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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第二章 学園1年 春~
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第44話 入学式後

 入学式も終わり、これで家に帰れるゆっくり休めると思っていた時期が俺にもありました。

 しかし、入学式を終えて案内に従って教室へ行くと――


「ねえねえ、あなたがさっきの新入生代表をやった人よね?」

 という言葉や

「ふん! 転入生が調子に乗るなよ」

 こんな言葉を放つ奴もいた。


 ………ねえ、なんで俺に話かけてくるの? まあ、無視一括ですけど。


 そんなことをしていると、俺の周りには誰もいなくなった。ってかいなくなる。

 これでのんびりできる。さて足りない睡眠時間をここらで補おうじゃないか。


 ………ハギはその分大変だろうけど、まあ大丈夫でしょ。


 ハギは俺の分まで人を対処している。

 もっと的確に言うと俺が無視していたら俺の周りからいなくなってハギにターゲットを変えた人達の対処もしている。

 俺は打つ伏せで寝てるから想像だけど、すっげーあたふたしている姿が脳裏に浮かぶ。

 後で労いに美味しいものでも作ってやろう。



「おーい、席につけー」


 ガラガラという扉の開けられる音が聞こえたかと思えば、先生のだるそうな声が聞こえた。

 もうちょっとシャキッとしろー。

 まあこれでハギも開放される。

 しかし、名残惜しそうに何度もハギをみる輩もいる。

 青春してんなー。


 開放されたハギはこっちを睨んできていた。

 俺はスルーしますけど、何か問題でも?


「このクラスの担任をやることになった。スイ・マツバだ。よろしく頼む。さて、最初に皆には自己紹介をしていってもらう。廊下側の前列から順番にな」


 ………面倒だな。適当にすませるか。

 そして本気で適当に、全然印象に残らないような自己紹介をした俺は、他人の自己紹介を聞く事無く深い眠りについた。

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