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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第二章 学園1年 春~
73/318

第70話 野外実習の空気じゃない? きっと、いや絶対に精霊神が原因です。

祝70話!

しかし特になにもないです。

「…………よ~し、装備の説明もコレくらいにして、さっさとダンジョン攻略しちまうぞ」

「「「「いやいやいや」」」」


 全員の新装備の御披露目&説明を終わらせ、ハギも起きたのでダンジョン攻略に勤しもうとしているのに、何故止める?


「どうした? あ、『転移』で行く?」


 俺の言葉に、ハギ達が呆れを通り越して異常者を見る目で見ている気がする。

 そんなことを考えていると、代表してハギが俺の前に出てきて言った。


「あのさ、この装備くれるのは嬉しいんだけどさ………」

「? 何か問題でもあるのか?」


 なんなんだ? 一体? もしかして気に入らなかったか?


「嫌、そうじゃなくてね………」

「? 言いにくいことか?」

「………うん」


 まあ、ここまで歯切れの悪い言い方されちゃあ誰だって分かるよ。

 俺の提供した装備が強すぎることは。


「まあ、その装備はオマケだから、魔法の鞄(マジックバック)の中にしまっておいていいぞ」


 ぶっちゃけその装備は俺の作品だし公の場で使われるよりマシだ。

 まあ………なんと言うか………誠に申し訳御座いません?


「うん。まあ、可笑しい機能付きの奴だし、同窓会とかでのネタには使えるから」

「いや、絶対にそんな日はこないと思うわ」

「私は貰ったもの使うけど……性能いいし」

「わ、私もです」

「俺は…………使う」


 一同、使用の有無を決めたらしいので、ダンジョン前へ『転移』する。

 ………何故かって? 森を歩くのが面倒…っていうか、もう森は飽き飽きなんだよ。


■■■■


 転移した場所は『ダンジョン』と言われなければ、普通の洞窟と間違えそうな場所──山の麓にある岩肌の出ている場所だった。

 まあ分かりづらい上危険だから、一層攻略でクリアなんだろうけど………。


「よし、それじゃあ行くか」

『だから待て』


 全員に止められた。

 何だよ。そんなに強制転移が嫌だったか?


「………もしかして、森歩きたかった?」

「……私はいいわ」

「私は見たいな」

「私もです………」

「俺はもう転移されるのが嫌だよ……」


 う~ん。まあ、森歩きたいって人もいるしなぁ。

 それに………魔法に酔うとか拓哉、お前適性高いんじゃね?


「ハギと園部さんは森歩いてここまでくるか?」


 俺の質問に「う~ん」と唸る日本人と弟子。

 まあ森の散歩の良さは分かるけどな………今はいいや。


「いいえ、帰りは普通に歩いて帰るわ。露もそれでいいよね?」

「うん。大丈夫」

「そうか、それじゃあダンジョン攻略と行きますか」


 俺達はダンジョンに入った。

 ──入った次の瞬間、俺の足元に魔法陣が構築された。


「うわ! なんだ!?」


 予想外に、驚いたのは拓哉だけだった。

 まあ、いいけど。


「それじゃあ皆──ファイト♪」


 その言葉と同時に、俺は洞窟から消えた。

最近ハギを主人公にしたほうがいいのでは? と思い始めました。

いややったらたぶんギャグに転向しますけどねコレ。

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