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100回目の転生で精霊になりました  作者: 束白心吏
第四章 精霊達の青春………?
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第158話 第一学年二学期 体育祭12

 体育祭は三日に分けて行われる。

 初日は団体競技がメインで、二日目三日目が個人種目。

 大雑把にまとめればこんな感じ。

 そして団体競技に、俺とハギは出ていない。

 まさに今日。俺とハギはずっとベンチで暇なのである。


「──よし、啓! ハギさん! やるぞぉ!」

「「おぉ………」」


 ただ、面倒な男も一人残った。

 言わずもかな。拓哉である。

 先ほど冗談で言った『応援団長』を本気でやろうとしてるところ、やっぱ拓哉だなーとは思うが………ん? そういやコイツ、前世では妻子いたんだよな。

 ………うん。何か不安が過ったが、さすがに保護者になっても目立つような応援してるわけない………よな? な?


「おい! 元気がないぞ!」

「おい、放送に怒られるぞ」


 最初に言ってたからな? 『応援席の生徒は放送の妨害にならない程度の静かな応援を心がけてください』って。まあ応援席なのに静かに応援ってのも不思議だが………まあ拓哉の今のテンションはアウトだよなぁ。

 拓哉もそれを思い出したのか少し苦笑い。


「しゃーない。啓、デジカメある?」

「んなもん持ってきてるわけねぇだろうが」


 ここは保護者席じゃねえんだよ。


「しゃーない。静かに応援するかー………あ、応援国旗ある?」

「日本でもねぇよ。ここファンタジーな世界だからな?」


 魔法あるし魔獣いるし。あとエルフとか魔族も。

 あと獣人もいるなぁ。


「いや………私のついていける話してくれませんかね?」

「そうだなー………ライア探すか?」

「いや目立ってるじゃん」


 だよなー。

 ホント止めてほしいんだけど。特にライアの隣にいる女神サマ。

 わざとやってるだろアレ………。


「つーか隣の人本当に誰なんだろ………」

「知らんがな」


 こらハギ。意外そうな顔すんな。

 今はそういう体で通すだけなんだから………。


「ふーん………まあ、応援しようぜ」

「あー………観戦でよくね?」

「そうだな」


 一生懸命走っている人を前にこんなこと思っていいのかと思うが………ぶっちゃけ応援で「頑張れ」と言われてもどう頑張ればいいかわからんのよ。そもそも頑張ってるのに更に応援で頑張れと言われるんだよ言われる側になってみろ。プレッシャーにしかならねぇぞコラ。

 つってもそこまで考えて応援してる訳じゃあないんだろうけどさぁ………なんか考えてしまう自分が憎い。

 もう少し気楽に生きたいもんだ………それも無理か。


「おー、いい順位だ」

「滑り出しは順調………てか、ガチで手抜いてるな」

「そりゃそうだ! 俺達は楽しむために頑張ったんだからな!」

「理由がおかしいし手抜きせんでも楽しめるだろ………あと、聞こえてるから大声やめような?」


 ちなみに拓哉が手を抜くのは慰労会の為であり、そのために熱心に練習に打ち込んでいた。

 ………もちろん、種目のな?

 ちなみに俺は俺で手を抜く気しかない。

 というか出場種目からして手を抜いてるからなぁ………。


「あ、ケイ! 一位! 今一位だよ私達のクラス!」

「………手、抜くんじゃ?」


 ちなみにもう数種目終わっている。

 その中の競技の一つで一位をとったのだが………拓哉、目ェ逸らすな。


「ま、まあ! 得意種目だったんだろ!」


 ………いや、あれ全力だぞ?

 ウチのクラスの連中の乗りの良さだけは凄いと、今再び認識した瞬間だった。

応援で「頑張れ」とか言う人本当なんなんですかね。こちらとら頑張っておるんじゃボケェ!………と、内心思いながら三年間部活で走っていた記憶がある阿呆です。

まあ応援貰えるということはそれだけ期待されているということでもあるんでしょう………まあ当時の私にとってプレッシャーにしかならない行為だったのです。


そんなクソどーでもいいことはさておき更新です。

最近本業である学業が忙しく執筆が満足にできない………というのは言い訳にしかなりませんね。毎回短くてすいません。忙しいのは事実です。

何度も書いて書き直してを繰り返してコレなんで救いようのない駄文製造器ではありますが、頑張っておりますので。

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