表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第四章 精霊達の青春………?
173/318

第170話 第一学年二学期 体育祭24

「さて諸君! 遂に最終日だ!」


 その一声で辺りは静まる。雑談の一つも聞こえないくらいに。

 いや………そこまで真剣に聞く必要もないし、担任も頭痛を抑えているだけだし。あ、そこで俺睨むのやめてくれません?


「我々は今回、十分………いや、十二分に奮闘した!」


 大袈裟に、どこか扇動者じみた動きをしながら続ける。


「最終日………我々一年A組のチームワークの良さを見せてやるぞー!」

『おー!』


 ──と、拓哉と他のクラスメートが申しております。

 だからマツバ女史、俺を睨むな。拓哉を恨め。

 でもまあクラスの一致団結はできてるわけだし? 別に良くね? まあ多少、乗り気ではなかった奴も初日はいたが………。


「よしクロヤ。お前後で職員室こい」

「何故に」


 朝から面d──もとい疲れそうな、体育祭最終日であった。


■■■■


 体育祭最終日は集団競技がメインで行われる。

 二人三脚やクラスリレー等々。地球であった競技は一通り網羅していた筈だ。


「よし! 次は対抗クラスリレーだ! 用意はいいか!」


 おー! と、いい返事が飛び交う。

 うん。良きかな良きかな………。


「それじゃあ行くぞ!」

「よ! 頑張れ一番走者ー!」

「お前達が押し付けたんだろうが!」


 拓哉は一番走者で俺は最終走者、ハギは三番くらいか? まあ頑張るだろ。ハギは。

 なお、各クラス三チームに別れるのだが、何故か俺たちのクラスは戦力を一ヶ所に集めた。

 いやいいけどね? 俺もそれで勝った奴ら知ってるから。

 ………まあこの競技、魔法は身体強化オンリーだしスキルなら余程のモノでなければなんでも使えるからなぁ………何でもありにも程がある。一体誰だよこんなルール作った奴………スキル禁止にした筈だぜ? 俺。

 そんなことを考えていると、拓哉はいつの間にかスタートしていた。

 おぉ………首位ではないが、ついて行ってるなぁ。

 まあ拓哉、魔法は錬金魔法がメインだし、身体強化の魔法はあんまり練習してなかったからなぁ………まあそれでもあれだけ使えるのはすごいけどさ。

 身体強化は誰でも使えるが、結構練習しないとキツいんだぜ? まあ拓哉も自主練習とかはしてたと思うけど………俺達のチームはいつの間にか第三走者になっていた。

 ハギの出番なのだがライアは………真剣すぎるし魔導具の複製は止めてくんない? まあいいけどさ。

 さて早くも第四走者に入った。ちなみに1チーム八人程度ね。ここは八人。ちょうど半分だな。

 五人目は薗部なのだが、やはり素のステータスもあるが速い。

 第六走者は五十嵐。

 彼女は身体強化で無理矢理走っている。いやまあわかるけどさ。運動苦手だと公言してるようなもんだぞアレ。

 続いて第七走者。俺もついに走るのか。

 スタートラインに立ち、第七走者を待つ。

 俺のクラス、何だかんだで三チーム上位に食い込んでるんだよな。

 まあそれもバトンパスのコツにあるわけだが………。

 第七走者が近くに来たので、俺も軽く走り始める。


 そう。俺たちのクラスはアンダーハンドパスを行っているのだ。


 バトンを受け取った俺は『加速』スキルで一気に走る。一周五百メートル。それを十秒とかけず一周するのが最終走者。

 ………他は半周なんだぜ? やっぱ悲しいな。

 まあ九人の所もあるからしゃあないっちゃあしゃあないのだが………うん。七人のとこよりマシってことで。

 俺は首位をキープしたままゴールテープを切った。

はい。更新です。

不定期になってましたねー………いやしばらくバイトもなければ部活もなくて暇なんです。あ、新型肺炎は関係ないです。元々なんですよ。

まあ来月は結構バイトが少ないのですが………まあそれはさておき。


一切触れなかったね啓のことと女神様のこと。

いやしゃーないのよ。次回やるから。たぶん。まあキャラが勝手に動いたら『御愁傷様~』ってことで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ