣れない空中散歩に戸惑いながらも新鮮な体験に辺りをキョロキョロと見渡していたが、ノアだけは横になりお空を見て身動きせずに戻って行く。
「さてこれからどうする?」
皆がそれぞれの役割を果たしている今、自分達もジッと待つのは性に合わない。
なので三人に聞いてみた。
「なら私達にしか出来ない、もしくは今しか出来ない事を考えたら~?」
「なら……続き?」
うん、と頷く。
「ソレならここではなく他の場所を教えるから行ってくるとイイ」
「そ、そう? いいの?」
「二人の「力」はまだ足りてないからネ。それとこれ以上はアイツらは必要無いし基地の防衛の為にも連れて帰ル。だから行くのは三人だけだゾ」
丁度艦に入った六人を見上げたまま言う。
「な、なんで?」
「アッチは人数が多いに越したことはないダロ?」
「エリスも戻るならみんなと一緒に基地を守ってくれるんだよね?」
「それは出来ナイ」
艦から視線を下げるがこちらを見ようとはしない。
「何故?」
「何でもダ」
「……相手が椿だから~?」
「…………」
黙して語らず。
「なら決まりじゃん!」
「「「?」」」
「六人は返す。それはそれでいい。だけどエリスは私達と一緒に行く」
「…………」
「そうね~」
「ちょ、ちょっと待テ」
「菜奈もそれでいいよね?」
「うん」
「防衛に手が貸せないなら私達に手を貸せばいい」
「そうそう~」
「……はぁ〜分かったヨ」
諦めたように軽いため息をつく。
そのまま片手を軽く艦に翳すとマキ達が乗った艦が卵型へと形状変化、そのまま有無を言わさず見る見ると上昇して視界から消え去ってしまった。
「ヨシ、時間は限られてるカラ次に向かうゾ」
・・・・・・
「内部の掃討は終了!」
「各箇所の修復作業に移行します!」
「敵影、今の所なし!」
「アンドロイドの修復作業最優先。それとまだ隠れている奴が居るかもしれん。交代で休息を取らせながら宇宙で隠れている奴の炙り出しを密に行わせなさい」
「「「了解!」」」
ドックへの執拗な攻撃が続き一から四番が使用不能となり、基地内に侵入されたアンドロイドの撃退の為に約半数の防衛用アンドロイドが使用不能な状態に。
ドックは初めは一番、次に二番、さらに三番ドックへとナンバー順に攻撃を仕掛けられたので、次は四番ではないか? とヤマを張り、ドックのハッチ周辺に五艦でバリケードを作り現在待機中。
一番ドックが被害に遭ってから僅かな時間が空いた後に突然二番ドックが襲われた。
攻撃方法は一番同様に調査艦による体当たり。
但し、基地側も予め外装を分厚くして近傍に探索艦を配置して対策を取ってはいたのだが、やはり何処かで監視しているようですぐさま攻撃方法を微修正してきた。
前回は一方向からの突撃であったのだが、今回は守っている探索艦に対し四方から調査艦による性格無比、ピンポイントの跳躍特攻集中砲火が始まる。
しかも微妙な時差を付け意識を集中させない工夫迄されていたので、その場に留まれずにあっという間に押し切られてしまう。
そして隙間が出来た瞬間に今度は第五世代型数艦が「縦列」にて基地の外装に対して垂直で突入してくる。
初めの艦が外装に体当たりすると衝撃でハッチを形成していた流体物質に凹みが生じ円形状に波打つ。
ぶつかった艦も衝撃で潰れた餅の様に円盤状になるがそのままドーナツ状へと変化、中央部に空間を開けるとそこにドンピシャのタイミングで次の艦が突撃していく。
で、数秒間の合間に次から次へと突撃と瞬時の離脱を繰り返すことにより、難なく外装を突破、最後には前回と同じく調査艦がめり込みアンドロイドの送り込みに成功させてしまう。
その直後、隣の三番ドックにも同様の攻撃が始まり、対応に遅れが生じてしまったが為に易々と突破されてしまう。
因みにここAエリア基地を襲っている第五世代型は全て自エリアの艦であることが判明している。
何故分かっているかだが、レベッカは所属が分かるように「識別信号」だけは残していたので基地側も正体を把握していたのだ。
ただ判明しているというだけで、基地側からの制御は一切受け付けなかった。
勿論様々な手段、それこそエリアマスター権限まで行使して制御を試みたのだが、どうやっても言うことを聞かなかった
Aエリア管理の第五世代型の総数は他エリアの各四艦とは違い、消失再開前の時点では四十八艦。
数が他エリアと段違いに多い、そして「識別信号」を残していたのには理由がある。
一つ目の理由として探索部の創設当初、ゼロエリア基地に配備されていたのは第五世代型。さらに探索者候補生育成施設用にも第五世代型が使われており、合わせた数は六十艦存在していた。
途中から第七世代型が導入され基地配備の艦の入れ替えが行われた際に探索任務からは退き解体されずに保管されてあったのだが、B以降のエリア創設時に育成施設へ四艦ずつ順次引き渡されたので数は微減していた。
二つ目の理由として、今行われている椿側からの攻撃に使用する為に敢えてAエリアに多くの艦を残すようにしていたのだが、当初の想定とは違い「消失現象」が再開してしまい、そのため色々な部分にずれが生じたので多くの艦を失ってしまった。
それは先日シェリーの活躍により四十艦ほどAIの破壊と接収、その後シェリーと合流したミア&ノアのサポートのお陰で既に分解処理、身動きが取れない仕様にされてあるので実質的に残りは八艦のみとなる。
だが艦が有ろうが無かろうが実行することには変わりはない。
ただ戦力不足を悟らせる訳にはいかない。
そこで敢えて「識別信号」を出すことにより「こちらには大量の第五世代型が控えているぞ」と臭わせておく。
そして防衛側に精神的負担を強いて選択肢を減らす作戦に出た。
となっているがその裏の事情をアトラス達には知る由も無く、いつ何時敵が他の進入路である補給艦用ドックにまで手を伸ばしてくるか、そして五十艦近い数が一斉に襲ってこないか気になり、戦力を分散せざるを得なかったのだ。
因みにハンクが離脱を決意した理由の一つでもある。
九人と言う少ない中での防衛には「対処出来る数の敵」という条件が付き纏う。
Aエリアとは違いレベッカは正体を明かすことはしなかった。
なのでハンクからしてみれば常に最悪の想定である第五世代型最大数を考慮した対応が必要となる。
例えば第五世代艦が十艦現れたら防衛機構を以てしても対処不可、そこでお手上げとなってしまい逃げる手段さえ奪われてしまう。
手遅れになる前に離脱したのは、エリアマスターとしては褒められることではないが、部下の命を預かる指揮官としては最良の決断を選択したのだ。
シェリーの活躍により最悪の状況は回避できていたが、警戒しながらの防衛となっていたので気が休まる暇があまりなかったし休息も満足に取れてはいないのが現状。
だがベテランの割合が大きいAエリアは職員も含め、探索者の練度は他エリアとは比較にならない程高く連携も取れているので今の所は大した問題とは捉えてはいなかった。
「主任、艦1出現!」
熱い緑茶を飲もうと湯呑を口に付けた瞬間、班長から報告が入る。
──全く、茶くらいゆっくり飲ませろい。
湯のみの中で立っている茶柱を恨めしそうに眺めながら心の中で悪態をつく。そして飲まずに戻し視線を壁面モニターへと向ける。
そこには十光秒とかなり遠い位置に白色球体の艦が映っていた。
そのまま無言で次の報告を待つ。すると、
「……………………味方艦です。所属はCエリア一番艦、主任代理の菜緒さんです」
「繋げられるか?」
「……………………こちらに来るそうです」
距離がある為、やり取りにかなり間が空く。
「一応警戒態勢」
「りょ、了解!」
この時期に一艦でやって来たのには何かしらの事情がある筈。
裏切りや寝返りは絶対にあり得ない、が本人かどうかも含めて偽装や囮の可能性は考慮しておくべき。
アトラスの指示で宇宙で休憩の為、待機していた探索艦数艦が集まり、進行方向を塞ぐ形で待ち受ける。その他の艦は周辺警戒を続ける。
一方の菜緒は交渉が目的で来たので、先ずは戦況を見通せる距離に隠蔽迷彩状態で跳躍してきた。
跳躍終了直後、基地がある方向を中心に情報収集作業に全神経を向ける。
というのも、もし戦闘中であった場合、自分の情報が相手に伝わる前に周囲の状況を収集出来れば取れる選択肢が広がるのと、敵がいない状況下であっても行き成り目の前に艦が現れたら誰でも驚くだろうし、そんな事で仲間をあまり刺激はしたくはなかったから。
見た所、基地や艦も健在で最悪の状況には程遠そうと先ずは一安心。
気になるのは四十艦居る筈の探索艦が十六艦しか見当たらない点。
だがその理由は直ぐに判明する。
半数に当たる二十艦は隠蔽迷彩の通信封鎖状態で基地から離れた区域にて待機しているのを見付けたのだ。
──流石はアトラス主任。趣味を除けば完璧ね。
だがここで疑問が湧いてくる。
──何故旧式の隠蔽迷彩を使っているのかしら?
旧式とはノアが開発した「改」以前の探索部標準仕様を指す。
先日、改造に着手したところまでは関わっていたので直ぐに気付けた。
迷彩を解き白色卵型にてその場に待機。そして「そろそろ基地から問い掛けがある頃ね」と思った瞬間に通信が入る。
このままこの場でお願いする内容では無いので最低でもやり取りに支障が無い距離まで接近することにし返答をすると、想定内の応対を取り始めたので敢えてゆっくり待ち受ける艦に向けて白色卵型にて向かう事にした。
基地から0.001光秒の距離で第一陣の二艦と至近距離で擦れ違う。直ぐ先にはさらに二艦が同じ様に待ち構えている。その間にも勿論情報連結は怠らない。
とここで空間モニターが現れ、そこにアトラス自身から直接通信が入りモニターに姿が映し出された。
因みに皆にも分かる通常通信だ。
「良くぞいらした。話すのは二度目だったかな? いやそうではない……三度目だな」
初老の威厳に満ちた、だが和やかな瞳で真っすぐ菜緒を見据える。
対する菜緒は目立つ青タンに意識を向けない様に注意しながら答えた。
「? いえ違います。お会いするのは三度目となりますが、お話をするのは二回目となります」
アトラスの表情と問い掛けに違和感を感じる、が即否定をする。
「おおそうだった二度目だな。先日は失礼をしたの」
アトラスの表情が崩れ笑みがこぼれると同時に入港許可が出る。
このやり取りは菜緒が本人かの確認作業。
その昔、まだB・Cエリアの準備期間中のゼロエリア時代、噂の探索者候補生をこの目で見ようと街中を歩いている菜緒をコッソリと見に行った際、偶然一瞬だけ目が合った事があった。
その時は遠巻きに見ていただけで、当然言葉すら交わしてはいなかったのだが、それを彼女はシッカリと覚えていたのだ。
そして先日の騒動が二回目。これで夢ではなかったし目の前の探索者が本人であると確信を得れた。
対する菜緒も入港許可が出たタイミングから趣旨を理解したが、敢えて気付かないフリをして続けた。
「いえ、礼には及びません。それより今回は取り急ぎの用事がありこちらに参りました。なのでこの場から用件を伝えさせていただきます」
「ふむ。CがBと合流した件と関係しているのかな?」
菜緒艦からもたらされた他エリアの情報はアトラスの手元に届いている。
「はい」
「して我々に何を望む?」
放棄した理由までは分からない。
ただ自基地を放棄するには余程の事情がある筈。
部内の事前の取り決めで、各々の基地を守り切りきることにより探索部の意思を示し「贄」である「あの方」に再度世界を救って貰うという、言わば誰にとっても後の無い戦いの真っ最中。
この戦いは長老経由の「賢者会」からもたらされ検討した結果の最終決定事項。
その事は自分も含め主任達は承知している。
世界を背負った戦いだからこそ、何故放棄したかの理由が分からない。
援軍要請?
確かに第五世代型は厄介。
だが厄介とは言え他はAとは違い数が少ないので対処は可能な筈。
勿論援軍を出すのはやぶさかでは無いし纏め役という立場上、要請があったら断れない。
だが出してしまったが為に、自基地が落とされたら意味が無い。
だからこそ事前の取り決めでそれこそ「死守」する事になっている。
なのにどうやらCは戦わずにBへと移動してしまったらしい。
菜緒の雰囲気も切羽詰まった感じではないので他の用件なのだろう。
「情報連結の通り、我々はBと合流しました。今頃はDも決断している頃合いかと」
「……数が少ないので致し方ない。だがそれならばここの戦力と大差ないと思うが?」
Dがどう決断するかまだ不明だがBとCだけでも合わせれば三十艦越えの戦力となる。
敵もまさか傍にある有人惑星にまで手は出さないだろうし、そこまで増強出来たなら耐えきるのも難しくない筈。
「はい、数的には」
「さらに主任が三人もおる状態で何故君がここに来たのかな? こちら以上に余裕がある状態とは思えんが」
「…………」
どうやらサラが不在な件は知らないようだ。
言葉を選んで正解だったと安堵する。
それと今は余裕があるが、CとDを襲う予定の敵がBに群がる可能性を考慮したら確かに余裕があるとは言い難い。
その事を含めた上での発言なのは言うまでも無い。
流石全エリアの纏め役。
感心すると共に、立場も経験も全てが上に位置する者を説得するにはどうしたら良いか悩み始めてしまう。
その為に僅かに間が空く。
「……アトラス主任、消失現象が再開したのはご存知で?」
「ふ、ふむ」
目を細めて菜緒を見る。
その情報は本部とローナから入手していた。
いつかは再開する筈。
だからこそ当初の目的と変わり無く、我々探索部と探索者は「保険」の役割を果たしているのだ。
だからこそ基地を、そして探索者を守り通した上であの方にもう一度「贄」となる決断を迫るのだ。
アトラスが興味をひかれたのは菜緒が「消失現象」を知っていたの一点。
「消失」は部内でも最上位機密扱い。知っているのは主任か本部長と一握りに限られる。
つまり主任代理である菜緒がその言葉を知っていた事に驚いたのだ。
対する菜緒はアトラスの僅かな変化に気付きもう少し踏み込んだ内容に変えていく。
「その影響で既定路線が崩壊しました」
「……そこを詳しく」
今まで淡々と会話をしていたのだが「既定路線」という言葉に初めて興味を示す。
雰囲気が変わった上司に気付き指令室や艦でやり取りを聞いていた者達の雰囲気も変わる。
その微妙な変化を感じとり、今度は菜緒が目を細める。
だがそこに空間モニターが現れるのと同時にセバスチャンからの報告が入る。
「菜緒様、敵が来ました」
自らも含め、基地を中心として全周囲が一瞬のうちに敵に包囲されてしまったのだ。
次回は29日か30日に投稿します。
あと明日から修正作業を再開します。
ほぼ毎日何かしらの修正・補足を行いますが、大まかな流れに変わりはありません。
もしあった場合には次話の前書きにてお知らせします。




