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孤高ノ幻想冒険記  作者: たま
序章
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008話〜買イ出シ〜

5分ほど歩くと大通りの左右に露店がずらりと並んでいた。

露店では、果物やアクセサリーなどはもちろん剣や鎧なども売られていた。


「ツキは、なんの武器にするのかもう決めたのか?」


「う〜ん、まだ決まってないな

色んなものを物色しながら決めようと思ってるんだ

ケンはどうなんだ?」


「そうか、俺は出来るかわかんないけど剣と魔法の混合で魔法剣士とかやってみたいと思ってるんだ」


「魔法剣士か

かっこいいな」


(俺にもステータスさえあれば・・・)


「なぁ、ツキ

俺はあっちの店みたいから1回解散しないか?」


「あぁ、わかった

集合はあの噴水の前でいいよな?」


俺は大通りの先に見える大きい噴水を指さした。

ケンは「わかった」と頷くと目的の店に向かって行った。


(さて、どうしたものか・・・)


そんなことを考えていると露店の方から声がかかった。


「ちょっとそこのお兄さん

損はさせないからちょっと見ていかないかい」


そう言って猫目で小太りのオッサンがゴマすりをしながら俺を呼び止めた。


(怪しいな

詐欺かなにかか?)


そう考えているとオッサンは俺の考えを読んだかのように


「あっしは別に怪しいもんじゃないよ?

見るだけでいいからさ!」


そういうと俺を強引に露店の方へと引っ張った。


「っ!?」


テントのような露店に入るとそこには不思議な光景が広がっていた。


そこは、星が瞬く綺麗な夜空が広がっていた。

目の前には、樹齢1000年などゆうに超えているであろう大樹があった。

大樹には、どうしてかキラキラと輝く実がいくつもいついていた。


「星の大樹へようこそ!」


そこには、さっきの小太りの男とは違う男が立っていた。

その男は、細身だが服の上からでも鍛えられているのがわかりカイゼル髭を生やして単眼眼鏡をかけていた。


「おっと失礼致しました

自己紹介がまだでしたね

私はカルノ=スーザンと申します。

ここの支配人のようなものです

以後お見知り置きを」


と丁寧に自己紹介をした。

しかし今の俺はそれどころではなかった。


(ここは一体どこなんだ

一体何が起こってるんだ?)


疑問に思っているとカルノが答えを教えてくれた。


「ここは時の狭間と呼ばれている場所です

まぁ、端的に言えば異空間ですね

そして私たちがあなたをこの場所に招待した理由はあなたのステータスにあるのです!」


「は?

ス、ステータス?」

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