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カテナチオ(鉄壁の防護)を突き破れ!!

ピィィィーっ


後半開始の笛の音が鳴る。


佐渡間ウオッカはフォーメーションを4-3-1。守備・中盤に7人。攻撃的なFWを1人という守備型布陣に変更していた。


「どうしたのデスカ?そんナ引いていては得点はトれませんよー」


少し煽るパンテール。コントローラーの操作にも慣れてきたのか前半の手つきは既になくなり、パソコンのブラインドタッチよろしく素早い選手の切り替えやパス交互に繋ぐワンツーなどの技を巧みに使い分けている。


元々基礎能力の高い折口スカーレット。佐渡間の選手をことごとく抜き去りロングシュートを放つ。


しかし守備陣を厚くしている佐渡間はそのロングシュート攻勢を何とか凌ぐ。


「アレ?おかしいデスね?なかなか点が入らないデスね」


後半も残り15分


それまで折口はロングシュート以外にも佐渡間ゴール付近に高いボールを上げヘディングでゴールを狙うセットプレイやドリブルで単騎突入なども試みるが得点が獲れない。


パンテールは一方的に攻勢を仕掛けるがそのゴールネットを揺らせない。


しかしパンテールは焦らない。そう勝っているのだから


残り時間10分 折口3-1佐渡間


「・・・・やっと・・やぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっとぉぉ!!」


大声でそう叫ぶヒメ。肩をビクッとさせるパンテール。


「残り時間9分15秒!!ここが私の快進撃!!」


そう言うのが刹那テレビ画面には奥義発動の文字。


「さあ、これまで耐えてきたウオッカ軍団よ!!その神速の傭兵で全てを蹂躙せよ!!」


ヒメの大発声とともに画面に出る「神速の大軍勢」


「シンソクのダイグンゼイ?」


「そう!!後半残り10分を切り、チーム全体のスタミナが半分以上ある際に発動可能。すべての選手の速度が2倍になる!!この効果は試合終了まで続く!!」


「ナ・・ナン・・ダト・・」


「そう私はこの為に後半1つも動かず耐えてきた・・」


「ソノためだったのデスか・・攻めてこなかったのハ」


「ふふふ・・さぁ絶望はここから始まるのよ!!」


耐えることができるのかパンテール!!逆転できるのかヒメ!!





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