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[運命の女神の祝福を受けし者]

 ハクアさんのステータスを確認すると見慣れない表記が…


「称号[運命の女神の祝福を受けし者]?ミツルギ判るか?」


「んおお!コレはレア物の称号じゃん!」


 レア物って事はありふれた称号じゃ無いんだな。


「へぇーハクアさん良かったね!」


「ハクアさんラッキーですね!


「えっ!えっ?!」


「「お姉ちゃん凄ぉーい!」」


「ハクアさん!称号を選択して表示してみてよ!」


「えっ、えっと…はい」


 [運命の女神の祝福を受けし者]

 ※称号ランク[LE]

 たぐい稀なる運命の悪戯か?本来は掴め無かったはずの運命の女神の前髪を掴む事に成功した者の証。

 女神は貴女に祝福の加護を与える。


 STR.VIT.DEX.SPD.MAD各+1、LUK+30


 『運』を必要とするあらゆる行動に対してプラス補正を得る。


 称号アビリティ[ラック]取得


 アビリティ[ラック]

 ※アビリティLv上昇に伴いステータス[LUK]上昇。

 ※アビリティのアクティブ枠を消費しないで所持可能。



「おお!凄いな!」


 称号一つでステータス35pt分の上昇か、しかも[LUK]は普通はpt割り振れないんだよな?


 (ミツルギさん、コレって!?)

 (あっ、ああレア物どころかLE[レジェンド]って事はへたしたらユニーク称号かも(汗))

 (やっぱり(汗)…えっと他のプレイヤーに知られない様にした方が良いですよね?)

 (ああ、間違いなく大騒ぎになる、ハクアさんの性格じゃトラウマもんだなきっと)


 んっ?ミツルギとアスは何コソコソ話をしてるんだ?………ってかミツルギはいつの間にまともにアスと話せる様になったんだ?


「あ、あのねハクアさん、落ち着いて聞いて欲しいんだけど…」


「ハッ、ハイ」


「その称号なんだけど…凄く貴重な物だと思うの…、多分だけど…現状では全プレイヤーの中でハクアさんしか持っている人が居ないくらいだと思うの…」


「えっ?…ええッ!?」


 へぇーそんなに貴重な物を手に入れたんd…って、何!?


「お、おいそれって」


「うん、他のプレイヤーに知られたら間違いなく大騒ぎになると思う」


 気まずそうにアスが言う。


 あっ、ハクアさん固まっちゃったな…


「あっでも大丈夫!個人のステータスは今みたいに本人が操作しないと観る事は出来ないから!(汗)」


「ああ!俺ら以外とパーティー組んだり、人前でステータス表示しなければ大丈夫!(汗)」


「そ、そうですか?」


「うん大丈夫、大丈夫!(汗)」

 …言えない、こんな雰囲気で俺も火種になりそうなアビリティ持ってるなんて言えない!(汗)


 えっと、此処は話題を逸らそう、ウン(汗)


「と、取りあえずハクアさんのボーナスptとアビリティどうしようか?」


「あっそうですね、アビリティは[野草識別]ならギルド登録後にpt無しで覚えれるので先ずはそれを覚えて貰うとして…ハクアさんどんな戦闘スタイルにします?」


「せ、戦闘…スタイル?」


「ええっと、私は剣で戦う前衛で、この二人は蹴りとか肉弾戦で戦う前衛、ミト兄はその後ろで魔法とか使う中後衛」


「俺は盾や鎧でガチガチに固めて前衛の中でも最前列で壁になる盾職だな!」


「他には後衛で魔法撃って攻撃したり、弓矢とかで攻撃したり、回復魔法や補助魔法で支援したりとかかな」

「あっ、あの…私ゲームでも、その…叩い…たり、斬ったり…とかは…あぅ」


 まぁ気が弱そうだしね……あっ、そうだ!確か…


「なぁミツルギ、確かアビリティにテイマーっぽいのあったよな?」


「んっ?…ああ[餌付け][捕獲][使役]の事か?」


「うん、それと回復魔法辺りを覚えて貰うとかどうだろう?」


「んー確かにペットは女性プレイヤーには結構人気だけど…自分で捕まえるのはかなり大変だぞ?」


「うん、でもあのステータスと称号の特性なら意外とペットに出来る可能性高くなるんじゃないかなってな?」


「・・・確かに有り得るな…ハクアさんペットとか好き?」

「? は、はい、家で犬飼ってますし…普通に好き…だと、思います」


「じゃあさ、このゲームに出てくるモンスターの中にはペットとして自分の代わりに戦って貰えるアビリティとか在るんだけど…どう?」


「えっ?えっと………い、犬…とか居ますか?」


 どうやらハクアさんは犬系がお好きなようだ…家でも飼ってるみたいだしね!


「犬……も居なくはないけど……狼とか狐とかなら確実に居るかな」


「お、狼さんがペットになるんですか!大きさは!色は!ひょっとして乗れたりするんですか!」


 おおぅ、今まで大人しかったハクアさんが急に興奮しだしたぞ(汗)


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