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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第二章 学園1年 春~
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第52話 国王拉致&勇者救出後2

 俺は、「国王どっかに捨ててきてくれー」という拓哉の叫びで家のドアを開いた。

 まったく………国王に捨てるとか言っちゃいかんだろ…。

 え? 拷――尋問しようとしてる奴が言うな? ちょっと言葉の意味が。


「ん? 復讐終わった? それと、夫婦喧嘩は終わった?」

「いや、俺達は夫婦じゃねぇよ! それと、一発蹴ったらスッキリしたし」

「ふ~ん……」


 俺はそれを聞いて、国王を凍結させて空間に収納。

 痣が無いのは拓哉が弱いからか? それとも国王が硬いの?

 まあいいや。国王は異空間に飛ばした。これでいいのだ。


「……なあ、啓」

「ん? なんだ?」


 俺が家に入ろうとすると、拓哉が真面目そうな声で俺に話かけてきた。

 …………実はさ、俺さ、真面目な場面とか苦手なんだけど。


「頼む! 俺はいいからこの二人は家の中で休ませてやってくれ!」

「いいよ」


 俺は苦笑しながら言った。

 それにしても珍しいこともあるものだ。

 まさかあの拓哉が頭を下げるなんて……夢でも見ているのか? あの迷惑な人間ランキング (個人的)で10年以上連続でトップになった拓哉が…………まあ根は良い奴だからそうだよな。

 っていうか、後ろのお二人も目をこすったり、頬をつねったり色々な事をしていた。


 あ、もう一人の仲間さん起きたんだね。


「おお、本当か?」

「本当だって……意外だよ。まさかあの拓哉が俺が拓哉達をからかっただけなのに本当に外で寝るなんて………あ、テントとかは後で洗うから、そこに置いといていいぞ」

「ちょっと待て! え? 俺、からかわれていただけなの?」


 やっと気づいたらしい。

 そこの人達 (名前聞いてなかった)は気づいていたぞ?


「いや~、本当にありがとう。お陰様で夕食を一人分明日に回せるわ」

「本当ね~、拓哉は本当に優しいわね~。行きましょ? 露」

「う、うん」


 あ、なんかもう一人気づいてない奴いたわ(笑)

 拓哉はこの世の終わりのような顔をしていた。

 やべ、その顔面白すぎる。


「本当お前には冗談が通じないよな……早く入れ、夕食が冷めるぞ」


 そう言うと、拓哉の顔から生気が溢れてきた。

 そして――


「お前の冗談はわかりにくいよ!」


 と、言われた。

 そうかなぁ? 俺なりに分かりやすくしてるんだけど。

………もしかしたら残虐なシーンが出るかもしれない次回以降(残虐なシーン・表現が少々あるときはお知らせいたします)。

最近無駄話が全然できない。

リアルが忙しいので。

更新は土日、または区切りの良いところまで。

多分明日も更新します。

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