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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第三章 長期休暇を使った旅行
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第91話 散策

 魔族領の首都オデットを一言で表すなら――イメージしやすい言葉でいうなら『近代的』だろう。

 まあさすがに高層ビルとかはないし、技術力も1990年代の日本には劣っているかもだけど、それでも魔法技術で科学技術に似た文明を築くのはすげぇと思う。

 俺が特に注目したのはやはり『家電』――否『魔導家具』という全自動掃除機やら何やらと………まあ拓哉の言っていた家具の数々………。

 俺はそんなモノが発売する前に死んだからなぁ………ぶっちゃけスマートフォンって何? って話からしたいんだけどそれはさておき。


 俺達は繁華街から住宅街。街の隅々まで全て見て歩く。

 家の構造は基本的にフラット屋根な洋風建築。

 色は結構バラバラだったが、それはそれでアリだと俺は思う。


「………凄い進んだ生活してるね」

「そうだな」


 ハギも呆気に取られており、辺りをキョロキョロと見回している。

 田舎者みたいだな。




「…………結構回ったな」

「そうだねー」


 日本人が逢魔が時という夕方、俺達は何故か街の展望台へ登っており、何故か夕陽の綺麗なベストスポットにいる。

 ………なんでこうなったんだろうな? 不思議じゃね?


「ここから見る景色もいいねー」

「そうだな」


 ちなみにどこかのお手伝いロボットは俺達の語彙力とコミュ力を鍛えようとして失敗しているという笑えないエピソードがある。

 それくらいに、俺達は会話が苦手だ。


 だが、景色が綺麗なのは確かなんだ。

 夕陽に照らされて少し茜色を帯びた街並みはどこか幻想的で………。

 まあハギがそう言っていたんだけどな。

 俺の感想なんて………ああ、今日も終わりかー。くらいなんだけど。


 俺達は日が陰ってきたので、宿泊先『木枯らしの宿』へと戻る。

 これもまたのんびりと。食事時間は結構自由な場所らしいし、大丈夫だろ。


 俺達は様々な店を冷やかしながら、『木枯らしの宿』に戻っていった。

どうも、一週間もしてないのに久しぶり感のするシユウです。

今回は私のリハビリも兼ねてのお話でした。

最近は少しリアルの事情で書けなかったので。


今回は少し啓の過去――死期にちょっとだけ触れましたね。

まあそこまで良いことではないですけどね。

まさかその世代の人だったとは………。と思っていただければ幸いです。


これからも更新時期の安定はしませんが、応援よろしくお願いします。

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