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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第四章 精霊達の青春………?
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第218話 第二学年一学期 魔術大会15

「さて、これくらいですかね」

「おおー、髪がさらさらだぁ!」


 準決勝が早めに終わり、控え室でだらだらとしているこの頃。

 突如ライアが『ハギの髪を梳きに参りました』と飛来し、ハギの髪の毛を艶のある綺麗な髪質に整えているのを横目に、準決勝を見ている。ライアのそれは折檻とも言えるが………正直どちらでもいい。今は次の対戦相手について知りたい。


『さすが現生徒会コンビ! 『城壁』と『神雷』の異名は伊達ではない!』


 放送席、そして観客席の賑わいに些か頭が痛くなるが………次の敵は会長副会長コンビ、か。

 確かに強い。生徒会長の硬さと副会長の火力………ふーむ面倒。


「あれが次、マスター達の戦う方々ですか?」

「ああ。学生としては強い方の部類の………生徒会とやらの会長と副会長だ」

「この学園、生徒会はなかったはずですが………」

「………部活だよ」


 ライアの疑問は最もなものだ。この学園に『生徒会』という機関はない。その分、生徒は生徒自身の為に時間を割ける………というか割かないとこの学園、卒業もとい進級も危うくなる。

 この学園は『魔法学園』だ。国語、数学、歴史、外国語の授業に魔法系の授業が多くある。確かに地球とは異なり科学はないが………魔法系の授業は大変なのだ。例えるなら『科学の授業と体育の授業を足して二で割って、常に死と隣り合わせ』──まあそんな感じであるため、本来なら俺らのように毎日だらだらしている学生は少ない。まあ魔法にガチの才能があって、学問においても優秀なら、そう過ごす生徒も少なからずいるのだが………。


「生徒会は成績優秀者が集まって切磋琢磨していく部活──仕事もなければ義務もない。文芸部って言えばわかりやすいな」

「なるほど………研究会、みたいなものですか」

「だな」


 研究会………そうだな。その表現がしっくりくる。

 ま、上級生であれ、負けるつもりはないが。


「ただ面倒なんだよなぁ………」

「? 何が?」

「手加減。下手に手加減しすぎると負けるし、正直面倒な相手だなぁ」

「あ、じゃあ私メインで!」

「おう。じゃあ俺は後方で観てるわ」


 まさかハギが自ら行動するとは………競争意識ってのは己の成長を促すいい刺激だ。まあ変な方向にさえ突っ走らなければ止めなくていいよな。


「………マスター。流石にちょっとやそっとで人の性格は変わらないかと」

「………変わるぞ。ちょっとやそっとと俺達が思っても、当事者にとっては大きいことって可能性もあるんだならな」


 そういうものですか。ライアはそう呟き、インタビューを受けている彼らに視線を向けた

戦闘シーンは苦手でおじゃあ! (唐突)

てなわけで来週に引っ張ります。終わりが遠退きましたが知ったこっちゃあない。けど完結まで道筋はあるというね。

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