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パーティー結成!

「ねぇ?良かったら一緒に冒険しませんか?」


 アスが助けた女の子に声を掛けている。


「ああ、それは良いなウチのパーティーなら先導役が居るし」


 親指でミツルギを指しつつ言い、次にシルミルの頭に手をポンッと乗せて…


「観ての通り歳若い子が居るからあまりハードな冒険はしないしな」


 俺も身の内から異常に沸き上がる衝動(庇護欲)的にどうにも彼女を放っては置けないしな。


「うっ……エッと…あの///」


 赤面して吃りながら中々返答して来ないが気にせず辛抱強く自分から喋るのを待つ。(しかし赤面して俯きつつ時々コチラをチラッチラッって観やる仕草が俺の内なる衝動を否応にも増大させる、しかも其れが女性特有のあざとい計算的なモノでなく自然(ピュア)なモノな所が…なっなんて恐ろしい娘!)


 こうゆう娘は上手く口に出して自分の意思を伝える事が出来ないだけであって、相手のペースに合わせて聞き手に徹してあげればキチンと考えて返答してくれるはずだ。


 返答を無理強いしたり、急かしたりすると思考が空回りして恐慌を来すか、流されるか…どちらにせよ良くない結果に終わる事が多い。


「…わっ私、口下手で!考えるの…も遅くて…」


「うん」


「だから…れ練習しなきゃって…でも…他に(プレイヤー)がいる…ってしらなくて…そっそれで…も、よっ良い……です…か?」

 よーするに、口下手で会話が苦手だからVRゲーム内で練習しようとしたけれど、いざゲームを始めたら自分が思ってた様な個人向けゲームじゃなく、全く逆の多人数参加型だったと、其のぐらい会話が苦手で、ドジっ娘ですけど良いですか?って事だよな。


 なら答えは勿論… 「良いよな?」一応形だけ皆に確認する。


「勿論です!私はアスです、これからよろしくお願いしますね!」

「「うん♪お姉ーちゃん私達はシルミルだよ♪よろしくね!」」


「おう、ミツルギだ、よろしくな!」


「って事で俺はミト、よろしくな!」


「ふぁ…ハクアです、よっ、よろしくお願いしましゅ…あぅ///」

(噛んだな…)

(ああ噛んだな…)

(噛みましたね…)

((アハッましゅって♪))


「…ふぁぅぅぅ///」


 まぁのっけからハプニングが発生したけど、こうして俺達はパーティーを組むことになった。



◇◇◇◇◇◇◇



「さて、ミツルギ先ずはどうすれば良い?」


 全員がフレンド登録を完了した俺達は、先程の広場から少し移動して端にある芝生地に座って寛ぎながら、この後の行動について簡単なミーティングを行うことにした。


「そうだな…先ずは全員ログインしたばかりでアイテムや装備品も無いはずだから、ギルドに登録しに行って初心者用の最低限の装備品を貰うべきだな」


「成る程」「んで、アビリティのLvUPと資金調達の為に簡単な討伐系クエストでも受けてプレイに慣れてくって感じかな?」


「んっ俺はオッケー!シルミル、ハクアさんはどう?」


「「りょ~かいだよ~♪」」


「あっ、あの…私アビリティと…かと、取って…なくて…」


 んっ?ああ、ハクアさんの目的は会話の練習のつもりだったっけ…


「ハクアさん、ステータス見せてくれる?」

「ひゃっ、ヒャイ!」



・・・・・・・・・・・

【ネーム】ハクア

【種族】エルフ

【種族Lv】Lv.0

【職業】

【職業Lv】Lv.0

【性別】女

【称号】[運命の女神の祝福を受けし者]

【ステータス】

[HP]18/18

[MP]24/24

[STR]8(+1)

[VIT]8(+1)

[DEX]10(+1)

[SPD]12(+1)

[INT]12(+1)

[MAD]10(+1)

[LUK]10(+30)

【ボーナスpt】10pt

【アビリティ】

〔ラックLv0〕

【スキル】

《共通語》《エルフ語》

・・・・・・・・・・・



 んお?何かステータスが凄い事に成ってるぞ?


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