表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第一章 転生者(精霊)と生活
24/318

第24話 精霊は、自分の身体に憑依した。

「さ~て、どこの部屋に置いたっけな~」


 俺は少し楽しみにしながら、部屋の場所を思いだそうと研究室内を探索している。


「……たしか、ここを右に曲がって、そのあと……ああっ、わかんねぇ!」


 …道に迷っています。


「おかしい、確かにここら辺の筈だ。それとも……何か忘れているのか?」


 面倒になってきた俺は、少し『魔法』を使うことにした。


「『検索魔法(サーチ):魔法再創造マジック・リクリエイト』」


 『魔法再創造』とは、『魔法創造』で創った魔法を改造する魔法だ。

 この魔法は、魔法の鍛練中に偶然、『魔法創造』がレベルアップして習得したものだ。


「【『検索魔法』の効果に『物体検索』、『人物検索』を追加』……『再創造・開始リクリエイト・スタート】」


 ……今回、初めてこの魔法を使うのだが、結構魔力を喰うな……。


 俺はうまくいったかを調べるため、早速『検索魔法』を使った。

 ちなみに、『再創造』は一瞬で終わる。


「……お、おお~。一応、わかるな。……え!? 俺、隠し扉とか作ってたの?」


 『検索魔法』の再創造はうまくいったが、そのお陰で、別の疑問が見つかった。

 もうやだ。過去の自分のバカ野郎。



 俺は隠し扉の位地を見つけ、扉を開けた。

 部屋の中は中心に棺が置いてあるだけで、何も無い


「お~、あったあった」


 俺はその『棺』を見て、直ぐに周りの魔力反応を探査した。


 ……『棺』以外特になし。


 その事が分かった俺は、『棺』を開け、死体にかけていた『魔法』を解いた。


「ふぅ、久しぶりに見るねぇ。この身体も」


 『棺』の中に入っていたのは、俺の死体――身体だ。

 俺が死ぬ時、死体を『棺』の中に入れろ と言う命令をライアにしたのは覚えていたが、どこか分からなかった。なので、『検索魔法』で調べてみた結果、ここにあることを知った。


 無事、生身の身体に憑依した俺は、『ステータス』を見た。


――――――――――――――――――――

名前:黒谷 啓(くろや けい)

種族:精霊?(憑依体)

Lv???


ステータス

生命力:不明

魔力:不明


以下略

――――――――――――――――――――


 ……うん。ちょっと待って。

 …………よし、落ち着こう。まずは現状把握だ。


 え~と、まず確か俺は、自分の身体に憑依? というか受肉? しようとしていた。

 なんか受肉は生々しいから、憑依でいっか。


 話を戻すが、憑依したらLvがおかしい事になっていた。

 そして、ステータスは表示されない。っていうか、オール『不明』表示。


 ……何故こうなった?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ