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03 魔王様とお風呂


『では、さっそく風呂に入るとするかの』


 はい! 僕はもう待ちきれません!

 すでに思春期大爆発して動物さんになってしまいそうな僕ですが、もちろんいきなり襲いかかったりなどはしません。

 お風呂に入るのが先決です!


 トキナさんは僕の方を向いて少しだけ恥ずかしそうにしながら、でもどこも隠さずに服を脱ぎ始めた。

 僕も恥ずかしながら服を脱ぐ。


 トキナさんは黒をベースとしたゴスロリみたいな服を着ていた。

 そして中の下着も黒だった。

 すごくエッチな感じの黒い下着です。


 トキナさんが目の前で脱ぐものだからどうしてもそこへと目がいってしまいます。

 そんな僕の視線に気付いたようで、下着が見えた所を再び隠されてしまう。

 僕の視線が変態すぎたか……。


 と思ったら、トキナさんは隠した所を再び見せ、また隠してを繰り返してくる。

 トキナさんのエッチな下着がちらちら見えたり見えなかったりしてしまうので、僕はよりいっそうその場所に意識が集中してしまう。


『ふふふ……。見たいのならもっと見てもよいのじゃぞ。何しろこれから一緒に風呂に入ろうというのじゃからの』


 トキナさんにそう言われてはもう僕は見るのがやめられません!

 トキナさんの方も楽しそうに僕の顔を見つつ、スカートの真ん中を片手で掴んでたくし上げ、中が見えたり見えなかったりする最高の位置でスカートを上げ下げしてくれる。


『本当に嬉しそうな顔をしよるのぉ』


 そういうトキナさんの顔もすごく楽しそうで、かつ満足気な表情をしていた。

 僕はものすごく恥ずかしくなってしまいます。

 でも恥ずかしいけどやめられない。

 もっと見たいです。むしろトキナさんのスカートの中に入りたい!


『ものすごい変態じゃの。じゃがどうしてもと言うなら……入れてやろうかの?』


「はい! 僕トキナさんのスカートの中にどうしても入りたいです! お願いします!」


 僕は即座に全力でトキナさんに懇願こんがんした。


『ふふふ……。本当に素直な奴じゃ。妾は素直な子は好きじゃぞ。ご褒美に妾のスカートの中に入るのを許してやろう。こっちに来るがよい』


 そう言って、トキナさんは再びスカートをたくし上げてくれた。

 僕はドキドキしつつ、たくし上げられたトキナさんのスカートの中へと入ります。


 最高に幸せです!


 まさか、スカートの中と言う神秘の世界に入れるとは夢にも思いませんでした。

 とっても……近いです。

 僕は顔がくっつきそうなほど近くからトキナさんのスカートの中を見させてもらう。

 僕の頭の上にトキナさんのスカートがかかっているのもすごく興奮してしまいます。


『ふふ……。そのままお尻の方にも回ってよいのじゃぞ』


 トキナさんにそう言われてしまっては、もうお尻へと回らざるをえません!

 僕はスカートの中にもぐりつつ、トキナさんの後ろの方へと回ります。

 もちろんその間もトキナさんスカートの中から目を離すことはありません!

 前から横、そして後ろへと、あらゆる角度からトキナさんのスカートの中を拝見させてもらいつつお尻の方へと回ります。


 スカートの中を後ろから見させてもらうのも、最高に素晴らしかったです。

 結局、僕はトキナさんのスカートの中を5分ほど堪能させてもらいました。

 ゆっくりと5週くらいはスカートの中を周回したかも知れません。

 とっても眼福でした。


 でもいつまでも見ているわけにもいかないので僕もちゃんと服を脱ぎます。

 その僕の体をトキナさんも舐めるように見つめてきました。


 気のせいか、トキナさんの目がすごくいやらしい気がする。

 トキナさんが微笑みを浮かべたまま僕の全身を眺めてくるので、僕は恥ずかしさが激ヤバです。


『ふふふふふ。初々(ういうい)しいのぉ』


 あ、この人絶対手練(てだれ)だ。

 実は食べられるのは僕の方だったのかも知れない。


『じゃがしかし、お主本当に男だったのじゃの。男の裸を見るのは初めてじゃが、そんな風になっておるのか』


 何がそんな風になっていると言うのでしょう?

 って、トキナさん男の裸見るの初めてなのか。

 手練とか思ってごめんなさい。


『いや、妾は手練じゃぞ? 男とはしたことないが経験自体はお主が想像すらできぬレベルじゃ。妾が一体どれほど生きておったと思うのじゃ?』


 手練の上にレズでした。

 予想の斜め上を行く回答。


『妾は今まで男には興味がなかったし、主のことは最初女だと思ったのじゃが、主は可愛い顔をしておるからの。主ほど可愛いければ妾も興味がわくというものよ』


 実は僕、普通にしていて女の子に間違われるレベルの中性的な? 顔立ちだったのですが、どうやらそのおかげでレズな魔王様の目にとまったようです。


『せっかくお主のような奴に出会えたのじゃからの。男の体がどうなっておるか興味もわいてきた所じゃし、それは主に教えてもらうとしようかの?』


 体について教えてもらうとかトキナさんいけなさすぎです!

 でもトキナさんがそういうのなら、女の子の体がどうなっているのかはトキナさんに教えて欲しいと思ってしまいます!


『もちろんじゃとも。お主は初めてのようじゃしの。妾の体でよいならじっくりと教えてやろうではないか』


 僕はもう期待でどうにかなってしまいそうです!



 まずは2人ともすっぽんぽんになったので、また5分くらい鑑賞させてもらいました。

 体育座りをしてトキナさんの体をいっぱい見つめさせてもらいます。


 トキナさんは体の向きを変えて前から後ろから全身を見せてくれたり、ポーズを変えて色々な角度から女の子の体がどうなっているのかを僕に教えてくれました。

 トキナさんがすごく丁寧に女の子の体について教えてくれるので、僕もしっかり鑑賞してトキナさんのかわいい姿を目に焼き付けます。


 僕は男の子なので女の子の体がどうなっているかは知りません。

 知らないことを知りたいと思うのは人間としてとても知的なことだと思う。

 だから僕が女の子の体を知りたいと思うのもとっても知的なことだと思うのです。

 だから僕は知的好奇心を全開にしてトキナさんの全身を鑑賞させて頂きました。


 もちろんその後は僕も5分くらい色々とポーズをとりました。

 トキナさんは女の子なので、男の子の体がどうなっているかは僕が教えてあげないといけないからです。


 基本的にはトキナさんのしていたポーズを真似たのだけど、自分でやるとすごく恥ずかしかったです。

 でも裸で体育座りをして僕を見るトキナさんもすごく楽しそうだったので頑張って色々なポーズを取りました。


『大変良く眼福なのである』


 四つん這いになってお尻をトキナさんに向けたりするのはすごく恥ずかしかったけど、トキナさんも満足してくれたようで良かったです。

 先にトキナさんがしてくれた時にはもちろん僕が大興奮でしたし!



 というわけで、互いに体の鑑賞も終わったのでお風呂に入りたいと思います。

 あ、水とかは先に準備していたのですぐ入れます。


『まずは主から入るのが良いじゃろう。妾はその上に入るからの』


 上に入るの意味が分からなかったけどトキナさんの言うまま先に湯船に入りました。

 それほど大きな湯船ではなかったので僕が入るともうスペースがありません。

 と思ったら、トキナさん本当に僕の上に乗ってきました。

 しかも向かいあって!


 上に乗られるとお湯の中でトキナさんと色々なところがくっついてしまいます。

 トキナさんのかわいい姿が目の前にあるだけでも大変なのに、体がくっつくと色々なところから刺激が伝わってきてもう大変すぎて超大変です!


『主は本当に初々しいのぉ』


 そう言いつつトキナさんが僕に3度目のキスをしてきました。

 裸で向かい合っているのでそのまま抱きつかれてキスをされると、唇以外のところも全体的に触れあってしまって大変すぎです!


 とってもハァハァします!


 そうしてハァハァしつつトキナさんの唇やその他もろもろの感触を味わっていたのですが、ここで僕はあることに気付いた。


 そういえば石鹸がない。

 というかタオルもない。

 タオルだけなら服で代用できそうだけど石鹸なしでゴシゴシやると肌に悪そうです。

 僕はともかくトキナさんにはどうなのだろう。


 トキナさんの体なら僕が全身舐めて綺麗にしてあげたいくらいですけどね!


『それじゃ! お主天才じゃの!』


 トキナさんに思考が漏れているのを忘れてアホな事考えたら採用されました!

 ど、どうしよう……。


 いや、ここでいかないで男を言えるだろうか!

 猫などは舐めて体を綺麗にする。

 なら体を舐めて綺麗にするという発想自体は、お風呂で体を綺麗にするという意味においても正しいはずだ!


 そう、これは必要なことなのだ。

 ここには石鹸がない。

 服で体を拭いたらトキナさんの繊細な肌を傷つけてしまうかも知れない。

 なら舐めて綺麗にするしかないじゃない!


 トキナさんの綺麗な肌が痛むことなどあってはならないのだ。

 そのためには、僕が一生懸命舐めてトキナさんを綺麗にするのはある意味使命と言えるだろう。

 男なら使命を果たさねばならない。


『素晴らしい心構えじゃ』


 トキナさんにも褒めてもらえた。



 トキナさんが僕の前に手を差し伸べてきたので、まずは手の指から綺麗にします。

 女の子の指を舐めるというのも初めての経験なので、すごく緊張してしまいます。

 トキナさんの指は細くきれいで、口の中に入れるととてもなめらかでした。


 そのなめらかな感触の指を一本一本丁寧にくわえて舐めていきます。

 あくまで綺麗にするのが目的なのでちゃんと指の根本から先まで丁寧に舐めます。

 ほどなくしてトキナさんの右手の指を全て舐め終わりました。


 そうして左手に移ろうと思ったのだけど、トキナさんはまだ右手を差し出してくる。

 2本の指を一緒に出してきていたので同時に口の中に入れてみます。

 すると、口の中でその2本の指をすごくエッチな感じで動かされてしまった。


 僕がトキナさんの指を舐めて綺麗にしているのか、僕の口の中をトキナさんの指で綺麗にされているのか一瞬分からなくなってしまいます。

 そんな感じで、口の中をトキナさんの指に色々いじくられてしまいました。

 もちろんこれも初めての経験ですがすごく気持ちが良かったです。


 そうして口の中を気持ち良くされてしまいつつ、トキナさんの左手も丹念に舐めて綺麗にしました。


 そのまま腕や背中など、トキナさんの体を余すことなく舐めて綺麗にします。

 トキナさんの耳を舐めると、トキナさんがくすぐったそうに少し動いた。

 その時のトキナさんの顔がすごく可愛かったのでしばらく耳を咥えたりしてしまう。


 もちろん他の場所も舐めて綺麗にします。

 デリケートな場所は特に清潔にしなくてはいけないとも聞く。

 特に清潔にしなくてはいけない場所はもちろん念入りに綺麗にしました。


 ちなみに、実際にやってみると予想外に大変だと言うことに気付かされた。

 あくまで体を綺麗にするというのが目的なので、舐め残しがあってはいけない。

 舐めたい所だけ舐めればいいわけではないのです。


 タオルや手と比べて舌の面積は狭い。

 その狭い面積の舌を使って全身を余すところなく舐めようというのだから、想像以上に時間のかかる重労働となってしまった。


 でも後悔は微塵もありません。

 今までの人生でもっとも幸せな労働だったのですから。

 むしろトキナさんの体をもう2、3週してもいいくらいです。



『当然、主の体も綺麗にせねばなるまいの』


 僕の体も同様の方法で綺麗にしてもらいました。

 トキナさんにとっても重労働だと思うけど、トキナさんも嫌そうな顔一つせず丹念に僕の体を綺麗にしてくれる。


『大変ではあるが、むしろやめられぬ素晴らしい労働なのじゃ』


 トキナさんもノリノリでやってくれたので良かった。

 すごく嬉しくなってしまいます。

 そして、舐めて綺麗にされるというのは想像以上に気持ち良かった。

 なんだか色々な意味で生まれ変わってしまいそうな気持ち良さです。


『ふふふ。主の感情も伝達回路を通して妾に伝わってくるからの。主がどうされると気持ち良いのかも妾には全て分かってしまうというわけじゃ』


 僕がどんな風に気持ち良いのかも全てトキナさんに丸分かりだなんて、恥ずかしすぎてもう頭がフットーしそうだよおっっ!


 そうして僕がどうされると気持ちいいのか分かった上で、より僕が気持ち良くなるようにトキナさんが舐めてくるので、もう本当に気持ち良すぎて僕はどうにかなってしまいそうに気持ちがいいです。


 そうして頭が沸騰しそうになりながら、僕も全身を余すことなくトキナさんに舐めて綺麗にしてもらった。

 これだけでも僕はどうにかなってしまいそうだけど、トキナさんの攻めはこれで終わりではなかった。


『確かに舌で汚れを舐め取るだけでも綺麗になるとは思うが、より清潔さを求めるならば考え得る手段は全てやっておくべきじゃろう』


 というわけで、トキナさんのかわいい体をフルに使って、さらに全身で綺麗にしてもらいました。


 石鹸がないのである。

 なら考え得るあらゆる手段を使って互いの体を清めるのはむしろあってしかき姿勢と言えるだろう。



 ちなみに、あらゆる手段を使っている間に僕の理性が獣に負けてアニマルさんになってしまったのは言うまでもない。


 だが僕は一つ、大きな勘違いをしていた。


 例え僕がアニマルさんになろうとも、所詮は小動物にすぎなかったのである。

 長い時を生きる魔王様の前には、所詮は捕食されるだけの草食動物にすぎなかった。

 つまり……僕の方が逆にトキナさんに美味しく頂かれてしまいました。



 ただ、今まで想像すらしないほどに最高に幸せな時間を過ごしたのだけは確かです。



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