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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第四章 精霊達の青春………?
226/318

第223話 第二学年一学期 魔術大会20

 華やかなタッグ戦の優勝を飾った翌日。魔術大会の三日目。

 今日も俺は試合があるため、ゆっくりと選手個人の控え室でのんびりとしている。てか出場者多くね? こりゃあ明日に持ち越さない為にも本気………いや『精霊』までは使わんが気持ちなるはやで行くか。

 しかし待ち時間は暇だ。観戦するのも中々に面白くはあるのだが、昨日と対戦相手が多少異なるだけで昨日観た選手ばかりなので、正直飽きる。

 こういうときにハギやら拓哉やらがいれば少しは時間が潰せたが………残念なことに二人とも入場準備中だ。なお二回戦目で当たった模様。これからの試合だ。


「こういう時って、どっち応援するか迷うんだよなぁ………」


 親友か弟子か………まあどちらが勝ってもいいけどな。どうせ俺と当たるのは結構後の事だし、その前に負けてたら意味ないし。気にする必要もなかろう。


「師匠という立場なのですから、ここはハギを応援するのが常識では」

「んな常識………あるかもなぁ」


 ただし断言はできない。

 俺はいつの間にか横にいたライアと共に、これから始まる拓哉対ハギの試合を観戦する。ちなみにライアはグレーな潜入方法を使っているので、ホントにこの時間しかいられない。

 本当なら俺も注意やら通報やらをしたほうがいいのだが………ここで一人で観戦するより、誰かと観戦したほうが楽しいだろう。故にライアには注意もなにもしない。

 それにバレなきゃ犯罪でもないからな。問題無し。無問題。


「まあ言わずとも、ライアはハギを応援するんだろ? ならば俺は拓哉を応援する」

「ほぉ………賭けでもしますか?」

「しないっての………普通に応援するぞ」


 そんな会話をしていると、遂に二人が入場してきた。


「そういえば、ハギも片手剣を使うのですね」

「汎用性が高いからな………二人がどう戦うか、見物だな」


 片や長期戦特化、片や魔法戦特化。かつハギは得意魔法が封じられている為、不利なのは明らかにハギである。しかし拓哉もまた不利である。それ故に勝敗はわかりにくい。


「………長期戦の予感がしますね」

「ああ。そして最悪の場合、後のほうの対戦は明日に持ち越しだな」


 予想でしかないが。それでも確信めいたモノはあるし、正直短期であろうと長期であろうと、観戦することに変わりはない。

 ちなみに俺の対戦も結構後のほうなので、最悪明日に持ち越しになることを想定しなければならない。後は派手に暴れなければ大丈夫なのだが………。

 思考を遮るような審判の合図と共に、二人は動き出した。

明けましておめでとうございます。今年も一年よろしくお願いします。

そして昨日投稿忘れてた阿呆です。正月ボケですかね? 本当に申し訳ありません。まあ不定期なんでいいですけど。

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