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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第四章 精霊達の青春………?
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第191話 第一学年三学期3

 三学期にもなると俺たちも学園の授業になれ、そこそこ安定した日常を送れるようになってきた。

 そんな三学期が始まり、約一ヶ月と半月。俺と拓哉はなんとなく街を散策していた。


「バレンタイン………ヴァレンタインの命日にして豊穣祭の前日」

「そこは愛を誓う日とか異性に贈り物する日とかじゃね?」

「はぁー、わかっとらんなぁ」


 やれやれといった様子で、拓哉は呟く。

 街はバレンタイン一色。花や菓子が可愛らしいラッピングをされて売られている。

 ………まあ、拓哉の言ってることもわからん訳じゃない。というか俺にとっちゃどっちも関係ないことなんで興味ないのが本音。


「俺たちはモテない男子筆頭………いや啓は嫌われ男子筆頭か。どっちにしろ、俺たちにとってはバレンタインという異性から贈り物をされる日ではない」

「さらりと俺をディスるの止めてくんない?」

「更に! 俺たちはバレンタイン………集まって何をしてた?」


 聞いちゃねーし。


「──トランプだな」

「俺達トランプ好き過ぎるだろ」


 だって二人で気軽に長時間遊べるゲームって限られてくるし………トランプって飽きないよな。


「遊び方が多様だからなぁ………あ、トランプ売ってる」

「お、買おうぜ」


 おい拓哉。言ったそばからそれかよ。

 ちなみにトランプゲームだけは急速に発展してった娯楽なんだよな………まあ面白いとは思うがな? ついでに占いも発展した。宗教も。


「で? 買うのはいいが何する?」

「二人ってなるとなぁ………大勢で遊ぶ楽しさを知った俺達には物足りない………しかしだ!」


 トランプを買い、近くの公園の備え付けベンチで、拓哉は一枚一枚裏向きに並べる。


「神経衰弱ならぼちぼち楽しめるだろ!」

「まあ時間は潰せるな」


 じゃんけんで拓哉が勝ち、早速札を表に。ハートの六。

 二枚目は──


「まあ、初っぱなから当たるとか豪運の持ち主だよな」

「だよなぁ………」


 捲った二枚を裏返し、俺の番に。

 まぐれで当たることってあるよなぁ………一枚目。スペードの六。


「………」


 拓哉が唾を飲む音がしたが無視。二枚目。


「偶然ってあるモノだよなぁ」

「そうだなっ」


 とりあえず一つ。いやぁ後攻のほうが有利なゲームよのう………これも集団でやるから面白いんだけど。

 俺はまた一枚捲る。クローバーのJ。

 Jは出てないからそこらのを──残念。

 拓哉番だ。捲ったのは──スペードのエース。


 戦いという名の暇潰しは始まったばかり。

 雑談も交えながら、程々に真剣勝負な神経衰弱がはじまった。

バレンタイン編スタート!

え? 何か問題ありますか? ないですよね。

とりあえず次回は恋する乙女を全力で書く。ヤンデレにならないよう気を付けよう! おー!

…虚しいなこれ。(後から虚無感が襲ってくる)

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