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ギルドの片隅にて…

 数分後、無事に登録作業の済んだ俺達は訓練所に行く前にそれぞれのステータスを確認する事にした。


 

・・・・・・・・・・・

【ネーム】ハクア

【種族】エルフ

【種族Lv】Lv.0

【職業】薬草採取師

【職業Lv】Lv.0

【性別】女

【称号】[運命の女神の祝福を受けし者]

【ステータス】

[HP]26/26

[MP]32/32

[STR]10(+1)

[VIT]12(+1)

[DEX]12(+1)

[SPD]12(+1)

[INT]14(+1)

[MAD]10(+1)

[LUK]10(+30)【ボーナスpt】0pt

【アビリティ】

〔ラックLv1〕

〔野草識別Lv1〕

〔薬草採取Lv1〕

〔薬草知識Lv1〕

【スキル】

《共通語》《エルフ語》


「あっ、あの…頑張ります…ので…よろしくお願いしましゅ///」

「大丈夫!ハクアさんに接敵する前に私が潰しちゃいますから!」


 彼女(ハクアさん)には事前の打合せ通り登録と同時に〔野草識別〕アビリティを取得して貰った。

 取りあえず最初は俺達がハクアさんを護りながら採取系の依頼品回収に励んで貰う形だ。

 幸い『薬草採取師』は特別な技能無しで就くことが出来る職業であった様で、[薬草採取Lv1]と[薬草知識Lv1]が職業取得と同時に取得された。

 基本的にアビリティはApt(アビリティポイント)を消費して取得するのだが、Apt自体は取得済みのアビリティが10の倍数に成った時に1Apt取得可能という仕様な為、どうやら『薬草採取師』は有効アビリティを取得せずにゲームを始めてしまったプレイヤーへの救済的な職業を兼ねているようだ。

 彼女の当面の目標はこの3つのアビリティをレベルアップさせてテイマー用のアビリティを揃える事になる。


 (…それにしても朱鳥、その発言は女の子としてどうかと思うぞ?)


・・・・・・・・・・・


【ネーム】アス

【種族】エルフ

【種族Lv】Lv.0

【職業】軽戦士

【職業Lv】Lv.0

【性別】女

【称号】

【ステータス】

[HP]16/16

[MP]26/26

[STR]14(+2)

[VIT]8

[DEX]12

[SPD]14(+1)

[INT]12

[MAD]10

[LUK]10

【ボーナスpt】0pt

【アビリティ】〔大剣術Lv1〕

〔大剣能力拡大[打ち払い]Lv1〕

〔大剣能力拡大[薙ぎ払い]Lv1〕

〔魔力Lv1〕

〔武器防御Lv1〕

〔避けLv1〕

〔跳ぶLv1〕

〔走るLv1〕

〔瞬発力Lv1〕

〔体術Lv1〕

〔体術能力拡大[掴む]Lv1〕

〔体術能力拡大[絡み]Lv1〕

〔体術能力拡大[投げ]Lv1〕

〔体術能力拡大[反らし]Lv1〕

〔身体強化[STR]Lv1〕

【スキル】

《打ち払いLv1》

《薙ぎ払いLv1》

《ステップLv1》

《ジャンプLv1》

《共通語》《エルフ語》


「み~んな私が叩き潰しちゃいますね♪」


 朱鳥のステータスだ、〔大剣術Lv1〕〔大剣能力拡大[打ち払い]Lv1〕〔大剣能力拡大[薙ぎ払い]Lv1〕〔身体強化[STR]Lv1〕の四つはβテスターの特典で既に1ランク上の統合アビリティらしい。

 因みに武器は[STR]により装備が制限され、防具は[VIT]により装備が制限されるので細腕のエルフやちみっこいグラスランナーであっても要求ステータスさえ充たしていれば大剣だろうが板金鎧(プレートメイル)だろうが装備が可能だ。・・・・・・・・・・・


【ネーム】シル(ミル)

【種族】グラスランナー

【種族Lv】Lv.0

【職業】格闘家

【職業Lv】Lv.0

【性別】女

【称号】

【ステータス】

[HP]24/24

[MP]10/10

[STR]9

[VIT]12

[DEX]16

[SPD]16

[INT]8

[MAD]8

[LUK]10

【ボーナスpt】0pt

【アビリティ】

〔体術Lv1〕

〔体術能力拡大[掌]Lv1〕

〔体術能力拡大[蹴り]Lv1〕

〔体術能力拡大[崩し]Lv1〕

〔体術能力拡大[極め]Lv1〕

〔体術能力拡大[掴み]Lv1〕

〔体術能力拡大[投げ]Lv1〕

〔体術能力拡大[反らし]Lv1〕

〔視覚Lv1〕

〔魔力Lv1〕

〔気Lv1〕

〔避けLv1〕

〔跳ぶLv1〕

〔走るLv1〕

〔瞬発力Lv1〕

【スキル】

《飛び蹴り》

《極め打ち》

《ステップLv1》

《ジャンプLv1》

《共通語》

・・・・・・・・・・・


「「にゃふふ~~♪」」


 シルミルは全く同じステータスだ。

 彼女達は現実世界で合気道を護身術として習っているので、その経験を生かして素手による格闘スタイルでゲームをプレイする様だ。

 因みにリアルでもシンクロ率が高い彼女達だが、昔聞いた所によると傍に居るとシンクロ率が高まり個人としての意思が希薄になり、双子という『個』としての意識になるらしい…つまり意識は一人なのに身体が二つと云う状況みたいだ。

 原因は未だ解明されておらず双子だからとしか言いようが無いのだが、あまり二人の距離を広げると二人共意識が薄くなり植物人間状態の様な昏睡状態になってしまう為、学校等でも常に双子は1セットで行動する事が認められている。 つまり彼女達は『詩瑠玖』『魅瑠玖』と云う個人としてでは無く、二人合わせて『詩瑠魅瑠』としての扱いをするのが正しい。


 (まぁゲーム内なら離れていても実体は現実世界で直ぐ傍に居るのだからトラブルは起きないと思うが…従兄として気にかけておこう、ウン)


・・・・・・・・・・・

【ネーム】ミツルギ

【種族】エルフ(海)

【種族Lv】Lv.0

【職業】重戦士

【職業Lv】Lv.0

【性別】男

【称号】

【ステータス】

[HP]36/36

[MP]22/22

[STR]16

[VIT]16(+2)

[DEX]12

[SPD]12

[INT]10

[MAD]8(+2)

[LUK]10

【ボーナスpt】0pt

【アビリティ】

〔重棍Lv1〕

〔重棍能力拡大[打ち下ろし]Lv1〕

〔重棍能力拡大[薙ぎ打ち]Lv1〕

〔大盾Lv1〕

〔大盾能力拡大[突進]Lv1〕

〔大盾能力拡大[打ち付け]Lv1〕

〔重装金属鎧Lv1〕

〔受けLv1〕

〔避けLv1〕

〔跳ぶLv1〕

〔身体強化[VIT]Lv1〕

〔身体強化[MAD]Lv1〕

〔泳ぐLv1〕

〔潜水Lv1〕

〔魔力Lv1〕

【スキル】

《打ち下ろしLv1》

《薙ぎ打ちLv1》

《チャージLv1》

《バッシュLv1》

《大盾防御Lv1》

《ステップLv1》

《ジャンプLv1》

《共通語》《エルフ語》

《海エルフ式泳法Lv1》

《魔法能力-30%》

・・・・・・・・・・・


 ミツルギのステータスだ…見事としか言えない盾職的なステータスとアビリティだね。

 βテスト時は当然朱鳥よりやり込んでいたらしく〔重棍〕〔重棍能力拡大[打ち下ろし]〕〔重棍能力拡大[薙ぎ打ち]〕〔大盾〕〔大盾能力拡大[突進]〕〔大盾能力拡大[打ち付け]〕〔重装金属鎧〕〔身体強化[VIT]〕〔身体強化[MAD]〕と9つも上位アビリティをコンバートさせている。


「アスさんは俺が護ってみせます!」

「ふふっ、ありがとうミツルギさん。でも私だけじゃ無くてパーティー全体を守って下さいね?」

「ハイ!勿論です!」


 …ホントに判ってるのか?


・・・・・・・・・・・

【ネーム】ミト

【種族】ヒューマン

【種族Lv】Lv.0

【職業】魔法使い

【職業Lv】Lv.0

【性別】男

【称号】

【ステータス】

[HP]20/20

[MP]30/30

[STR]12

[VIT]10

[DEX]13

[SPD]12

[INT]14

[MAD]10

[LUK]10

【ボーナスpt】0pt

【アビリティ】

〔魔力Lv1〕〔魔力回復Lv1〕

〔魔力収束Lv1〕〔詠唱速度Lv1〕

〔魔法能力拡大[威力]Lv1〕

〔魔法能力拡大[数]Lv1〕

〔魔法能力拡大[誘導]Lv1〕

〔魔法能力拡大[範囲]Lv1〕

〔消費魔力減少Lv1〕

〔無属性Lv1〕

〔短槍Lv1〕〔投げLv1〕

〔投げ能力拡大[掴む]Lv1〕

〔投げ能力拡大[誘導]Lv1〕

〔投げ能力拡大[数]Lv1〕

【スキル】

《ブリッツLv1》

《スピアスローLv1》

《小石投げLv1》

《共通語》《エルフ語》

・・・・・・・・・・・


「「…………はぁっ?!?!」」

 ああ、ウン君達が何を言いたいかは判ってる。


「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!コレは何!(無属性なんて私でも知らないよ!)」


 おお!珍しい!朱鳥が俺の事を「お兄ちゃん」なんて呼ぶのは何年振りだろう。


「お、おい勇人!こんなアビリティ俺でも知らないぞ!」


 まぁ隠しアビリティっぽかったしな。…気持ちはわかるけど本名出すなよ。


「?…アスさん、ミツルギさん、ミトさんのステータス何かおかしいんですか?」

「「…???」」


 まぁハクアさんとシルミルは判らないわなぁ。


(…えっとミツルギさん、[無属性]って…聞いた事無いですよね?)

(ああ、魔法の属性は火水土風と光闇の6つだけのはずだけど…)

(ですよね?流石にハクアさんの称号程じゃないと思いますけど…十分爆弾ですよね?)

(…うん、バレたら確実に大騒ぎになるね)

(じゃあ、お兄ちゃんには後で私から伝えておく……いえ、あの白々しくそっぽ向いてる所をみると知っててこのキャラクターを作ってきたんでしょうね…)

(だな、取りあえず情報が漏れない様にハクアさんとシルクちゃんとミルクちゃんには口止めお願い。)


 チラッチラッっとコチラを確認する二人の視線が痛い………コッチみんな!

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