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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第三章 長期休暇を使った旅行
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第86話 なんか移動時間って飽きるよな

 夏休み始まって一週間。


「ハギー準備はいいか?」

「うん。いつでも行けるよ」


 そして俺は、ライアを見る。


「行ってらっしゃいませ。お帰りをお待ちしております」


「よし。じゃあ………行こうか」


 俺は転移魔方陣を起動させる。

 ああ、久しぶりだ。


「………本当だったんだね」

「ああ」


 俺は衝撃に備える。

 備えながら、魔方陣に乗る。

 ハギも乗った。


 さあ、一週間ぶりに外へ行こうではないか……………!


 まあ実際はメインは旅行だけどな。


■■■■


「あ~、眩しー。死ぬー…………そういやハギって日光大丈夫?」


 所有物である馬車を信頼できる御者に任せ、俺とハギは荷台で雑談する。

 現在外出して30分経過しましたー。


「うん。日焼けはしやすいけど、特に駄目ってことはないかな」


 なるほど。吸血鬼は昼夜問わずに活動出来ると。


「それで? どうしてそんな事を?」


 荷台に付いている座席に座っているハギがこてんと首を傾げる。

 いや…………まぁ………。


「伝承とかでほら………夜に行動すること多いだろ? 日光苦手なのかなーって」


 まあ俺は日光苦手(ひきこもり)だけどな。


「まぁ………そうだよねー」


 実際は吸血鬼の乱獲とかあったから、そういう間違った伝承が伝わっただけなんだよな。

 まあすぐ日焼けする事は知らんかった。


 その後も俺とハギは、馬車に揺られながら雑談を交わす。


「――そう言えば。今は何処に向かってるの?」


 ハギの唐突な質問に、俺は首を傾げる。

 何故知らんのだ。


「………前言ったよな? 魔国だよ」

「あ、あはは………冗談かと思ってた」


 ハギは苦笑しながら言う。

 冗談? おいおいハギよ。俺はそこまで分かりにくい冗談は言わないぜ? まあ言えるけどさ。

 スキルって本当万能だよな。


「まあ出来る出来ない関係ない。そんな冗談は俺は好きじゃないよ」

「へぇ…………」


 おい、意外そうな顔するな。

 それで会話は終わり、ハギはキョロキョロと周りを見たり、俺は景色をぼーっと眺めていた。


「………暇」

「そうか? 結構………まあ暇かもな」


 今回休暇なので、魔法のことも何も考えていない。

 勉強? まあ一日一時間以上やろうか。


 ってか、ハギのお陰で本当に暇になってきた。


「ケイ、なんか話してよ」

「無理。話題が無い」


 ちなみに俺達結構話の話題とか少なくて、すぐに会話についていけなくなるタイプです。


 あー、早く着かねぇかなぁ………。

 馬車に揺られながら、ぼんやりとそう思った。

急に三章がはじまる。

まあ当初は学園生活全部で『学園編』だったわけですが、なんか途中で「あ、これ書きてぇ」となり、急に三章が始まったのです。

ちなみに第二章の章タイトルは変わっているはずです。

そんな感じで三章開始です。…………これの前に一話ありますけどね。


短い予定ですが、よろしくおねがいします。

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