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旅人のメモ帳

ゆったり待ちなよ

作者: 狐囃子 星治

夫婦は新婚旅行の行き先を決める為に旅行会社を訪れた。

「最近流行りの宇宙旅行がよろしいかと思います」

「オススメは何処かしら」

「地球から100万光年離れたトオイホシなどが人気ですが、私はオクレセイが良いと思います」

「そこはどんな星ですか」

「100光年離れた場所の近場の星で、とてもゆったりと時間の流れるところです」

「素晴らしいわ、最近は慌ただしくて大変だったもの」


 夫婦は喜んでその星に行くことに決めた。

 荷物をまとめ、出発用のワープ港に行き、あっという間にオクレセイにやって来た。

 ひとしきり、ゆったりと楽しんだ5日後に二人は、オクレセイにある帰り用のワープ港にやってきた。

 しかしそこのワープ装置は動かなかった。


 「ああ、50年前に壊れちまったんだ。うちにゃ直せる奴はいないし。まあたった50年の辛抱さ、気長にゆったりと待ちなよ」


 近くにいた男はのんびりと歌っていた。

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