家族①
他の1-2の連中は頑丈なバリアを長時間はっていたため余力が無く、なんとか俺たちは逃げ切ることに成功した。
寮に帰った後クラス会議を開くことになった。
「今回の件は完全に俺のミスだ。どうやらこの学園に絶対的な契約はないらしい。」
「謝らないでくれ、ユーリ。僕も考えが浅はかだったよ。」
数秒の沈黙。
「まっ、誰も死ななかったことだし!今回は良かったじゃないか」
「そうだね、バレッドのおかげでなんと一命をとりとめたんだ、切り替えてい…」
「なんでそんなに能天気なんだ!?こっちはあとちょっとで殺されるとこだったんだぞ!?」
空気を変えようと試みたミューラとジェームズであったが空気の読めないガキんちょ、ダニーの一言で再び空気は消沈ムードに。
「だから脱出なんてしようとするからだろ?男なら正々堂々戦えや、ガキが」
流石のアマーティー、思ってることをズバズバいえてしまうのも怖いものだ。
「みんながみんなお前みたいに何も考えてないバカにはなれねぇんだよ」
「なんだと??」
アマーティーはダニーの胸ぐらを掴んだ。
「やめてくれ、二人とも、今回の件については完全に僕の責任だ。君たちがいがみ合うべきではない」
「ちっ、」
アマーティーは自分の部屋に帰った。
中々うまくいかないもんだな、クラスがまとまるのも。
「とりあえず今日はここまでにしよう。見張りは継続して行って欲しい。」
俺も流石に疲れた。部屋に帰って寝よう。
「バレッド、ちょっとこの後いいかい?」
声をかけてきたのはキリアンだった。
「あぁ、別にいいが、どうしたんだ?」
「ちょっと、ね」
俺たちはキリアンの部屋へ移動した。
キリアンは机の椅子に座り俺は立ちつくした。
「んで、何かようか?」
「まずは今日はありがとう。君のおかげでみんな助かった。」
「あぁ」
「それと、、」
謎に緊張が伝わってくる。何かをした覚えはないんだが。
「単刀直入に聞こう。君は10年前の反乱に関与しているのか。」




