表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第一章 転生者(精霊)と生活
17/318

第17話 入試当日

ここの回は数回に分けます。

 さて、俺は今、王都の魔法学園の試験会場の中にいる。

 理由はなに? ハギの見送りか? ――いやいや、試験を受ける為に決まっているだろう?

 ……ん? 聞いてない? そりゃぁ、言ってませんからねぇ………………ハギにも。


 ま、まあハギとは違う部屋での試験だし? お、俺の顔も魔法で少しだけ変えたので? 今の時点でバレる可能性は相当低い。


 ちなみに、受験者には番号のカードと受験票が配られており、俺は83番、ハギが51番になっている。

 受験票にも番号が書いてあるが、これは持ち帰り用であり、番号のカードは使い回す物らしい。

 そして受験票は記念品みたいな扱いだ。まあ魔力を記録する道具でもあるのだが。


「受験者は、全員……揃ったな? それでは、筆記試験……開始」


 魔法学園の先生と思わしき試験官の合図で、筆記試験が開始した。

 さて、入試の最初は筆記試験。

 暇潰しになるかなぁ? って思ったんだけど………。



 ………何? コレ、バカにしてんのか? おい?


 俺は、問題用紙を見て思った。

 ――コレ、簡単過ぎね? と。


 まあ、魔法学園入学生の入試としてはいいものだな。そもそもそんな高度な魔法理論とかださないよな。

 ちなみに問題は適当に文を考え、全問正解の回答を書いた。模範回答的なやつを書いた。

 一応、少しは手応えがあった問題もあったが、すんなり解けるだろ、ハギでも。


 開始数分で、全ての問題を解き終えた俺は、問題用紙の裏に、研究中の魔術の事を書いて時間を潰した。


 ……………なんか問題見てると、少し必要ない範囲まで教えちゃったなぁ。

 すまんなハギ。反省はしないが許せ。

 きっと後で楽できるから。


「時間だ! 筆記試験終了! 次の試験場である外へ全員移動を開始しなさい!」


 試験官が煩い。

 まあ響く声ではあるんだけどな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ